『坂本咖喱研究所』でマトンハイダラバード的なマトンカレー食べる【閉店】

『坂本咖喱研究所』でマトンハイダラバード的なマトンカレー食べる【閉店】

『坂本咖喱研究所』でいいじゃんね?

かつてカレーライスと言えばもったりした日本風なカレーが主流でして、ある意味本場インドのカレーとは別物と呼べる奴が主流でした。

ま、ここら辺は歴史を紐解けば納得な訳でして、いわゆるジャパニーズカレーは大日本帝国海軍が発祥でして、さらにそのルーツはイギリス海軍のカレー的な何かがベースと言われています。

つまり”インド→イギリス→大日本帝国海軍→下町のカレー”みたいな流れでして、流石にベースであるインド的なカレーからは、かなり離れてしまっているのは否めません。

しかし!

何気に日本にはインドとかパキスタンとかネパール辺りのカレー屋さんが多くあり、なんだかんだと本場の味に近いカレー(多少、日本人向けにしてる店も多いので)も21世紀の日本的には日常になって来たと思います。

そして!

従来の日本のカレー的なのと、エスニックなカレーのスパイス感を合わせた様なカレーが、ちょいちょい流行っている予感で御座います。

ま、町田ですと『アサノ』とかメジャーですし、相模原だと『マボロシ』でしょうか?

どちらの店も完全にインド的なカレーって訳では無いのですが、スパイスの使い方などが従来のジャパニーズカレーよりも、より本場っぽい方向性を打ち出していて、その丁度良いバランスと言うか、両者の良いとこ取りみたいなスタンスが人気だったりします。

だが、しかし!

昨今の微妙なカレーブームのせいもありますが、ここ最近はどちらの店も行列が鬼でして、昔みたいにサッと行ってサッと食べる”普段使いのカレー”的な感じでは、ちょっと利用しにくくなった可能性……あると思います。

そんな貴方に朗報です。

「相模原のグルメはオダサガに有り!」と言う説を以前から説いている筆者ですが、今回の店も小田急相模原ら辺で御座います。

何せ「看板の無いカレー屋さん」みたいなのがウリっぽい感じの『坂本咖喱研究所』でして、まだまだ人に知られていないので普通に空席あったりします。

ま、すでに過去に食べた事があり、その味に関してはプルーフされているので、筆者的には余裕ですが、やはり看板も無い感じだと普通の人は入りにくいので、そこら辺でイイ感じに客数を調整してるのかもですね。

『マトンハイダラバード』1000円

こんな感じで、どうでしょう?

ま、特にインスタ映えを狙っているカレーでは無いのですが、オダサガにしては過剰なオシャレ感があると思います。

本当は『和牛すね肉のビーフカレー』(1000円)とか食べようと思っていたのですが、今日のスペシャルは”マトン”を使っているとの事でして、これは試さざるを得ない筆者で御座います。

ちなみに筆者、いつもデカ盛りとか大盛りばかり食べているイメージですが、それはあくまでビジネスでして、出来る事なら”美味しい料理を適量食べたい派”である事を申告しておきましょう。

と、言う訳でボリューム感的には普通な『マトンハイダラバード』ですが、見た目よりもボリュームがあるので、あえて大盛りに行かなくても大丈夫だと思います。

ってか、『坂本咖喱研究所』のカレーはモノにもよりますが、かなりスパイスも尖った使い方をしているので、そんなに量をガツガツ食べるカレーでは無いぞと。

ん~……カレーの方、わりとしっかりトロミがある感じですが、スパイス感の方はまさにエスニックなカレーでして、研究所の名は伊達じゃないなと思った次第。

そして!

これほどスパイス感あるカレーなのに、この圧倒的なマトン(羊)の存在感……キテますね!

ラム(子羊)と違ってマトンはクセが強いのですが、逆にその独特の風味が羊好きには堪らない訳でして、やはりカレーはマトン最強説ってのも嘘ではないかなと。

ま、ここら辺は好き嫌いが分かれる素材ですので万人向けでは無いのですが、逆に『坂本咖喱研究所』の存在自体が「うちのカレーが好きな人だけ来ればいい」みたいな感も無きにしも非ずですので、このくらいガツンと来る素材を使ったカレーこそ、この『坂本咖喱研究所』の真骨頂かと存じます。

ご馳走さまでした!

『マトンハイダラバード』総評

そんな感じの『坂本咖喱研究所』のカレーですので、恐らく『アサノ』とか『マボロシ』のカレーが好きな人なら、そのままハマれる要素があると思います。

しかも!

営業時間も12時前後くらいから(詳しくはTwitterでみたいな?)ってアバウトな感じとか、看板を出さないみたいな自由さ……かなりオダサガだと思います。

実際、オダサガの名店と言えば完全予約制なのに予約出来ない『焼肉はせ川』とか、ハンバーグが超美味しいのに昼の1時間、2時間しか営業しない『おさ』とか、オーダーは最初の1回きりで追加は受け付けない『萬金餃子』みたいなのばっかりでして、逆にそのくらい我が儘な店が流行る地域だったりするのです。

ま、確かに「ひっそり営業してるんだから記事にしない方が良くない?」みたいな意見もミートゥーですがSNS全盛期な今、遅かれ早かれブレイクするのは必至でして、いつまでも人に知られないってのも無理ですし、さりげなく『坂本咖喱研究所』もTwitterの公式アカウントを作ったりしているので、ちょっとは注目されたいみたいな雰囲気もゼロではないかなと。

そんな感じでわりと営業時間とかアバウトですので、『坂本咖喱研究所』が気になる人は公式Twitterの方をフォローしておいた方が良いと思います。

と、言う訳で「最近『アサノ』や『マボロシ』が混み過ぎて全然行けない!ムキー!!」みたいな人は、この『坂本咖喱研究所』でワンチャンあると思うんで、たまにはオダサガら辺にも遠征してみて下さい。

『坂本咖喱研究所』小田急相模原

神奈川県相模原市南区南台5-14-21

営業時間 ほぼ12:00~15:00(売り切れ次第終了)

定休日 日曜日&月曜日【閉店】

『坂本咖喱研究所』Googleマップで表示

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