【ヤマメ&イワナ】管理釣り場『リヴァスポット早戸』を完全攻略してみた【燻製作り】

管理釣り場で釣った魚を燻製にする

昔で言えば釣り堀、今はニジマスなどのトラウトを放流した”管理釣り場”における釣り、すなわち”管釣り”と略されるルアーフィッシング(フライフィッシング含む)とかってブームだったですよね?(今も?)

そして、釣りが上手くなるにつれ「釣った魚をどう食べるのか?」に頭を悩ます事になります。

釣り場にもよりますが、エゲツなく釣れば100匹とかも不可能ではなく、普通に食べているだけでは飽きてしまいます。

ちなみに「食べきれない分は近所に配る!」って人も居ますが、正直に言うと生のニジマスを貰っても困る人の方が多いので、自分が食べる以上の魚を持ち帰るのはナンセンスだと思います。

(美味しい燻製に加工すると喜ばれる事はありますが)

と、言う訳で筆者が始めたのが燻製作りでして、もう何年間もイワナの燻製を作り続けています。

そんな感じでそこそこ燻製作りもベテランになったので、そろそろ燻製の作り方を書いてみようと思います。

「管理釣り場」で魚を調達せよ!

”燻製”と言えばベーコンを思い浮かべる人が大半ですが、実は保存食としての燻製で言えば、川魚の燻製の方が世界的にはメジャーです。

なんで川魚(淡水魚)が燻製に適しているのかって話ですが、海であれば塩は比較的簡単に入手出来ますが、山で生活する人達の場合”塩は貴重品”ですので、結果的に燻製が広まったと思われます。

海なら魚や肉は”塩漬け”にしちゃう事も出来るし、塩を使った”干物”も作りやすいのですが、塩が簡単には手に入らない地域では少ない塩、もしくは塩を使わずに保存性を高める事が出来る”燻製”は無くてはならない生活の知恵なのです。

もっとも、塩は簡単に入手出来るし冷蔵庫もある現代において、保存食としての燻製は手間が掛かるだけで非効率的なのですが、あえて言おう!

「燻製にしか出せない味があると!」

と、言う訳で今は必要に迫られて燻製をすると言うよりは、趣味の一環として燻製作りをする人が多いと思います。

ちなみに燻製にする食材ですが豚バラ肉のブロックをキロ単位で買うと安くは無いですし、スーパーなどで買う魚では鮮度が悪くそこから二次加工しても微妙ですので、自分で魚を釣って来るのがベストです。

筆者、海の魚も一通り燻製にしてみましたが、海だとなんかイマイチなんですよね。

イマイチに感じる要因としては、イワシなどで美味しい奴は”脂が乗っている”と言うか、乗り過ぎているからかなと。

多分、真鯛くらいなら丁度イイ感じの燻製になると思うのですが、タイを爆釣するって事もないので、燻製にするほど数を揃えられないパターンです。

また、燻製は皮付き(丸ごと1匹)を加工するので、海の魚はデカ過ぎるってのもあるかもです。

結果、川魚となりますが一応は都会に住む人ですので、なかなか天然の河川でイワナやヤマメを釣って数を揃えるのが難しい現実があります。

しかも天然の河川だと釣り上がる(下流から上流に向かって釣り歩く)ので、クーラーボックスとか無理ゲーでして、食材調達としては難しい面があります。

その点、管理釣り場ですと釣りが上手くなれば「燻製作りをしようかな?」って思えるくらいの数は揃えられるし、釣り場によっては帰る直前まで魚を生かしておく事が可能で御座います。

イワナの釣り方

わりと”ニジマスを使った燻製作り”とか様々なサイトで紹介されていますが、あまりにテキトーなのが多いので、今回は”魚を釣って捌いて処理して燻製にする”って所まで書いておきます。

大抵の人は「煙を当てて満足しちゃう」みたいな感じですが、筆者の場合は気合いが違うので美味しい燻製が食べたい為、そこら辺は1㎜も妥協しない方向です。

と、言う訳でニジマスでも良いのですが、筆者のホームは”リヴァスポット早戸”ですので、理想はヤマメ、無理ならイワナ、ブラウンを狙って釣ります。

ポイントは「欲しい魚種を狙って釣る」でして、ココを超細かく書くと紙面が足りないので割愛しますが超大事な事だけ三行で、あえて言おう!

「スプーンは全部捨てる」

「ミノーのトゥイッチング主体で釣る」

「とりあえず30回は通う」

以上です。

管釣りと言うと”スプーンの釣り”がメインと思われがちですが、リバスポで色物(ニジマス以外)を狙うならスプーンは必要ありません。

「スプーンも持ってた方が釣りの幅が広がる」と思うでしょうが、それが管釣りの罠でして、ちょっとミノーで釣れないとスプーンに逃げちゃうので、潔くミノーだけで一日中釣りして下さい。

「スプーンでしか釣れない状況もあるだろ」と思うでしょうが、筆者がミノーを極めてからミノーで魚が釣れなかった事はなく、ぶっちゃけ「スプーンがあれば釣れた」と思った事は1度もありません。

嘘です。

何度か「スプーンの方が数釣れたかな?」みたいな時もありましたが、そういう時でもちゃんとミノーだけで良いサイズのイワナとかをキャッチしてるので、特定の魚種を狙うならミノー1択で御座います。

ここまで思い切り良くやらないと狙った魚種を釣る事は出来ないし、サイズを揃える事は難しいと思います。

ちなみにミノーと言っても3種類は必要でして、ざっくり3行で書くと

「スミスのパニッシュ(サスペンド)」

(シュガーミノーでも可)

「スミスのディープコンタクト」

「ディープダイバー系ミノー(シンキング)」

こんな感じ。

ルアーに関しては好きなのを使えば良さそうなもんですが、ぶっちゃけ安いミノーはリバスポみたいに速い流れもある場所には向いておらず、そういう場所でしっかり動いてくれるミノーは、やはり1500円前後の価格帯になりますね。

同じくディープコンタクトは急流直下、落ち込み、深場などのピンポイントで威力を発揮するし、普通のトゥイッチングにスレた魚に対し、Dコンに”ある動き”をさせると釣れたりするので必須です。

ディープダイバー系は意外とリップが石に挟まってロストするので最終手段ですが、真冬で活性が低い時などにボトムを攻めると魚が釣れます。

あとルアーって言うと色とかコダワリが有りそうですが、ぶっちゃけミノーは色よりも”アクション”の方が大事ですので、カラーパターンよりも動かし方を研究した方が結果に繋がります。

一応はナチュラルカラーを軸にして、ナチュラルカラーの金黒、抑えでアピールカラーの派手なのをちょっと持ってればリバスポでは不自由しないです。

ミノーはスプーンと違って”動かしてナンボ”な面が大きいので、ルアーローテーションよりも動かし方が大事かなと。

リバスポでイワナを釣る道具とか?

リバスポは50cmを超えるニジマスがちょいちょい居るし、特別放流魚が”大イワナ”の時は50cm前後の奴が放流されるので、そこら辺も視野に入れたタックルがベストですね。

ポンドタイプ(止水)と違って流れがあるので、大きい魚は微妙な場所に着く事も多く、”魚を掛けたと同時にリールを鬼巻きして上流に歩く”とか普通にあります。

下に落ちたら大抵はロストするし、何より下で釣りをしてる人の迷惑ですからね!

ですのでラインは4ポンド、ロッドとリールもそこに合わせて欲しいと思います。

ちなみに筆者は50cmオーバーのイワナを釣る為にコチラの装備となりました。

リールは径が大きい方がライントラブルが少ない気がするので、ちょっと大きめのシマノ2500番で今は亡き”アルテグラアドバンス”(重さは筋肉でカバー出来る)

まさに必要最低限、貧乏人な組み合わせですが魚は釣れるので問題ありません。

嘘です。

今は5ポンドのフロロカーボンを使っているので、30cm以下の魚は良くバラしますw

ここまで極端にタックルを重くすると、引きの軽い魚が頭を振ると簡単にフックアウトするんで、狙う魚に合わせたタックルはやはり必須ですね。

ま、ラインを4ポンドのナイロンにすると、小物のキャッチ率は上がりますが。

あとは魚が掛かってフッキングした後、竿の方を”ユルく持つ(握る)”みたいなテクニックを使うと、ちょっと小物のキャッチ率も上がりますw

とは言え、大きいイワナは”釣りにくい場所”に居着く事が多いので、そこら辺を狙うならライン5ポンドは必要ってのが筆者の結論で御座います。

「ラインが太いと魚が釣れない」ってのは定説ですが、確かにスプーンくらいじっくり見せるならラインは細い方がベターですが、ミノーのトゥイッチングは”リアクションバイト”的なのが多いので、4ポンドと5ポンドでは釣果に差はほとんど出ません。

そりゃ4ポンドの方がちょっとは余分にバイトがあるでしょうが、その分大きいイワナを逃がすリスクも増えるので、筆者は大きい魚を捕る方を重視しています。

最終的にニジマスは釣れなくなる

ミノーだけを投げ続けてヤマメやイワナを狙っていると、最終的にはニジマスが釣れなくなります。

何故ならヤマメやイワナは速いルアー、わりと機敏なトゥイッチングに良く反応するので、大抵はニジマスよりも速くルアーを動かす事になるからです。

勿論、季節や魚の活性で同じイワナでもリールを巻くスピード、トゥイッチングの量、間隔などなど様々に切り替える必要があるので、「こうやれば釣れる!」みたいなのは毎日違うのは言うまでもありません。

なので、季節によっては寒さに強いヤマメ&イワナと、暑さに比較的強いニジマスの両方が釣れちゃうタイミングもありますが、極論を言うと「ニジマスが掛かっているうちはヤマメとイワナは釣れない」と思って下さい。

そりゃ”数釣れば混ざる方式”でもヤマメやイワナは釣れますが、それは狙って釣るのと違いますし、究極的にイワナを求めるとイワナが好むスピードの釣りになるので、結果的にニジマスはほとんど釣れなくなります。

ま、ここら辺は趣味の領域ですので数釣りが好きな人は、それはそれでエンジョイ出来れば良いと思いますが、食材としてのイワナを求めるなら”狙って釣ると言う意識”が大事です。

あと釣りを長くやってる人の個人的な意見ですが、数釣りに特化すると”作業”になるので釣り自体飽きちゃいますw

漁ではなくゲームフィッシングとしての面白さを追求するのなら、リバスポの場合は”色物”(ニジマス以外)をどんだけ釣るかがテーマとして面白いと思うし、そういう技術を応用すればニジマスも爆釣出来るので、ある程度釣れる様になって来たら、次は”特定の魚を狙って釣る”みたいな目的を持つと毎回の釣行も充実するし、モチベーションも上がると思いますよ。

ちなみにヤマメ、イワナ、ブラウンはほぼ同じ釣り方ですが、ヤマメは超ショートバイトな分だけ難しいです。

あとイトウはまったく逆でスローな釣りの方が良いらしいです。

放流タイムはしっかり稼げ!

「放流したての魚釣ってドヤとかw」みたいな意見もあるでしょうが、管理釣り場の放流タイムで数を稼げないのは普通に”釣りが下手”って事でFAで御座います。

勿論、放流したてのウブな魚を釣るってのも重要ですが、もっと大事なのは「居残りの魚達も活性が上がるチャンスタイム!」ってのが肝となります。

大体、スレた魚も他の魚(放流したて)がルアーを追うと、ちょっとはヤル気が出て来るし、目の前を通るルアーを他の魚が追っていると、思わず我先にと喰い付いてしまう”本能”があるので、そこら辺を利用して難しい魚を釣る訳です。

ルアーをやってると分かると思うのですが、一匹だけでは何をやっても釣れない魚も、他の魚が追ってるルアーには興味を示すので、この”放流タイム”に集中してきっちり釣るのは大事で御座います。

ちなみに放流する時は「釣りをしない」(放流する人が危ないので)とか、「歩いて来そうなルートに荷物を置かない」(魚入ったタモはメチャ重いので)とかマナーと言うかルールがあるので、そこら辺は守って欲しいと思います。

あと”リヴァスポット早戸攻略”みたいな記事なので”美味しい情報”を書いておくと、下側の管理棟前(大きいエリア)の2カ所は最後に魚を放流するので、それぞれ2回(1回の時もあるけども)タモが入るので、ヤマメやイワナも2倍入る好ポイントだったりします。

もっとも、反対側がBBQゾーンで釣り人も他の2倍は居るので、トータルで考えると美味しくないかもですが、色物を狙って釣れる人ならチャンスは2倍なので、オススメで御座います。

あとは土曜日(色物放流の日)で”午前中は雨で午後から晴れる”とか最高ですね。

土日祝日のリバスポは人が多くて地獄を見るのですが、雨だと普通の人は来ないので、逆にチャンスだったりします。

色物狙いなら月曜日も結構釣れます。

やはりヤマメやイワナはキャッチ率が低く、月曜日でもそこそこ数が残っているので、朝から良いポイントを狙って下から上へ釣り歩くと沢山釣れます。

(休日は人が多すぎて場所固定になりがち)

あとは言うまでもなく「釣りは朝イチが最高に釣れる」ので、とりあえず5時半には現地に居ないと駄目ですね。

一応は6時からなのですが、希にお客さんが多いと10分くらい早く券を売ってくれる事もあるので、スタートダッシュする為にも5時半着は必須です。

ってか、10時頃にノコノコ来て釣れるかボケって話でして、下手な人ほど朝イチの1投目を重要視して欲しいと思います。

キッチンバサミとスチールたわしと私

燻製に使う魚はなるべく最高の状態で持ち帰りたいので、釣った魚は帰る時まで網の中で活かしておきます。

ちなみに網はリバスポで安く売っているので、家にあるからと言って海釣り用の奴とか持って来ない方が良いですよ?

60cmくらいまでの魚なら活かしたまま確保出来るので、下手に釣り具屋で買う奴よりも使いやすいと思います。

そして!

超大事な事なので書いておきますが、とりあえず”キッチンバサミ&スチールたわし”は必須ですので必ず持って来て下さい。

まあ、ナイフでも良いのですが今は銃刀法とか煩いので、いくら釣りに行く為に携行するとは言え、キッチンバサミの方が無難ですし作業も早いです。

で、わりと”塩”とか持って来て魚のヌメリと頑張って格闘している人がいますが、そこは”スチールたわし”でOKです。

鱗も落ちるし飛び散らないし、ニジマスのヌルヌルも結構取れるので現場では”スチールたわし最強”で御座います。

ニジマスとか川魚の捌き方ですが、おしりの方の穴にハサミを挿して、そこからエラに向かってチョキチョキと切り開き、内臓と”血合い”を取り出します。

(背骨沿いにある黒い血の部分)

ちなみに頑張っても後ろの方、2~3cmくらいは血っぽいのが残るのですが、そこは頑張っても綺麗に取れないので諦めも肝心で御座います。

ちなみに燻製作りのサイトやブログを見ると、必ずと言って良いほど「頭とエラ下の部分は繋いだままにする。そうしないと首の所で切れて落ちる事がある。」みたいな事をテキトーに書いているので、あえて言おう!

「背骨が繋がってれば100%大丈夫!」

筆者は何百匹と魚の燻製を作っていますが、エラ下を切り離した事で”魚が落下した事は1度もない”と言っておきましょう。

完全に切り開いた方が確実にエラを取れますし、何より作業が早いです。(コレ重要!)

逆に魚を締める時の王道「ハサミで背骨チョッキン締め」は不可ですので、そこら辺だけは周知しておきたいと思います。

現場では下処理だけにしとけ!

ちなみに筆者、食品衛生管理者の資格(受講するだけですがw)も持っていますが、あえて言おう!

「現場では下処理だけにしとけと!」

希に家のキッチンで魚をイジるのが嫌だからと、現場の流し台で魚を3枚におろしている人が居ますが、あの水は水道水ではないので塩素による殺菌効果もなく、そこまで衛生的ではないので、現場で3枚におろすのは食中毒の原因に成り得ます。

魚に限らず肉もですが、基本的には”刃物で切った部分から腐る”ので、3枚におろすと切断面が多くなるでよろしくありません。

逆に内臓の方は、内臓と身の部分にも皮と言うか膜があるので、内臓とエラは取り出した方が鮮度を保てます。

ちなみに燻製にしないでフライ料理とか焼き魚にするなら、頭の下、エラからハサミを入れて背骨をチョッキンし、尻尾の方も背骨ごとヒレの付け根で切断して、後は同じように内臓を取り出すのがベストですね。

頭の下の背骨を切る事で神経を切断出来るし、尻尾の方を切ると血抜きで有利です。

特に大きい魚だと効果あるし、大きい奴は焼くのも難しいからフライにしちゃう事を考えると、頭と尻尾は必要ないですね。

で、全部の魚を切ってから、じっくり内臓を取り出します。

もっとも燻製の場合は頭と言うかアゴの部分にフックをかけて吊しますし、尾ヒレがないと見栄えしないので、内臓を取るだけにしておきましょう。

ちなみにキッチンバサミは100均で買った奴と、1500円くらいで買った奴では切れ味が全然違うので、そこはちゃんとしたのを買って欲しいと思います。

まだまだ続くよ下処理は!

と、言う訳で結局はイワナを釣って捌く所で前半終了となりました。

まあ、ここまでは燻製作りと言うよりは、”管釣りでイワナを釣る方法”みたいな記事ですが、ここまで親切にルアーまで特定して書いているサイトも少ないので、リバスポでイワナを釣りたいって人の参考にはなると思います。

(そんな感じで後半に続く)