『町田商店マックス』って良いよね?
『町田商店』のラーメンに関しては全否定な筆者ですが、『町田商店MAX』のラーメンは好きな筆者で御座います。
ま、何を言っているのか分からない人が多数だと思いますが、それが昨今のラーメン界隈における”不安要素”でして、「自分が食べているラーメンがなんなのか?」すら理解せず、漠然と食べている人が少なくないのは、非常によろしくないと思うんですよね。
もっとも本人が満足しているのなら、それはそれで良いじゃないって話ですが、悪い土壌では良い野菜が作れない様に、ラーメンに対するコダワリが無い世界では、美味しいラーメンも生まれないって事ですよ。
特に工場スープの雑味ない味を”家系ラーメン”と思って食べている人が少なくなく、本当の家系ラーメンに対して”大きな誤解”を与えているのは危惧すべき案件です。
ここら辺、博多ラーメンっぽいチェーン店の『一蘭』もですけども、ああいう工場スープに慣れ親しんでしまうと、本来のラーメンと言うか、本物のラーメンの味が分からなくなるし、そういう親に連れられてラーメンを食べた子供も慣れ親しんだ味に流れてしまうので、最終的にはラーメン業界終了の引き金になると思います。
それはそれで資本主義社会のなので仕方ないのですが、家系モドキが悪質なのは「家系ラーメンを思わせる看板」(〇〇家とか)で、消費者を騙しているのが筆者的にはアカンと思う訳ですよ。
そもそも工場スープを使っているラーメン屋って、「セントラルキッチン方式の方が味も品質も安定する」とか言うわりには、絶対に「うちは工場スープ使ってます」ってのを表面に出さないのが卑怯かなと。
そんなに工場スープである事が”お客様”にとってメリットがあるなら、スープは工場で作ってるって店内やメニューに表示したら良いんじゃないですかね?
『特製チャーハンセット』980円
そんな感じで『町田商店マックス』のラーメンは、店がオープンした時から食べている筆者でして、わりと好きだったりします。
しかし!
今回はラーメンではなく、あくまでも”チャーハン”的な何かがメインですので、迷わず『特製チャーハンセット』をチョイスしました。
で、後で写真を見てみたら『特製チャーハンセット』は50円引きなものの、セットのチャーハンが『半チャーハン』(350円)でして、実は普通に『ラーメン』(680円)と『チャーハン』(450円)の方が、合計価格1130円と150円高くなるものの、チャーハンがフルサイズになるので結果的に”お得”な気がして来ましたね。
ま、何はともあれラーメンから食べる事にしましょう。
ちょいちょい前に店をリニューアルして、店の外観も内装もちょいちょい変わっていたので、スープの方がスゲー気になっていたのですが、今でもちゃんと店でスープを炊いていたので安心した筆者で御座います。
ま、ここら辺は「工場で作ったスープでも美味しければいいじゃん?」ってのも”ひとつの正解”だとは思いますが、筆者的にはスープを炊いてこそのラーメン屋ですので、確かに気分的な問題かもですが気分も含めての外食ですので、そこら辺は妥協出来ない感じでしょうか?
ですので、この日はスープが100%の仕上がりではない(チョット焦がした?)かもですが、あえて言おう!
「味的にはまったく問題ないと!」
多少のブレもラーメン屋の魅力と捉えているので、「マッズ!」みたいなレベルでなければ不問で御座います。
むしろ濃度もしっかり出ているし、相変わらずのブッ濃い目なド豚骨醤油でして、『町田商店マックス』の魅力は健在だと思いますね。
で、『町田商店マックス』と言えば、無料でガンガントッピング出来る”生玉ネギの微塵切り”でして、何気に手切りなのも偉いな~とリスペクトしています。
他にも各種の卓上調味料があるんで、家系ラーメンの魅力は備わっているんじゃなかろうか?
『半チャーハン』
と、言う訳で本日のメインとなる『半チャーハン』で御座います。
まあ、半チャーハンと言う名称ではあるものの、そこまで半分って訳でも無さそうなので、フルサイズと100円しか変わらない点に関しては、特に物申す事もないですかね?
構成としては”ネギ、チャーシュー、卵”って感じでして、普通と言えば普通だと思います。
気になる味の方ですが、これも普通っちゃ普通なんですけれども、逆に普通に美味しいので普通にオススメ出来るかなと。
もっとも、家系の場合は白米的なライスの方が魅力的な場合も多々あるので、あえてチャーハンを食べる意味があるのか小一時間ですが、『町田商店マックス』のチャーシューは燻煙してあって、そのスモーキーな香りが若干ですがチャーハンに移っているので、若干ですが普通よりも美味しいと思います。
ご馳走さまでした!
『町田商店マックス』総評
まあ、そこまで美味しいチャーハンを求めて訪れたって訳ではなく、店がリニューアルしたから「今でもスープ炊いてるのかな?」みたいな再確認って意味で食べに行ったので、本日の食事も満足出来たと報告しておきましょう。
ちなみに気にしない人にはどうでも良い情報ですが、『町田商店』はほぼ全てが工場で作ったスープに統一されていて、筆者が知る限りでは今でもスープを炊いている店を知らないですな。
んで。
この『町田商店』っぽい看板の家系っぽいラーメン屋は、ほぼほぼ同じスープと麺を使っているので、店舗による味の差は少ないです。
ですので淵野辺ら辺で「どこのラーメン屋が美味いか?」みたいな話も出たりしますが、『大和家』も同じ『町田商店』の製麺所から麺を卸していて、スープも店では炊いていない感じですし、『相模原商店』はそのまま『町田商店』と同じ、つまりラーメン談義としてそこら辺のラーメン屋を語り合ってもゼロ点でしょうかね?
同じ工場から出荷されたスープで美味い不味いを語り合うとか、まったく無意味ですし。
むしろ、ラーメンとして語るなら『町田商店マックス』の方でして、いわゆる”町田商店系列”を語るならば、是非とも食べて欲しいと思います。
そんな感じで『町田商店マックス』は良いモノですので、是非みなさんも食べに行ってみて下さい。
『横浜家系ラーメン町田商店マックス』
東京都町田市常盤町3198-1
営業時間 11:00~翌3:00
定休日 年中無休