『七面(しちめん)』営業時間
東京都町田市原町田4-5-19 仲見世商店街
営業時間 11:30~16:00くらい
定休日 火曜日&水曜日(祝日の時は翌日に振替)
町田の仲見世商店街にあるノスタルジックな『七面』
要するに昔ながらのラーメン、”ノスラー”(ノスタルジックラーメン)的な何かですが、普通に町田の古くからあるラーメン屋さんでして、なんと2017年現在、35周年を迎えると言う大御所で御座います。
と、言う訳で町田のラーメンを語るなら、まずは『七面』で食べてから口を開けって事でして、町田のレジェンド店に認定したいと思います。
看板も気合いが入ってますねぇ。
『ラーメン』(700円)
まずはシンプルにして究極、オーソドックスな醤油ラーメン的な何かを頂きましょう。”東京ラーメン”を謳うだけに、いかにもなビジュアルです。
まあ、やや東京都な町田市が東京ラーメンを名乗る事に関しては、賛否が分かれる所ですが、昔懐かしいラーメンって意味での呼称であれば、執行猶予くらい付けても良いと思います。
デフォルトで”胡椒”が問答無用に入るのも、昔ならではの流儀で御座います。
特筆すべきは麺の美味しさでしょうか?
『七面』は自家製麺との事なので、やはり麺に対するコダワリはあると思います。
個人的には可も無く不可も無しな予感ですが、ノスラーってのはこんな感じのラーメン全般を指すので、文化遺産として讃えたいと思います。
『冷やし中華』(大盛り1400円)
昨今、夏になっても”冷やし中華”をメニューに加えない、けしからん店も多いのですが、やはり日本の夏と言えば『冷やし中華』こそ至高かと存じます。
と、言う訳で伝統的な日本の冷やし中華を正しく継承する『七面』でして、筆者も『七面』の『冷やし中華』(大盛り)を食べて、夏の到来を実感する次第です。
まあ、1400円は安くない予感ですが、麺も具材もパネェ感じでモリモリですので、ラーメン2杯食べた値段だと思えば、適正価格と捉える事が出来ると思います。
特筆すべきは……やはり豊富な具材の数々でしょうか?
完全には混ぜてしまわず、微妙にムラを残しながら適度に混ぜる事で、常に味が変化し続けるのが『冷やし中華』の醍醐味かと思います。
チャーシューとハムがダブルで入っているので、深刻な”肉飢饉”に陥る事がないのは流石ですね!
「ってか、麺量ヤヴァくね?」
ちなみに『七面』の『冷やし中華』は、昔ながらのテイストなので、そこそこ酸味と言うか酢が効いているので、下手に啜って食べるとボトムズばりに咽せるので、注意して下さい。
『七面』 総評
町田のラーメンを語る上では、個人的には外せない『七面』でして、『鬼平犯科帳』を読みながら待つ緊張感、店内に響く調理の音など、どれもが素敵な時間となるのです。
と、言う訳で意外と町田市民も行った事がない『七面』だと思うので、この機会にちゃちゃっと食べに行ってみて下さい。
(今は製麺機の故障により、自家製麺ではありません)