『新三陽』って知ってます?
ま、今は”デカ盛り”ってジャンル自体が下火ですのでアレなんですけれども、昔々は相模原でデカ盛りと言えば『新三陽』がメジャーだった時代も有りまして、それなり賑わっていたんですよ。
しかし!
時は21世紀、草食系男子とか細マッチョみたいな意味分からないワードのおかげで、すっかりデカ盛り分野も後退し、ガッツリ食べる若者が減った所に”糖質制限”みたいなパワーワードが登場し、完全にデカ盛り需要は減った可能性……あると思います。
昔は若者と言うか学生、特に体育会系を主体に賑わっていたガッツリ系な定食屋さんも、今では寂しい感じで御座います。
まあ、確かに栄養学的にはスポーツ選手もバランスの取れた食事とかが大事かもですが、どちらかと言うと昔々はガッチリした男臭い系がモテてた時代なのですが、昨今はソレと真逆の男子が注目される時代ですので、女子の目線が気になる若い人はやっぱ御飯を食べないのかな~って。
ですのでデカ盛りの店に行っても若い人の方が少なくて、大半はオッサンばかりな可能性……あると思います。
と、言う訳でコレも時代って奴かもですが、今の『新三陽』は御世辞にも活気があると言い難く、どのタイミングで店が無くなるかって気がするので、改めて行ってみた次第です。
『かつ丼』750円
どうでしょう?
『新三陽』と言えばデカ盛りチャーハンが一世を風靡した感じでして、ぶっちゃけチャーハン以外食べられていない可能性も否定出来ないので、あえて『かつ丼』的なのをオーダーしてみました。
ちなみにコレで普通盛り。
『新三陽』の大盛りはマジで御飯が多いのでってのも有りますが、プラス400円なら……普通盛りで良いかなって思っちゃいました。
ま、全盛期はもっと安かったんですけれども、デカ盛りブームの時に大盛り料金をガッツリ値上げした結果、こんな感じになった訳ですが。
とりあえず……これで750円ならボリューム感を考えるとコスパは高いですかね?
だが、しかし!
『かつ丼』の命とも呼べる豚カツの方は薄カツでして、写真でも肉を肉眼で確認するのは難しいレベルですが、あえて言おう!
「見るんじゃない、感じるんだ!」
そこに肉があるから一生懸命探してしまう訳でして、目を瞑って精神集中し『かつ丼』全体をひとつの小宇宙として捉える事が出来れば、豚カツが厚いとか薄いとかは小さな事で御座います。
ご馳走さまでした!
『かつ丼』総評
ま、とりあえず御飯はボリュームあったので「お腹一杯になったな~」とは思うのですが、やはり一人のカツ丼好きとして『新三陽』のカツ丼を評価出来るかっちゅうたら微妙でして、オススメ出来るかどうかと聞かれたら、その答えは貴方の心の中にあると思います。
とは言え、学生相手のデカ盛り店だと、こういうパターンもあるので筆者的には想定の範囲内でして、ゆえに大盛りには至らなかったみたいな可能性は否定出来ません。
昔の話をしても始まらないのでアレですが、やはり今はチェーン店の方が安い場合も多いですし、ラーメンとかもラーメン自体はさして美味くないチェーン店なら、大抵は”ライス無料”とかスタンプを集めると”トッピングサービス”みたいなのをやっているので、コスパ的にはそっちに流れちゃうのは否めません。
だが、しかし!
何はともあれ相模原のデカ盛り時代を築いた功績は間違いなく、そう言った意味ではお世話になった人も少なく無いと思うので、気が向いたら『新三陽』に食べに行ってみて下さい。
『新三陽』@相模大野【閉店】
神奈川県相模原市南区相模大野6-9-29
営業時間 11:30~14:00 17:30~19:00
定休日 不定休
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