それとなく人気店な『ラーメン食堂粋な一生』
「秋葉原の美味い飯は昭和通りの向こう側!」
この説は何気にラーメンにも当てはまりまして、わりと上位の人気店は駅からちょいちょい離れた場所に点在しています。
と、言う訳でコチラの『ラーメン食堂粋な一生』もちょいちょい離れていて、行った事が無い人も多いんじゃないでしょうか?
しかし!
結構好きな人も多いラーメン屋さんですので、とにかく一度くらいは食べてみるべき案件かと存じます。
『塩ラーメン』720円
塩、醤油、味噌と一通り揃えつつ、他にも限定メニューなどを繰り広げている『ラーメン食堂粋な一生』でして、その守備範囲の広さは秋葉原のラーメン界においても、一目置かれる存在でしょうか?
どうでしょう?
この端正なビジュアルは?
まさに”塩ラーメン”っぽいグラフィックからも伝わる様に、なかなか完成度の高い一杯で御座います。
気になるスープは動物系と魚介系のダブルスープですが、あえて丼の中で両者をブレンドしているとの事です。
ゆえに時間が経っても味が劣化しにくく、特に魚介系の風味は生きてる感じでしょうか?
麺は『浅草開化楼』の中細麺、さすがの美味しさで文句なしです。
チャーシューも丁寧な仕上がり、細切りメンマの歯触りも良好で、実に丁寧に作られた印象です。
『塩冷製麺』夏季限定830円
2017年、コチラのメニューが出て来るかは謎ですが、去年はかなり好評だったので出して来るんじゃないでしょうか?
秋葉原の夏はクッソ暑いので、筆者はあえて”冷やしラーメン”みたいなのをプッシュしたいんですよね!
そりゃ大昔は夏と言えば”冷やし中華”一択でしたが、ラーメンも多様化している21世紀において、冷やしラーメンみたいな選択肢も有りだと思います。
勿論、この『塩冷製麺』も冷やす事を前提に作られているので、スープの油も植物油、チャーシューもさっぱりした鶏チャーシューにするなど、ちゃんとチューニングされている感じです。
特筆すべきはジュレと言いますがゼリー的な何かでして、コイツが微妙な味変を生むのは面白いですね!
またトマトがいい仕事をしていて、ラーメンの具として優秀な予感です。
細切りのメンマも相変わらずの美味しさで御座います。
ご馳走様でした!
『ラーメン食堂粋な一生』総評
と、言う訳でやたらとラーメンの種類が多い店は、大抵の場合”どれもがイマイチ”になりがちですが、この『ラーメン食堂粋な一生』に関しては店主のラーメンセンスが良いので、どれも綺麗にまとめられていると思います。(味噌は食べてないけども!)
と、言う訳で『ラーメン食堂粋な一生』に「行くつもりで行かないと行けない」って感じのロケーションですが、それだけの価値ある一杯だと思うので、是非みなさんも訪れてみて下さい。
『ラーメン食堂粋な一生』@秋葉原
東京都台東区 台東1-27-2 竹善ビル1F
営業時間 11:00~21:00(土日祝日は20:00まで)
定休日 無休