圧倒的に”Made・in・Germany”ですよ!
と、言う訳でAmazonをそれとなく眺めていたら、あの『Turk(ターク)』のフライパンが安く売っていたので、それは衝動買いするでしょ~
いや、あまり料理とかキャンプとかしない人ですと、多分に「Turkって何?」くらいの感想だと思うけれども、わりと調理器具マニアの中ではメジャーな”鉄フライパン”で御座います。
何故、鉄フライパンなのか?
まあ、人によりけりですけれども、一番の理由は「鉄製のフライパンが一番頑丈だから!」って理由ですかね~
ステンレスも頑丈ですけれども、ステンレスの場合は大抵、多層仕上げと言うか、色々な素材を挟んでいたりする為、ステンレス単体で無い場合は、そこまで強度も高くないかも?
まあ、普通に加熱したくらいでは、変形したりしないとは思うけれども。
言うまでもなく一番弱いのは、やはりテフロンみたいなコーティング系のフライパンでして、まあ使い方次第では一瞬でダメになるし、下手すると三ヶ月、せいぜい1年くらいでコーティングの寿命が来るかなと。
勿論、使い方と言うか料理次第ですし、使用頻度で全然変わるので、丁寧に使っていれば2年3年行けるでしょうが。
なんで『Turk(ターク)』が人気なのか?
コレは単純にカッコイイだけと思われ、あとは『Turk(ターク)クラシック』ですと、ドイツのオッサンが、ひとつひとつ手作りしてうんちゃらみたいな、ロマン枠で買う人も多いかなと。
まあ、どのような動機と買おうと自由ですし、そこに優劣は無いので、ドイツとかハンドメイドみたいなロマン重視で買うのも良いんじゃないでしょうかね~
[ ターク ] turk Classic Frying pan 24cm クラシックフライパン 65524 鉄 ドイツ並行輸入品 新生活 [並行...
そして!
わりと大事な事なので書いておきますと、同じ『Turk(ターク)』のフライパンでも、”クラシック”はハンドメイドですが、この”ロースト”は見ての通りプレスによる量産品ですんで、色々と違って来るぞと。
まず値段が全然違うので、やはり作るのに手間と時間のかかるクラシックは超高いですね~
言うても、このローストも国産のと比べたら、さして安くも無いと言うか、普通に高いけれども。
クラシックとローストの決定的な違い
ま、クラシックは持ってないのでアレですが、ローストと何が違うのかっちゅうと、作り方が違うので値段も違うし、取っ手の部分が一体成形か?溶接か?、あとはフライパンの厚さと言うか、肉厚が変わって来る模様。
一応書いておきますと、クラシックは2.5mmとか3mmと言われていて、ローストは2mmとか2.5mmと言われてますね~
まあ、現物を眺めた感じですと、ローストでも2mmって事は無いと思われ、正解は2.5mmだと思います。
ローストの方が正解説!
うん。
ココに関しては人それぞれ見解が違うと思うけれども、個人的にはプレスのローストの方が、安いし使い勝手も良いのかなと。
いや、確かにクラシックの方が、多分に0.5mmくらい分厚い感じですんで、極厚鉄板厨的にはクラシックこそ正義ですが、あえて言おう!
「所詮、ドイツのオッサンだからねと!」
クラフトマンシップ云々言うたトコロで、やはり手作りですんで、出来上がり寸法も個体差があるのは否めない。
勿論、そこに味と言うかロマンがあって「世界にひとつのフライパン!」みたいな感じで、テンションも上がるのでしょう。
だが、しかし!
個体差があるのは外形とかの寸法のみならず、当然ながら”鉄の厚み”も微妙に変化があると思われ、やはりコンマ何mmかの誤差は生まれると思いますね~
その点、プレスでしたら元の鉄板自体は百分台の誤差しか無いと思われ、仕上がったフライパンも、ほぼ均一な厚みになっていると思われます。
まあ、何が言いたいのかと言うと、ドイツのオッサンが手作りしてるのでロマンはあるかもだけれども、厚みが微妙に均一で無いとすると、フライパンとしては致命的かな~って。
言うてもコンマ何mmなので、焼きムラが出る……って程では無いでしょうけれども。
なので、なんでクラシックが極厚なのかっちゅうたら、そこがハンドメイドの着地地点と言うか、丁度良い”歩留まり”なんだと思います。
もっと薄く作ろうとすると、当然ながら手作りで鉄板を叩いて伸ばしていたら、どうしても厚みにムラが出るので、フライパンを薄くすればするほど、焼きムラが出ちゃう個体が増える説。
みたいな問題を解決したのが、プレスして作ったローストな訳で御座います。
いや、厳密には『Turk(ターク)』本社の公式サイト見た訳じゃないのでアレですけれども、工業的な観点で推察すると、上記みたいな理由でクラシックとロースとは厚みが違うんだぞ~ってのは、自明の理かなと。
シーズニングは適当で良い説
ついでに書いておきますと、なんかYouTubeの動画で『Turk(ターク)』のフライパンを調べると、ほとんど”シーズニング動画”ばかりなのは、やっぱそういう事なのかな~って小並感。
いや、確かに”鉄フライパン=シーズニング”ですけれども、そんなに頑張ってやらんでも、ちゃんと使っていれば普通にシーズニングも進むので、最初のシーズニングだけに全力投球する必要は無いぞ~って。
うん。
ここら辺は日本人の性格に起因すると思うけれども、多分に欧米の人達、もっと大雑把に鉄のフライパンを使っていると思われ、「鉄のフライパンを育てる!(キリッ」みたいなのは、ちょっとキモいぞと。
愛着が湧くのは分かるし、モノを大事にするのは結構な事ですけれども、所詮はフライパンですんで、結局は料理に使ってナンボですんで。
いや、あくまでもYouTubeをざっくり拝見させて頂いた感想ですし、全員が全員って訳じゃないけれども、やたらと丁寧にシーズニングしたわりには、いざステーキを焼く時に”火力強過ぎな人”が大多数でして、そのギャップに苦笑を禁じ得ないのは否めない。
『Turk(ターク)』は何も悪くない!
みたいな感じで、すっかり『Turk(ターク)』に対するイメージが下がった感じですけれども、翌々考えてみたら『Turk(ターク)』と言うか、フライパン自体は1mmも悪くないので、そこは忘れちゃダメだぞ~って。
いや、最初のイメージは『Turk(ターク)』のフライパンを使ってる人、なかなかの上級者みたいなイメージだったのですが、蓋を開けたらと言うか、YouTubeを見たらその真逆だった説は否めない。
今現在の認識ですと『Turk(ターク)』をイキッて使ってる人よりも、普通に無名な鉄フライパンを使ってる人の方が、料理は上手そうなイメージで御座います。
うん。
オメーもイキッて『Turk(ターク)』を買った1人だろ説ですんで、人の事は言えないけれども。
そして!
ちょっとは実用的な事も書かないと、記事としての意味が無いので書いておきますが、新しい鉄フライパンは”軽く”シーズニングした後に、ちょっと油を張って何日間か放置がオススメで御座います。
今回、比較対象では無いけれども、もうひとつの鉄製フライパン(燕三条製)を出したついでに、メンテしてみた次第でして、鉄製のフライパンを2個同時にシーズニングすると楽チンだぞと。
コンロで炙ってる時は、休ませてる側のフライパンに油を入れておいて放置。
煙がガンガン出てきたら、油を移し変えて温度を下げつつ、休ませて放置。
で、また片方のフライパンを炙って高温にするパターンで御座います。
何回か繰り返して自分が満足したら、油を入れたまま放置しておけば良いかな~って。
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いや、普通はココで油を捨てて、フライパンを軽く拭いて片付けますが、油を張ったままにしておくと、マジに油が馴染むのでオススメ!
鋳鉄じゃ無いので、油もそんなに染みないかもですが、下手に何度も空焼きシーズニングするよか、油を張っておいたり揚げ物をやった方が、馴染みは早かったりする罠。
まあ、真っ黒なフライパンになるには、やはりそれなりの使用回数が必要ですんで、1回で完璧にシーズニングを決める……ってよりも、最初のうちは簡単で焦げ付きにくい料理だけに絞る方が正解で御座います。
って事で、実際に買ってみた感じ、むしろフライパン的には国産品の方が質が高いかもと思ったものの、やはり単純に『Turk(ターク)』は見た目がカッコイイし、ドイツ製ってのもオツですんで、是非この機会(Amazonで4000円弱)に鉄フライパンデビューしてみて下さい。