『伊峡』(いきょう)
東京都千代田区 神田神保町1-4 中一ビル1F
営業時間 11:00~19:00
土曜日 11:00~18:00
祝日 11:00~17:00
定休日 日曜日
1966年創業!神保町の老舗ラーメン『伊峡』
神保町のレジェンドと言えば『さぶちゃん』ですが、今現在の神保町を代表するラーメンと言えば『伊峡』かなと思います。
嘘です。
まだ『成光』は未食なので結論を出すのは早いと思います。
しかし、神保町の狭い路地には色々な店が隠れているので、ネットの情報だけに頼らず自分の足で店を探すのもオツな気がしますね。
ただし、神保町は平日でもランチタイムになると、美味しい店は100%並ぶので、訪れる時間も大事かと思います。
『半チャンラーメン』(630円)
ある意味”神保町オールドスタイル”と呼べる『半チャンラーメン』で御座います。
半チャーハンも付いて630円、そこら辺のラーメンと同価格、もしくは安いくらいのコストパフォーマンスも驚異ですが、ラーメン自体も”ノスラー”と言う安易なくくりで語るべきではない、もっと深い所にあると思います。
この湯気の量……昨今のラーメンと違い、脂はかなり控え目って事でしょうか?
スープ自体は昨今の”洗練された醤油ラーメン”とは一線を引いた感じですが、まさにオールドスタイルと呼べる風格があると思います。
逆に、この細麺にはシンプルな『伊峡』のスープが合うと思うし、この味が今もファンに好まれているのですから、これもひとつの正解だと思います。
勿論、美味しいラーメンを求めて研究し改良を重ねる店も素晴らしいと思いますが、ひとつの完成された味を守り続ける店もリスペクトだと思います。
特筆すべきはチャーハンの美味しさでしょうか?
店主の繰り出す”魔法の粉”は、小さなスプーンで投げるように散布され、全体を均一にパンチのある味に変えています。
世の中、化学調味料を否定する風潮がありますが、炒飯に関しては”化学調味料を使わなければ、絶対に出せない味”が存在するので、『伊峡』くらいダイナミックに使うのも有りだと思います。
ちなみに本場中国では、”塩1に対して化学調味料1”が黄金バランスとして普及しています。
『伊峡』 総評
『さぶちゃん』と違い『伊峡』にはオカンの強力なサポートがあるので、今でも味はバッチリで御座います。
ですので、個人的には神保町スタイルのラーメンを堪能するなら、今は『伊峡』がベストかなと思った次第です。
と、言う訳で神保町に訪れた際には、是非この『伊峡』で『半チャンラーメン』を食べてみて下さい。