相模原=豚カツ
さして名産の無い相模原ですが、何か相模原らしくて美味しい料理を挙げろって言われたら……とりあえずは”豚カツ”ではなかろうか?
勿論、時代的にはラーメンの方が流行っているし、ここ数年で相模原のラーメンヂカラはグイグイ上がっているのですが、やはり相模原らしさと言うか地域の特色って事で言えば、ラーメンよか豚カツに軍配が上がります。
ま、ここら辺は食に興味が無い人には「豚カツ?相模原?」みたいな感じでしょうが、そもそも相模原って何にも無い様な場所に、それとなく軍関係の施設とかが出来た影響で軍都化したと言うか、周辺の産業も盛り上がった街でして、そこら辺の時代から食べられていた御馳走と言えば豚肉かな~って。
もっとも今現在の相模原自体はそんなに養豚は盛んじゃないのですが、昔々すぐ隣の高座郡ら辺では養豚が盛んでして、富国強兵って感じで相模原ら辺に養豚が広まった模様。
さらに戦後の高度成長期、高座豚よりも歩留まりの良い豚(品種)が増えて来て、高座豚はほぼ絶滅したらしいですよ?
そして!
1980年代に地元の養豚家達が高座豚ブランドを復活させるべく、イギリスで本来のミドル・ヨークシャー種に近いヨークシャー種を輸入し、高座豚を復活させる事にしました。
んで。
今はミドル・ヨークシャー種にランドレース種、大ヨークシャー種、ハンプシャー種を交配させ、意図的に雑種を作って肥育豚を育て、それを高座豚として流通させています。
ま、あまり豚肉を食べ比べる機会って無いかもですが、確かに希に高座豚を買って来ると「ウマッ!!」ってなるので、まだ高座豚を食べた事が無い人は食べてみて下さい。
と、言う訳でなんだかんだと相模原ら辺には昔から美味しい豚肉が流通する経路があり、その流れで美味しい豚カツ屋さんが多い説……あると思います。
(言うても高座豚は高いので、今現在は高座豚を使っている店は超少ないんですよね~)
そして!
一応は書いておきますが、この『ことぶき』も別に高座豚を使っている訳ではありません。
ま、使っている店はメニューとかに「高座豚を使用!」とかデカデカと宣伝しているので、分かると思いますが。
ん~……時期的にはカキフライとかも超食べたいですね~
まあ、ここら辺はタイから帰って来ての”お楽しみ”って事で我慢しましょう!
『フライドチキンカレー』1000円
こんな感じで、どうでしょう?
「あんだけ豚の話をして鶏肉食べるか!」みたいな御意見、御感想はごもっとですが、あえて言おう!
「フライドチキンだ……と?」
いや、この『ことぶき』の『カツカレー』(1070円)は超絶オススメなものの、ネタ的に意表を突いて『チキンカツカレー』(950円)を食べようと思っていたのですが、更に予想の斜め上を行く『フライドチキンカレー』とかあったので、それは気になるメニューじゃない?
と、言う訳でこんな感じで御座います。
ちょっと写真だとボリューム感が掴めないかもですが、普通盛りでこのボリューム……流石は『ことぶき』ですな!
そして!
気になる”フライドチキン”の正体は鶏の唐揚げで御座います!
「お、おう……」みたいな反応が多数と思われますが、多分に鶏の唐揚げマニア的には骨付きなのかどうなのかが、超気になると思うのでオーダーしてみた次第。
ま、フライドチキンと言えばフライドチキンですが、鶏の唐揚げと言えば鶏の唐揚げでして、ネタ的には滑った感は否めないでしょうか?
だが、しかし!
逆に「骨付きだったら食べにくいな~」とも思っていたので、これが出て来て安心した自分も居るよね~
気になる味の方ですが、鶏の唐揚げとカレーライスです。
いや、確かにカレーと一緒に食べないと意味ないじゃんって思うかもですが、一緒に食べるとカレーが勝つので、フライドチキンの衣の味が分からなくなっちゃうのは否めず、意外と別々に食べるのが正解かなと。
もっともフライドチキンも美味しいですし、ライスもたっぷり、カレーには大きな肉もゴロゴロしてるので、なんだかんだと大勝利なランチだと思いますね!
ご馳走さまでした!
『フライドチキンカレー』総評
やはり普通の『カツカレー』(1070円)がベストな予感ですが、鶏の唐揚げ大好きマンならコチラの『フライドチキンカレー』は必食だと思いますね。
鶏の唐揚げ定食とカレーを同時にエンジョイ出来る訳ですからコスパも上々、ボリュームもあって美味しいので満足感はMAXで御座います。
と、言う訳で『ことぶき』初見なら普通のカツカレーをオススメしますが、カツカレー経験者は『フライドチキンカレー』も食べるのが義務な気がするので、何はともあれ『ことぶき』で美味しい料理を食べてみて下さい。
とんかつ『ことぶき』
神奈川県相模原市南区南台5-21-22
営業時間 11:30~13:30 17:00~20:30
定休日 月曜日&第4日曜日