【実食!】2018『大つけ麺博』第2陣も色々と熱かったので御報告@新宿大久保公園【ラーメン】

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『大つけ麺博』第2陣に行ってみた!

さて。

世間一般と言うかネットで話題の「鬼そば藤谷、大つけ麺博で不正投票を呼びかけ失格!」みたいな感じの『大つけ麺博』ですが、あえて言おう!

「不正投票、駄目!絶対と!!」

筆者も『鬼そば藤谷』のラーメンは好きですし、”HEY!たくちゃん”の居る本店まで食べに行く勢いなのですが、それとこれとは別問題、ルールを犯した事に関しては同情する余地は無く、不正投票が発覚した時点で即失格は当然の結果かなと。

『大つけ麺博』10周年特別企画「ラーメン日本一決定戦!!」

新宿歌舞伎町 大久保公園

大久保公園Googleマップで表示

開催期間 10月4日(木)~10月31日(水)

11:00~21:00(店舗入れ替え日は15時まで)

『大つけ麺博』公式サイト

ちなみに裏話にはなりますが、今回の件で関係各所に迷惑をかけたと言う事で、毎週行われる”大つけ麺博ミーティング”と言うか、各陣が始まる時に行われる朝礼に”HEY!たくちゃん”は『大つけ麺博』に参加する各店の店主に謝罪する為、参加しているとの事です。

ま、今の段階では来年以降の出場はどうなるのか等の話は聞いていませんし、そこら辺は主催者が各店舗の”雰囲気”を見て判断する段階と思ったので、「来年は参加出来るんですかね?」みたいな事は聞かなかったのですが、今現在はそんな感じですので「どちらとも言えない」って事だと思います。

ちなみに『大つけ麺博』なのですが、実はみなさんが思っている以上にラーメン屋さん達のモチベーションは高く、本当に『大つけ麺博』に出店する為に全力を尽くしている事は、あらためてアピールしておこうかなと。

例えばとある店は初日は1杯当たりのスープの量を間違えてスープ切れを起こし、次の日はスープは完璧に仕込んだのですがタレの仕込み量を間違え予定杯数を売れず、そのまた次の日は仕込んだスープの寸胴1個分をダメにしてしまい、三日三晩悔し涙で号泣したみたいなストーリーがあったりするのを聞くと、この『大つけ麺博』はまさにラーメン界の甲子園と行っても過言ではありません。

しかし!

『大つけ麺博』に参加した店主達の語る「大つけ麺博に出ると様々なスキルが上がる!」ってのも、そういう熱い想いとイベントならではの経験値、他の店との交流などなど、様々な要素を経験する事で得られるエクスペリエンスから発生する訳でして、そこら辺が『大つけ麺博』に参加するメリットかなと。

と、言う訳で初めての『大つけ麺博』に参加し、イベントの難しさとかで悔しい思いをした店ほど「来年こそ!」みたいな感じになるっぽく、よりレベルの高い戦いが繰り広げられる寸法です。

麺道『夢幻』(長野県)

そして!

『大つけ麺博』に出店する店はそれこそエリート、ラーメン界隈でも人気店、超人気店が出店する訳ですが大事な事なのであえて言おう!

「行列のみで判断するべからずと!」

やはり超有名店と言うかビッグネームは圧倒的に強い、強すぎるのですが、だからと言って他の店のラーメンがイマイチって訳ではありません。

やはり人間、そんなに沢山のラーメンは食べれないので、どうしても「美味しいであろう安定の一杯」を求めて、長い行列の後ろの接続しがちなのですが、時には自分の直感を信じて”気になる店”で食べる冒険心は必要で御座います。

と、言う訳で第2陣、今現在は注目されていない感じな『夢幻』の『鶏そば』は、まさに”隠れた逸品”でして、筆者のイチオシとなっております。

やはりイベントですので海老とか蟹とかウニ、和牛みたいなパワーワードが強いのですが、本当のラーメン好きであれば、この『鶏そば』は必食ではなかろうか?

”鶏ガラ、もみじ(鶏の足)、水”のみで炊いたと言うスープは、まさに鶏スープの見本でして、飲んだ瞬間ビックリするほどの衝撃をもたらします。

透き通る様な食感の細麺との相性も抜群でして、まさに”美味しいラーメン”を三次元化していますね。

しっかりした食べ応えはあるのですが、あくまでも主役はスープって感じのバランスが良いと思います。

さらに!

白髪ネギがスープの旨さを持ち上げていて、実に完成度の高い一杯かなと。

筆者、ラーメンに三つ葉はなくても良くってよ派ですが、この『鶏そば』はかなり鶏の旨味が強いので、舌がスープに馴れてしまったら三つ葉でリセットすると、最初の感動が再び蘇るのでオススメで御座います。

この『鶏そば』はまさに”記憶に残る一杯”だった事を報告しておきましょう。

『麺屋なると』黒部店(富山県)

コチラも筆者がWEB投票で投票しまくった一杯でして、絶対に食べようと狙っていた一杯となります。

ま、やはりコッチ系の”まぜそば”ってのは、胃袋の都合により限られた杯数しか食べれないイベントでは弱いのですが、あえて言おう!

「大丈夫だ、問題無い。」

『大つけ麺博』って確かにラーメン、もとい”つけ麺&ラーメン”のイベントですが、わりと仕事終わりに寄ってビールを飲みながらとか、休日に昼間っからビールを飲みながらってパターンは少なくないので、こういう”まぜそば”系も地味に需要があると思います。

まず、パッと見たビジュアルはやはり”牛モツ”に目が行ってしまいがちですが、この卵の黄身……かなりの張りがありますな!

ちょっと崩して味見してみた所、かなり濃厚な黄身でして、コイツがシンプルな『国産牛もつ濃厚まぜそば』にコクを与えています。

そして!

ピリ辛なタレと太麺の相性……もはや「ビールに合う至高の一杯」と言っても過言ではなく、どのパーツを切り取っても酒との相性が抜群で御座います。

ですので今回、『大つけ麺博』は”鶏の唐揚げ”みたいなサイドメニューが少ない感じですので、コチラの『国産牛もつ濃厚まぜそば』は光るんじゃなかろうか?

勿論、ラーメンと言うか”まぜそば”としても最高に美味しいので、何はともあれ食べてみたらいいじゃない。

寿製麺『中華そば よしかわ』(埼玉県)

正直、SNSでの反応を見ていると「第2陣は様子見する」みたいな意見がチラホラ有りますが、あえて言おう!

「大つけ麺博に死角なしと!」

何気に第2陣は様々なタイプのラーメン&つけ麺が食べられるので、個人的には”穴場の週”だと思っています。

と、言う訳で”女子も大好き貝出汁ラーメン”な『中華そば よしかわ』の『牡蠣そば』でして、コチラも筆者が鬼食べたかった一杯で御座います。

ま、貝出汁ラーメンってそこそこ人気が出て来たので、今はわりと食べられる感じですが”牡蠣100%”ってのは筆者も初めての体験でして、コレは興味が沸くじゃない?

そんな感じで期待感しかない『牡蠣そば』ですが……スープが旨過ぎる可能性が否めません。

なんでしょう?

日本酒を飲む人にしか分からない感じですが、この『牡蠣そば』のスープだけで日本酒が飲めちゃうみたいな?

しっかりした牡蠣の風味と強さのあるスープですが、変なクセや主張がないので、まさに”牡蠣の旨味”のみを味わえる優秀なスープで御座います。

そしてこの味、第2陣のどのラーメン&つけ麺ともバッティングしないので、最初の1杯としても締めの1杯としても最高である事を報告しておきましょう。

『どストライク軒』(大阪府)

まさに全国から美味しい店が集う『大つけ麺博』、こちらの『鶏の旨味爆発!大魔王ストレート』など如何でしょうか?

”水素水”と言うかアレ系をイメージさせるスピリチュアルなPOPには「鶏の旨味 爆発!」って事ですので期待せざるを得ない衝動で御座います。

その長いネーミングからは想像出来ないシンプルなビジュアル、どちらかと言うと”中華そば”なイメージですが、コンセプトとしては「素材を大切に、どの世代にも愛されるまっすぐな中華そば」との事ですので、まさにコンセプトのブレない一杯かなと。

気になる味の方ですが、しっかりした鶏の旨味がある太いスープでして、同じ鶏系清湯スープの『夢幻』と食べ比べてみるのも面白いかと存じます。

ここら辺がラーメンの面白いところでして、同じ風な材料を使ってもコンセプトと言うか狙い所が違うと、全然違うラーメンになるってのが良く分かる感じでして、ラーメンの奥深さ、面白さを再確認出来るかなと。

食べた感じ、こちらの『どストライク軒』の方がパンチはあるので、この『鶏の旨味爆発!大魔王ストレート』の方が美味しいって人も多いんじゃなかろうか?

『頑者』(埼玉県)

「大つけ麺博なのに”つけ麺”が少ない!」みたいな御意見、御感想、ごもっともで御座いますが、あえて言おう!

「そんな貴方に捧げる頑者の一杯であると!」

『大つけ麺博』と言えば『頑者』、『頑者』と言えば『大つけ麺博』でして今年は第2陣に出店で御座います。

ま、今年も『濃厚海老カニ豚骨つけめん』って事ですが、さらにスープを改良し”限界濃度”に仕上げたとの事でして、やはり今年も必食の一杯に数えられる事は間違い有りません。

ちなみに筆者、寸胴の方もさりげなく眺める感じですが、確かに今年は濃度がヤヴァイ可能性……あると思います。

そして!

去年とかは『大つけ麺博』も1杯500円の食べ比べ価格、各店のトッピングや麺量を厳しく限定していましたが今回はそういう縛りが無いので、この『濃厚海老カニ豚骨つけめん』は食べ応えも過去最高な仕上がりでして、麺量もイベントにしてはガッチリしてる事を報告しておきましょう。

ん~……やはり『大つけ麺博』ですので”つけ麺”食べてナンボでして、もはや殿堂入りと言っても過言ではない『頑者』には期待しかありません。

ちなみに今年のスープは去年よりも”海老&カニ”感は控え目と言うか、より豚骨濃度がパワーアップしている感じでして、個人的にはコッチの方が美味しいと思います。

と、言うか『頑者』の場合は良くも悪くも「美味しくて当たり前じゃね?」みたいな小並感から入ってしまうのでシンプルな感想になってしまいますが、何気にマーベラスな一杯でして、これまた第2陣の必食アイテムかと存じます。

またオペレーションも洗練されていてスタッフの配置も万全ですので、土日でもかなりの行列を捌けるポテンシャルがあるので、そこまで行列も長くならないと筆者は予想します。

ご馳走さまでした!

『大つけ麺博』第2陣 総評

みなさん、どうしても”第4陣”に目が行きがちですが、各陣ともに選りすぐりの名店が出店している訳でして、ぶっちゃけ行かなくても問題ないって週は存在しない可能性……あると思います。

特に今回、そこまで東京ではメジャーでない店舗がヤベェので、「知らない店ばかりだから行かなくでもいいか?」みたいなのは失敗でしかないと思います。

もっとも筆者も今回、チカラ及ばず5店舗しか食べれなかったし、第1陣も5杯しか食べれず後悔した感じですので、何はともあれチャンスは逃さず食べてみたらいいじゃない。

確かに1杯850円、ローチケで800円ですので安くは無いと思われるでしょうが、ちょっと電車に乗れば数百円ですし、地方まで行く交通費とかスゲー高いので、こういう機会に全国から集まるラーメンを食べるのは、むしろコスパに優れる事はアピールしておきたいと思います。

あと最近は涼しくなって来たので夜とか寒い感じかもですが、あえて言おう!

「大型ストーブがあるから寒くないと!」

屋根の下に入れば雨でも問題ないし、ストーブもあって快適ですので是非みなさんも『大つけ麺博』に食べに行ってみて下さい。

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