油そばってどうでしょう?
昨今、ラーメンの多様化が進み”つけ麺”の他にも”汁なし”とか”混ぜそば”とか出て来ちゃった感じですが、あえて言おう!
「そこは”油そば”で統一しろやと!」
ラーメンはラーメン、つけ麺はスープ有り、スープと言うか汁が無いのは”油そば”でいいじゃない。
もっとも”油そば”ってネーミングだと「いかにも油っぽい響き」の為にイメージが悪いみたいな配慮とかあったりして、マジ面倒クセーな~と思う筆者です。
いや、実際には油そばって他のラーメンに比べても、特別に油が多い訳では無いですし、背脂ガッツリ系とかラード層の多い札幌味噌ラーメンに比べたら、むしろ油は少ないんじゃなかろうか?
ですので、ラーメンと言うか麺類の歴史で言えばパイセンとも呼べる”油そば”をスルーして、汁無しとか混ぜそば名乗るのは失礼ですし、そもそもラーメン全般、塩分等を考えると御世辞にも健康的な食事とは言い難いので、そこは素直に”油そば”ってデブりそうなネーミングも受け入れるべきだと思います。
ちなみに今回、記事の尺と写真にギャップが生じた為、枕の部分は”糀谷”周辺の適当な写真でお茶を濁しています。
いや~、てっきり日本から絶滅したと思われていた”オモチャ屋さん”も健在とは、なかなか素敵な町じゃなかろうか?
基本、遠征時は最低3食の連食が義務化されているので、こういう”お散歩タイム”は必須で御座います。
『笑麺亭』は平日ランチタイムサービスで”110円までのトッピング無料”みたいなのもあるので、そこら辺に乗ってみるのも正解!
卓上調味料はラー油&酢の定番の他、そこそこ揃っているので一通りのカスタマイズが可能かなと。
しいて言うなら無課金アイテム内にマヨネーズは有りませんが、マヨは油そばのアイテムとしては邪道な面もあるので、オールドスタイルな『笑麺亭』には無いのが正解かなと。
『油そば(並盛り)』760円
こんな感じで、どうでしょうか?
『笑麺亭』は並盛りも大盛りも同一料金ですので、そこは大盛りにするでしょうが案件なのですが、今回も連食ですので自重してみました。
ちなみにトッピングサービスは無難にネギをチョイスで御座います。
さて。
平成から令和になろうと言う今、未だに油そばの食べ方を知らない原始人が地球上に存在するとは思えませんが、あえて言おう!
「丼の底からしっかり混ぜるべしと!」
基本、コレ系のタレって丼の底の方にあるので、下の麺を上に持ち上げる感じで良く混ぜて食べるのがセオリーで御座います。
もっとも、上級者になると最初から100%完全には混ぜずに、あえてランダム感を出す為に7割ないし8割くらいの混ぜ具合でスタートするのも上策だったりします。
つまり!
割とフリースタイルで食べれるのも”油そばの魅力”って感じですので、一番最初はマニュアル通りに食べてみるのも一興ですが、最終的には形に捕らわれずに”無形の型”みたいな自分なりのスタイルを確立するのが良いかなと。
ま、筆者も『笑麺亭』は初見ですので、まずは店のオススメなチューニングで食べてみる事にします。
ほほう……流石に”油そば専門店”だけあって、麺の美味しさはなかなかイイ感じではなかろうか?
そもそも麺の美味しさをエンジョイする為の料理ですので、油そばの命は麺と言っても過言ではなく、やはり『笑麺亭』くらいの美味しさが無ければ商売として成り立たないかなと。
だが、しかし!
薄味派の筆者的にも、ちょいと全体的にタレ感が弱いと思ったので、テーブルにおいてある”追加ダレ”で調整してみます。
ん~……この手探りで味を探す感じ、悪くないじゃない。
ってか、いきなり最初からブッ濃い目ですと調整のしようが無いし、テーブル上に追加ダレがあるのはナイスだと思います。
さらに!
後半は同じく卓上の無課金アイテム”ニンニク”を使って味変して行きます。
おおっ!
予想通りの味に決まったと言うか、やはりニンニク感が決め手となり、全体的に厚みが増した気がしますね。
ご馳走さまでした!
『油そば(並盛り)』総評
流石に油そば専門の人気店『笑麺亭』でして、その美味しさは間違いないかなと。
ま、しいて言うならコレは『笑麺亭』だけに限った話では無いのですが、ラーメンで一番コストの掛かるスープが無いのですから、ラーメンよりも安くするか、同一料金なら麺量はサービスして欲しいかな~みたいな願望はありますね!
そこら辺は店も商売でやってるんで、ユーザーサイドは受け身になるしか無いのですが、多分に麺が同じ量なら利益率は2倍ないし3倍近く違いと思うんで、割高感は芽生えちゃいます。
とは言え、やはりどちらかと言えばラーメン主体、時につけ麺、希に油そばって頻度を考えると「まあ、いっか?」みたいな境地に到り、なんとなく食べちゃってると思うのですが、やはり油そば界隈を流行らせるならリーズナブルと思える価格帯は意識すべきかなと。
現状ですと油そばLOVEなものの、麺を特盛りにしてトッピングを色々と追加したら結構な値段になってしまう店が多いので、だったら麺の旨いG系の店で汁無し食べるのがジャスティスってのを人々が気付き始めたので、今のままでは油そば劣勢は絶対に覆らないし、ラーメン的に流行る事は無いと思うんですよ。
みたいな事は思うものの、この『笑麺亭』の油そばはソコソコ美味しくオススメ出来るので、是非みなさんも油そばを欲した時には食べに行ってみて下さい。
油そば専門店『笑麺亭』糀谷
東京都大田区西糀谷3-43-11
営業時間 11:30~翌2:45
(店長が寝坊した日は開店時間が遅くなります)
定休日 不定休