地域密着型ラーメン店
流石に町田と相模原のメジャーな店は網羅した感のある当サイトでして、なんなら二週目って感じではあるのですが、あえて言おう!
「まだまだ地味な店が残っていると!」
地味と言うたら失礼ですが、特にテレビに出る訳でもなく雑誌とかで紹介される訳でもなく、ずっと地域密着型でコツコツやっている店が残っていまして、この『めんくい』もそんな感じのラーメン屋さんで御座います。
ここら辺の歴史はよ~ワカランのですが、店内に貼ってあった『めんくい』オープン時の写真には”85 5”の文字があったので、恐らく1985年5月くらいにオープンしたと思われますな。
いや、今でこそデジカメからプリントするのでアレですが、昔々はネガから焼いてと言うか現像していたので、写真の右下に日付とか入ってたりするのですよ。
ちなみに昔の写真もお姉様達だけの集合写真だったので、今も昔もレディースのみの構成で営業しているラーメン屋って事でして、意外と珍しいかもですね!
ちなみにパッと見た感じ、ラーメン専門店な雰囲気のある『めんくい』ですが、普通に中華料理っぽいメニューもあるんで、そこら辺でもワンチャンあると思います。
『ワンタンメン』750円
こちらが『めんくい』のワンタンメンで御座います。
基本、一番ベーシックな奴から食べるのが、こういうレビューのセオリーではありますが、『ラーメン』が630円で『ワンタンメン』が750円……したらワンタン入れるじゃない?
ん~……良いですねぇ。
このビジュアル、確かに昔ながらの”中華そば”っぽいビジュアルを残していて、何かを期待させてくれますな!
ちなみにワンタンの方、あまり餡は入っていませんが皮だけではなく、ちゃんとワンタンになっていて、量も結構多めです。
希にワンタンメンなのに”ワンタンの皮だけ”みたいな超手抜きの店が有りますが、いやワンタンの皮だけ浮かべたって意味ないですし、餡が入ってなけりゃワンタンでは無く”ワンタンの皮”ですからね!
さて。
気になるスープの方ですが、なかなか良い感じのスープでして、いわゆる昨今の洗練された意識高い系の醤油ラーメンって訳ではありませんが、昔ながらの鶏ガラと野菜主体で出汁を取った風な味わいで御座います。
家系ラーメンとかラーショみたいな豚骨醤油と違って、スッと入る感じの優しいスープも時には有り難いんじゃなかろうか?
合わせる麺は細麺のストレート、いわゆるエッジが効いてるとか全粒粉入りとかって訳ではない、極普通の細麺なのですが、これも『めんくい』らしくて良いんじゃなかろうか?
まあ、筆者の様なオッサン世代ですと、こういう感じのラーメンも昔懐かしい感じで感慨深いのですが、ヤングな世代の目にはどういうラーメンに写るんでしょうかね?
ご馳走さまでした!
『ワンタンメン』総評
なんだかんだと個人的にはメチャ気に入った『めんくい』でして、これは近いうちに他のメニューを試してみようと思った次第です。
御世辞にも最新の、と言うか時代の先端を走る”意識高い系のラーメン”に比べると、そこまで感動する美味しさとは言い難いのですが、筆者世代にとっては昔懐かしいラーメンでして、そういうノスタルジー感は堪らないですね。
とは言え、スープもちゃんと丁寧に店で炊いているし、麺も平ザルで湯切る等、ラーメンとしての基本はしっかり抑えているので、そこら辺の下手なチェーン店よか、よっぽどラーメンに対して真摯に向き合っていると思います。
そんな感じでこういう”昔ながらのラーメン”を知らない世代にはオススメ出来るか謎ですが、昭和世代の人には響く味だと思うので、是非みなさんも『めんくい』のラーメンを食べに行ってみて下さい。
『めんくい』本町田
東京都町田市本町田2364-4
営業時間 11:30~15:00 17:00~21:00
日曜祝日 11:30~21:00
定休日 水曜日&第3木曜日