『吾衛門』@八王子
東京都八王子市 千人町3-3-3
営業時間 11:00~17:00(土曜日は16:30まで)
定休日 日曜祝日
正直、自分は『吾衛門』派である!
まず、八王子ラーメンを知らない人の為に3行で説明すると、醤油ラーメンに生タマネギをトッピングした、八王子市が誇る地ラーメンで御座います。
そして!
その八王子ラーメンで人気を二分するのが『タンタン』と『吾衛門』でして、どちらが一番かは決められないくらいの接戦でしょうか?
まあ、ラーメンは趣味の食べ物って側面があるので、ここは意見が分かれて当たり前だと思いますので、それぞれが自分のオキニの店を見付ければ良いと思います。
『中華そば』550円
やはりベーシックスタンダードなコチラの『中華そば』から頂くのが、『吾衛門』に対するリスペクトだと思います。
さすがに平日でも行列を形成するだけの人気店でして、特別な派手さは感じられないビジュアルですが、しっかりした美味しさが伝わる静かな迫力があると思いますね。
気になる味の方ですが、豚骨ベースの煮干し系と言う事でして、見た目よりもボディのあるスープで御座います。
とは言え、そこは煮干しと鰹節を合わせているので、ただの清湯系豚骨スープでは終わらない深さがありますね。
ここら辺の豚骨と煮干し感のバランスがイイ感じでして、あっさり食べられるけれども食べ応え、すなわち満足感の高い一杯に仕上がっています。
『チャーシューメン』800円
そして、さりげなく『チャーシューメン』も頂くパターンでしょうか?
肩ロースと思われるチャーシューは柔らかく仕上がっていますが、しっかりとした豚肉の旨さを残しているので、非常に美味しいと思います。
チャーシューは柔らかければ良いってもんじゃないですからね!
気になる麺の方ですが、八王子ラーメンにしては加水率低めの麺との事で、かなりスープの吸い込みが良い感じでしょうか?
しかしデフォルトでも堅めに茹でられているので、ストレートな中細麺の角はビシっと立った感じでして、まさに”中華そば”を彷彿させるソバ感が味わえます。
この麺とスープのバランスに加わる、生タマネギの微塵切りが肝でして、やはり八王子はラーメンのレベルが高いなと感心した次第です。
多分、この『吾衛門』もタマネギの刻む大きさを、わざと変えるコダワリがあると思います。
ご馳走様でした!
『吾衛門』 総評
何気に隣接している町田、及び相模原市民ですが、いまいち八王子ラーメンに感心が薄いのは何故でしょうか?
どちらの都市もラーメン屋は少なくないので、ラーメン文化は定着しているはずなのですが、いかんせん「遠くに行ってまではラーメン食べない」(ドヤ)みたいな土着民ソウルがあるのか、近隣の八王子ラーメンにすら興味を示しません。
しかし!
八王子バイパスも無料になった事ですので、ここは八王子ラーメンの旅とか、ちょっとした休日イベントだと思うので、筆者的には推して行きたいと思います。
と、言う訳でまず八王子ラーメンを食べようと思ったら、この『吾衛門』と『タンタン』を食べて頂けば、その美味しさが理解出来ると思うので、是非みなさんも『吾衛門』に食べに来て下さい。