『麺匠 潮』@神田淡路町
東京都千代田区 神田淡路町2-4-4 アール神田淡路町B1F
営業時間 11:00~19:00
定休日 日曜日
個人的にめっちゃハマる一杯『麺匠 潮』
秋葉原には、さりげなくラーメン屋さんが沢山あり、基本的にはG系(ガッツリ系)ラーメンばかりと思われがちですが、あえて言おう!
「言うほどG系ラーメン多くない!」(少なくもない)
むしろ『青島食堂』や『饗くろ喜』みたいな洗練されたラーメンの方が、店としては多いと思います。
ですので秋葉原のラーメンヂカラを侮るのは、あまりラーメンが分かってらっしゃらない可能性……あると思います。
と、言うのはさて置いて、個人的には秋葉原では話題にならないけど、コチラの『麺匠 潮』を推したい今日この頃で御座います。
『にほんいち醤油そば』870円
こちらが筆者イチオシの『にほんいち醤油そば』となります。
写真の豪華な感じを見ると、色々とトッピングしていそうな気配ですが、実はコレでデフォルトです。
”大盛り無料”のサービスも考えると870円って値段は逆に安いと思いますね!
ちなみに日本一の醤油そばって意味では無く、厳密には”日本一しょうゆ”を使ったラーメンって意味が強いです。
”日本一しょうゆ”は昨今、意識高い系のラーメン屋さんが注目している醤油でして、ここ最近の流行りを通り越して主流にまでなっている、凄い醤油だと覚えておくとラーメンを食べる時に「おっ!」みたいな感じになります。
ちなみにコチラ、やや東京都町田市に会社があって創業は江戸時代の天明7年(1787年)だそうで、まさに醤油一筋の老舗で御座います。
と、言うゴイスーな醤油を用いたラーメンは、醤油ダレだけではなくスープの方も凄い感じです。
POPに書いてあるのを読んでみると、サバ、うるめ鰯、宗田鰹など7種類の乾物、すなわち節系の出汁に最高級の昆布出汁を、通常の2倍使用し時間をかけた”水出し”したとの事。
”水出し”って事は火に掛けないで、水の中に乾物を超長時間浸けているのでしょうか?
確かに一番美味しい出汁を作る為の技法として、煮立てず水の中で出汁を抽出するのは有りますが、それをラーメンでやるとなると、かなり時間が掛かる予感です。
ま、そこら辺の事はマニア以外は気にする必要はないのですが、とにかく『にほんいち醤油そば』のスープは凄いってのが伝われば幸いで御座います。
そしてコダワリの自家製麺も非常に美味しく、中細麺にしては加水率低めでしょうか?
小麦の旨さを前面に出した感じでして、しっかりした歯触りの残る堅さに茹でられているので、まさに蕎麦、もとい中華そば的な感じでスルっと行けます。
文句なしに美味い一杯でした。
ご馳走様です!
『麺匠 潮』総評
やはり『麺匠 潮』と言うと新人賞を獲った『鶏白湯そば』(870円)が有名でして、コチラを食べてしまいがちですが、実は『にほんいち醤油そば』も相当美味い事実……報告すべきでしょうか?
通常、ラーメン屋さんは人気が出て流行ってくるとメニューを増やしがちですが、この『麺匠 潮』は白と黒、上記の二種類で勝負しています。
お店の方針にも”初心を忘れず”みたいな事が書かれていて、それを忠実に実行している姿勢にはリスペクトで御座います。
と言う訳で、筆者イチオシの『麺匠 潮』に、是非みなさんも訪れてみて下さい。