流れるカウンターがナウい!
ま、そもそも昨今のヤングには「ナウい!」とか、1mmも通じる気がしないけれども大丈夫だ、問題ない。
昔々その昔、日本が好景気だった時代がありまして、その頃は飲食店も様々な”遊びゴコロ”があった説で御座います。
今となっては回転寿司とか、遊びゴコロと言うよりも実用性ですけれども、回転寿司が出来た当初は盛り上がりましたからね~
他にも”純喫茶”みたいなジャンルも、当時はメチャメチャ流行った説でして、それまた文化のひとつとして定着していたぞと。
ちなみに純喫茶ってそんな感じで、若者文化の中心地でもあったので、あれこれ純喫茶発祥の流行りが生まれたりして?
そんな文化の切れ端を、令和な時代に体感出来るのが沼津駅ら辺にある『どんぐり』で御座います。
『どんぐり』のメニュー
って事で、今現在のメニューはこんな感じ~
前はレジのトコロで食券を買う?スタイルだった記憶ですが、そこそこ前から食券販売機になっております。
まあ、コッチの方が馴染み深いし使いやすいので、そこら辺は問題ないと思いますね~
いや、昔々は食券と言うか、食券札を有人のレジで買う的な、食券先買い方式の定食屋さんとかが、わりと存在していた説。
今は……まあ、鬼頑張って探してみたら、都内に何店舗かあるかもですけれども、ほぼ絶滅したと言っても過言じゃないぞと。
ん~……メニューを眺めた感じですと、パフェと”きしめん”が主力かな?
沼津辺りですと、まだまだ”きしめん”圏内では無いけれども、どうなんでしょうかね~
そして!
この『どんぐり』も何度も来ていると言うか、沼津に来たら極力寄るようにしているのですが、あえて言おう!
「水が流れるカウンターですと!」
回転寿司にヒントを得たのか、大昔に流行った”流れるプール”に感化されたのかは謎ですけれども、この『どんぐり』最大の推しポイントは、この水が流れてるカウンターで御座います。
いや、令和な時代の今となっては、機械の工作精度もメチャ上がっているし、モーターとか電気回路の耐久性も全然違うので、普通に回転寿司みたいなモーター駆動でも良いけれども、昔々はそれなり技術力が今よか低い為、こういう方式も有りかな~って。
この『どんぐり』は2025年の7月で49周年らしいので、おそらく開業当初はペットボトルの素材、ポリカーボネイトとか、テフロンみたいな材質のモノは無かったと思われ、そう考えると……”水と桶”ってのも、ひとつの正解かなと。
今でこそ素材もあれこれあるし、技術の進化もあるので回転寿司みたいなマシーンも、わりと作りやすいかもですが、49年前に作れっていわれたら、結構悩むと思いますよ?
しかも量産品では無いとなると、よりコストもかかっちゃうので、この水を使うって発想は、かなりの天才だと思います。
『かまぼこ茶漬』580円
こんな感じで、どうでしょう?
まあ、この『どんぐり』には何度か来ていて、何度も記事化しているので、とりあえず食べて無さそうなメニューをチョイスしてみた次第。
いや、茶漬っちゅうても色々な種類があったのですが、とりあえず一番”タンパク質”が多そうな『かまぼこ茶漬』を食べるでしょ~
”かまぼこ”って地味なアイテムですけれども、タンパク質的には非常に優秀ですからね?
しかも!
まあ、沼津はそうでも無いけれども、やはり静岡県的には”かまぼこ”って食品のメッカみたいなもんなので、この『どんぐり』で『かまぼこ茶漬』を食べるのは、ある意味では必然で御座います。
ってか、本当は定食とかを食べたい気持ちもあったのですが、すでに餃子を2軒巡って来た直後ですんで、そこまで胃袋に余裕はないぞと。
って事で、気になる味の方ですが、あえて言おう!
「かまぼこって美味しいねと!」
思えば茶漬に蒲鉾を入れた記憶が無いかもですが、コレはコレで有りかな~って。
ご馳走様でした!
『どんぐり』総評
と、言う訳で昭和の文化遺産『どんぐり』でして、沼津に行ったらココに寄らなきゃダメだぞ~って。
まさに唯一無二の存在でして、この『どんぐり』の代用は何処にも無い説で御座います。
他にも店内には現役で稼働している”ジュークボックス”もあるので、そこら辺もマニア的にはレアだぞと。
そんな感じの『どんぐり』でして、沼津駅からも徒歩で近い距離感ですんで、是非みなさんも訪れてみて下さい。
『あんみつ・きしめん どんぐり』営業時間
静岡県沼津市大手町5-8-22
営業時間 11:00~19:00
定休日 水曜日&木曜日