久し振りにサンダルを買う!
基本、仕事の関係で安全靴ばかり履いていたし、バイクに乗る時もブーツなので個人的にはサンダルを履く機会ってそんなに無いのですが、やはり東南アジアに行くと雨期とかあるしスコール的な豪雨もちょいちょいあるので、そこはローカルの人を見習ってサンダル履いてもいいじゃない。
と、言う訳でタイとかフィリピンに居る時に、それとなくサンダルを探してみたのですが、いわゆる『クロックス』みたいなのは意外と高くて、日本円にしたら結局は5000円近くする罠で御座います……。
いや、「物価が安い国で5000円もするサンダルが売れるのか?」みたいな疑問はあるのですが、やはりブランド品の正規品はそれなりの値段でして、だったらAmazonで買いますよと。
で、ついでに古くなったトイレ用のスリッパも本物の”便サン”にしてみました。
この”ニシベケミカル”の『ダンヒル』(便所サンダルの正式名称)の足に吸い付く様な謎のフィット感、通常のザクの3倍のスピードで便意が込み上げて来るのでオススメで御座います。
そして!
先日、ふらっと『ワークマン』に行ってみたら、なんかソレっぽいサンダルが売っていました。
で、値段を見てそのまま買い物カゴに入れてしまう程の安さでして、下手にタイやフィリピンでサンダルを買うよりも安いくらいの税込み580円は、試してみてもいいじゃない?
『クロックス』vs『クロッグ』
と、言う訳で正規品……もといオシャレサンダルの元祖『クロックス』(クラシック グラフィック2.0)と、『ワークマン』で売ってた580円の謎サンダルを比べてみましょう。
ちなみにパチもんサンダル、もとい謎サンダルは『ワークマン』のカタログを見ても乗っておらず、恐らく他社製品をワークマンで売っているのか廃番になったのかは謎ですが、インターネットで調べてみた結果、商品名は『クロッグ』である事が判明しました。
ま、ぶっちゃけ『クロッグ』の偽物と言うかコピー商品って星の数ほど世にあるので、特に『ワークマン』がパチったって訳でも無いかもですし、どこの靴屋と言うかシューズコーナーでもソレっぽいのは売られているので、あえて『ワークマン』のを試す必要があるのかって話ですが、一応は”しっかりした品質の商品しか売らない店”みたいなイメージを築き上げて来たメーカーなので、恐らくパチモンの中では上質なサンダルなのかなと。
しかも!
名前まで『クロッグ』的な感じで寄せているので、何かしらの自信があるのでしょう。
ま、パッと見た感じのデザイン感は、甲乙付けがたい……と、言うよりはかなり本家に寄せているので、穴の形こそ筆者が買ったモデルと違うとは言え、ほぼほぼ同じかなと。
手に持った感じ、どちらも同じ重さでして、各部分の”厚さ”もほぼ同じ感じで作られています。
ですので、恐らく材質はどちらも同じではないでしょうか?
ちなみにサンダルって言うと”ゴム”なイメージですが、マジにゴム製のサンダルだと重いので、今の時代はより耐候性に優れた”EVA”って素材を使っています。
スペック的には”-20度~60度での使用が可能、紫外線や耐オゾン性にも優れ、比重が軽く軽量、ゴムよりも用意に素材自体を着色出来る”みたいな特徴を持っている模様。
つまり!
『クロックス』も『クロッグ』もサンダルとしてベストな素材を用いているのは、間違い無さそうです。
しいて言うなら『クロックス』はベトナム製、『クロッグ』は中国製でして、そこら辺の差なのか、靴裏などの単色部分を見ると、微妙に中国製の方は色にムラがあるかもです。
ま、実用上は問題ないとは思いますが、やはり中国って勝手に素材を変えるクセがある国なので、個人的にはベトナム製の方が信頼出来ますね。
ちなみにソール(靴底)のパターンですが、本家『クロックス』の方がパターンの彫りも深いし、なんとなくグリップしそうなデザインに見えます。
逆に『クロッグ』の方は「金型作るのメンドーだったのかな~」みたいな簡素な感じでして、少なくとも土の上ではグリップが劣ると思われます。
もっとも、基本的にはシティーユースならアスファルトとかコンクリートの上、せいぜい砂利道の上しか歩かないので、グリップ云々は問題になる場面も無いかなと。
ソールの厚みはどちらも同じくらいでして、あまりソールの反り返りはないタイプのサンダルの為、歩き心地も大差なさそうです。
気になる足裏の部分ですが……かなり本家を意識したパターンなものの、やはり微妙に手抜き感がある感じでして、明らかに『クロックス』の方がイイ感じで御座います。
ま、そうは言っても「実用上は大差無いレベル」ですので、”モノ造り”としてのクオリティーを求めないなら、『クロッグ』でも死にはしません。
つま先の方ですが『クロックス』は全て均一な厚みで作られてそうですが、『クロッグ』の方はつま先が厚くなってますね~
サイドを見ると微妙な違いが分かるかもですが、『クロッグ』の方はほぼ扁平、『クロックス』の方はそれなり足のアーチを意識したデザインになっている模様。
もっとも、実際に履いてみると分からないレベルですし、サンダルで何十キロも歩く事も無いと思うので、サンダルとしては微妙な差だと思います。
結果発表!!
と、言う訳で色々と比べてみた結果、『クロックス』も『クロッグ』もサンダルとしての性能は大差ないであろうと言う結論になりました。
若干、細かい部分でやはり『クロックス』が優れているし、むしろ『クロッグ』の方が優れている部分っちゅうたら値段くらいで御座います。
ですので、さしてブランドにコダワリが無いのであれば、『クロッグ』を買っても後悔する事は無いでしょうか?
しいて言うなら、タイやフィリピンで履く前提ですと、やはり『クロッグ』はパチものの領域を出ないので、「この日本人、金持ってねぇな~」みたいなファーストインプレッションを相手に与えるので、個人的には『クロッグ』推奨で御座います。
ちなみに「金持って無さそうな方がぼったくられないし、強盗にも遭わないんじゃね?」とか思うでしょうが、実際に金を持ってる持って無いに関わらず、ぶっちゃけ日本人相手なら容赦なくぼってくる輩は鬼ぼって来るので、安物を身に纏っていると夜の社交場で「ダッサ!」と思われる分だけ損するので、あえて『クロッグ』を海外に履いて行く必要はありません。
あと、やはり『クロックス』はブランドイメージがあるので、3年4年と使い込んだ場合の耐久性も優れている可能性が高く、やはりコダワリがある人は『クロックス』1択かなと。
そんな感じで『クロッグ』はカタログ落ちしてる可能性も高いので、気になる人は速攻で買っておいて下さい。