川魚って食べてます?
スーパーでも川魚と言うか、季節であれば鮎、それ意外ならニジマスくらいは売っているかもですが、あまり釣りをしない人は川魚を食べないイメージ。
ま、実際にニジマスもスーパーで売られているのはアレでして、ニジマスを食べまくった筆者から見ても、決して美味しい感じではないのですが。
と、言う訳で今回は『飄禄玉』(ひょうろくだま)に行って来ました。
相模原の食ツウの方達であれば知っている『飄禄玉』ですが、多分にヤングな世代は知らないと思うので、この機会に布教してみるも一興かな?
え~、この『飄禄玉』は昭和34年(1959年)の創業って事でして、相模原でも飲食店としてはかなり老舗の部類に入ると思います。
そんな感じの『飄禄玉』ですので、店内もかなり渋い感じでして、昔ながらの雰囲気をエンジョイ出来るのですが、あえて言おう!
「クーラー弱なのに結構、涼しいと!」
まあ裏山は緑がモッサモサですし、目の前は”八瀬川”と田んぼですので、地形的にもそりゃ涼しいでしょうがよって話ですよ、お客さん!
ちなみに裏山と言うか崖的な何かから湧き出た水を使って、自前の池でも魚を養殖してるっぺぇですな。
まあ、この綺麗な湧き水で育てているなら、魚の方も美味しいんじゃなかろうか?
そして!
店構えからもお察しですが、この『飄禄玉』はちょっとリーズナブルとは言い難い価格帯で御座います。
とは言え、普段は結構コスパを重視したランチばかりですので、時にはこういう店も有りじゃない?
ん~……わりとメニューで悩んじゃいますな!
基本は3秒あれば大抵の事は決められるのですが、自分でも『リヴァースポット早戸川』とかで釣りまくりで料理しまくりですので、どうしても「自分で作ればいっか?」みたいなメニューは避けたい気持ちが芽生えます。
『鱒寿司』(2切で1000円)とかも……自分で作って食べてたからな~
やっぱ『鮎の塩焼き』とか定番な気がしますね~
なんだかんだと値段を考慮して消去法になってしまう罠でして、ここら辺が釣りする人の抱える悩みで御座います。
とりあえず奮発してみた!
こんな感じで、どうでしょう?
いや、もう流石にコスパ云々は不可ですので、だったら豪華にしてみるも一興かと存じます。
ちなみに店内からの眺望はこんな感じでして、まあ相模原っぽくて良いんじゃないでしょうか?
『鱒の唐揚げ』1本税別593円
まずはニジマスの唐揚げ的なのから食べますかね?
個人的には”鮎の塩焼き”を食べたいんですけれども、鮎って意外と苦手な人がいるので、誰もが食べられるニジマスの方がベターかな~って。
ま、このくらいのサイズですと上手く揚げてれば骨まで食べれるんで、逆に小さい方が揚げ物には適してると思います。
結果!
まあ、普通にニジマスですかね?
しいて言うなら大根おろしがメチャ旨でして、多分に大根も素材を吟味してると思われます。
『鱒のいくら丼』税別1450円
基本、土日で数量限定な『鱒のいくら丼』ですが、この日は偶然あったので食べる事が出来ました!
まあ、写真だとスケール感が掴みにくいかもですが、イクラ(鮭)に比べると粒が小さい感じでして、これは珍しい一品かな?
無論、”とびっこ”よか大粒ですので食感とかもオリジナルで御座います。
気になる味の方ですが……まあ、イクラかな?
そりゃ同じ鮭科ですので、同じ感じでも不思議では無いのですが。
逆にこのボリューム感のイクラ丼ですと、もっと値段も高くなるので、むしろ『鱒のいくら丼』はリーズナブルって説もあるかもです。
ん~……産卵期にメスのニジマスを釣ると、結構な確率で捌く時にプリプリと卵が大量に出て来るのですが、あれは捨てちゃ勿体なかったのかしら?
ちなみに岩魚(いわな)は卵が黄色かった記憶。
『鯉のあらい』税別741円
最後は『鯉のあらい』で、どうでしょう?
まあ、見れば一目瞭然ですが、要は鯉の刺身ですな!
「鯉って刺身で食べれるのけ?」みたいな人が多いと思いますが、まあ昔からある料理なんでソコソコ大丈夫なんじゃないですかね?
無論、川魚って生だと危険なのですが、実は養殖物の川魚はそれなり安全でして、寄生虫なんちゃらの話は天然物の川魚の事なんですよね~
ですので、最近は養殖物のニジマスとかを食べさせてくれる店も、増えている訳なのです。
と、言う訳で『鯉のあらい』を食べマース!
ん~……流石に酢味噌で食べると、酢味噌が勝つ感じでしょうか?
試しにそのまま醤油も酢味噌も無しで食べると……若干、ワイルドな味がします。
やっぱ酢味噌は偉大ですね!
ご馳走さまでした!
『飄禄玉』総評
と、言う訳で釣りをやってるが故に色々と料理に集中出来なかった感は否めませんが、なんだかんだと美味しいランチをエンジョイ出来たので、やっぱ『飄禄玉』はナイスだな~と思った次第です。
ま、こういう料理って現代ですと毎日食べるって感じではないので、お値段の方もちょっとした和食店と思えば納得じゃなかろうか?
もっとも、釣りをする人だと原価で食べれるんで筆者みたいになっちゃうと思うのですが、逆に釣りをしない人はこんな感じで川魚を食べる機会も無いと思うので、そこは積極的に『飄禄玉』を利用したら良いと思います。
そんな感じで行くには微妙な場所ですが、景色的なロケーションは良い『飄禄玉』ですので、是非みなさんも1度くらいは行ってみて下さい。
『飄禄玉』(ひょうろくだま)
神奈川県相模原市南区当麻1594
営業時間 11:00~14:50
金曜日&土曜日 11:00~20:30
定休日 火曜日