【サイゼリヤ】羊肉的アロスティチーニとミラノ風ドリアな私【サイゼ串】

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『アロスティチーニ』にざわつくヤツ~

え~、本日から『サイゼリヤ』で季節のメニューが改訂された感じでして、なんかサイゼ界隈が色々とざわついているメニューがあるので、あえて言おう!

「アロスティチーニですと?」

正直、そんなの知らんがな……

まあ、日本のチャラいブームあるあるですが、まったくもって超マイナーなメニューとかカルチャーを引っ張って来た挙げ句、変な知識を植え付けて速攻で飽きられ終了、最後は「そんなのもありましたね~」みたいに軽いネガティブ感だけ記憶に残し、また次のブームを創世しようと企むってパターンを繰り返すのは、本当に駄目だよな~って思うんですよ。

ま、確かに企業は一瞬のブームでガッポリ稼げれば良いのですが、わりとその土地ではマジに文化として継承されているモノを、適当につまんでザックリした形で伝えた挙げ句、ブームが過ぎたら知らんがなみたいなのは、まったくもってナンセンス。

と、言う訳で今回の『アロスティチーニ』だか『ディエゴスティーニ』みたいなのも、確実に一瞬だけの輝きと思われ、恐らく最終的には『アロスティチーニ』みたいな名前すらも忘れる可能性……あると思います。

そもそもが。

羊肉を串に刺して焼くって普通にケバブじゃね?

まあ、そこは『サイゼリア』だからイタリア推しなんでしょうけども。

『アロスティチーニ』399円

こんな感じで、どうでしょう?

さすがに『アロスティチーニ』単品は鬼だと思うので、カモフラージュで『ミラノ風ドリア』もオーダーしてみました!

ん~……ドリアの方が安いってのも、なんかスゲー話ですよね。

まあ、確かに焼鳥みたいな『アロスティチーニ』ですが、本当に焼鳥の串を刺したら駄目だと思うんですよね……

そこはちゃんと、イタリアっぽく長い串を刺しなさいよって話ですが、あえて言おう!

「所詮、サイゼはそんなもんであると!」

さて。

とりあえず『サイゼリヤ』らしからぬ香り、なんなら異臭と行っても過言ではない羊肉バリバリの香りを放ちながら運ばれて来た『アロスティチーニ』ですが、このスパイスが肝なんですかね?

メニューには「特製スパイスをふりかけて召し上がれ!」って書いてあるのですが、そういう食べ方がアブルッツォ的な食べ方なのでしょうか?

だが、しかし!

その前に言っておかなければならない事がある、きっと多分にサイゼリストにとっては問題無いかも知れないが、これは串焼く文化に対する挑戦とも思えるので、あえて言おう!

「片面しか焼いてないだ……と?」

まあ、多分にドリアとかと同じオーブンで焼いたのかな~ってのは想像出来ますが、片面しか焼けてないっつうの。

もっとも良くも悪くもオーブンで焼いてるので、ちゃんと火は入っているので生焼け云々では無いのですが、これはちょっと焼鳥マニア的には許せない。

ま、そうは言ってもココはファミレス、所詮はそんなもんだろう感が先行するので、特に物申す感じではありません。

とりあえず特製スパイスとやらを使って食べてみますかね?

ん~……お前が特製と言うなら特製なんだろう、お前にとってはなって感じでして、ぶっちゃけギャバンかマコーミック辺りのの”ケジャンスパイス”的な味がしますな!

ケジャンスパイスってイタリア関係ねぇだろって話でして、こういう部分が「相手のカルチャーを尊重していない」って事だと思いますよ。

と、言う訳で個人的にこのスパイスを使ったり、日本の焼鳥の串を打っちゃった時点で、この『アロスティチーニ』はアロスティチーニではなく、ぶっちゃけただの”サイゼ串”に成り下がった感は否めません。

とは言え、まあ羊肉感は全開ですので、スパイス無しで食べたらソレっぽいと思います。

『ミラノ風ドリア』299円

『サイゼリヤ』と言えば『ミラノ風ドリア』かな~って。

いや、明らかにサイゼ串だけ食べて退店するのも人としてどうかと思いますし?

まあ、とうの昔に『サイゼリヤ』を卒業した筆者にとっては、超久し振りと言うか、なんなら10年20年振りな予感ですが、あえて言おう!

「なんかボリューム減った気がすると!」

思えば初めて『サイゼリヤ』に行った時は、その値段の安さにデカルチャーだった筆者ですが、久し振りに食べたら「こんなもんだったかな~?」みたいな小並感。

言うても、まあ味はそんなに変わってない気がするし、値段が値段ですので別に物申す感じではないけども。

まあね。

この値段で『ミラノ風ドリア』が食べれるならば、これがミラノ風であるかどうかは、どうでも良いって人も多いと思われ、良くも悪くも”ドリア”って食べ物を世に知らしめたのは『サイゼリヤ』の功績だとは思います。

いや、昔々の超昔はドリアを説明するのに「グラタンに御飯が入ったヤツ!」と説明しても「ん?」みたいな人が多かったのですが、さしてミラノ風では無いものの『サイゼリヤ』が普及してからは「ああ、サイゼのドリアね!」みたいな感じで、一応は話が通じる様になった可能性。

ご馳走さまでした!

『アロスティチーニ』総評

ん~……まあ、ファミレスにしては冒険したメニューだな~とは思うのですが、ぶっちゃけサイゼ串を食べるなら、中東料理の店とかウイグル料理、モンゴル料理の店とかで、もっと美味しい似た様な料理があるので、個人的にはそっちで食べる事をオススメします。

とは言え。

まあ時代が時代ですので、なんだかんだとファミレス利用者は多いでしょうし、この『サイゼリヤ』のサイゼ串も一瞬はウケるのかな~って。

そんな感じで、なんだかんだと羊肉的な感じはエンジョイ出来る『サイゼリヤ』のサイゼ串ですので、是非みなさんはスパイス無しで”羊肉感”を噛みしめる感じで食べてみて下さい。

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