相模原『支那そばや』ラーメンをスルーして”特製つけ麺”を食べる時

支那そばやつけ麺1 相模原
相模原ラーメン&つけ麺
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細麺 vs 太麺

ラーメン界隈において細麺派と太麺派の派閥争いは永遠な気がするのですが、あえて言おう!

「そこは普通、両方食べるだろと!」

比較的、太麺派は両方イケるって人が多数派ですが、希に細麺派の中には中太麺すら食べられないって人が存在する可能性……あると思います。

まあね。

確かに食べ物の好き嫌いは大抵の人には多かれ少なかれあるんで、細麺しか食べないって人も居るのは理解出来るのですが、そういう人ってどの太さまでなら食べれるんですかね?

よしんば、0.1㎜単位で麺の太さを感じて食べているんでしょうか?

24番(1.25㎜)は食べれるけれども、22番(1.36㎜)になった途端に食べれなくなるんですか?

ちなみに麺の太さって”日本工業規格”(JIS)で定められている”切刃”を使って製麺されているので、手切りを除けばラーメンの麺も蕎麦、うどんの太さも決まってるんですよ。

一番細いのは”30番”で幅1㎜の”そうめん”用、”26番”は幅1.15㎜でいわゆる細麺となる博多ラーメン、”24番”は幅1.25㎜で中華そば、”22番”は幅1.36㎜で札幌ラーメンってのが一般的な模様。

で、”20番”の幅1.50㎜からが太麺って感じでして、”16番”の幅1.88㎜は長崎ちゃんぽんや”うどん”って事になり、『ラーメン二郎』ですと”12番”の幅2.50㎜や”10番”の幅3㎜を使うと言われてますね~

こう書かれるとピンと来ないかもですが、ようは「30㎜の麺帯を切った時に何本の麺になるか?」を覚えておくと便利ですんで、知識として知っておいても損はないぞと。

勿論、麺は茹でると膨れるので、この太さのまま現れる訳ではありませんが、いわゆる細麺と太麺の違いってのは意外にも感覚ではなく、数値化されているって事を理解した上で「細麺しか食べられない!」って発言した方がベターです。

逆に「じゃあ、何番まで食べれるの?」って切り返すと、大抵は「中華そばくらい?」みたいな曖昧な返事になるのも如何なモノかと言うか、ちょっとづつ太い麺に馴れて行けば、いづれは極太麺に辿り着く訳でして、細麺しか食べれない人は非科学的と言わざるを得ません。

まあ、ここまで書くと頭おかしい人みたいに思われるかもですが、ラーメンの鬼と呼ばれた”佐野 実”氏の作った味を継承する、相模原の『支那そばや』のラーメンを食べるなら、そのくらいのモチベーションで挑んで欲しいと思います。

『特製つけ麺』900円

こんな感じで、どうでしょう?

あれほどラーメンの麺を熱く語ってラーメンの鬼とか言ってたわりには、さくっと”つけ麺”を食べてる感じですが、あえて言おう!

「過去にラーメンは記事化してると!」

さらに言うと、この『支那そばや』はラーメンに関しては本家の味を継承している訳ですが、この『特製つけ麺』に関しては相模原店のオリジナルでして、そこら辺はやはり相模原市民として気になるじゃない?

ほほう……スープの感じは『支那そばや』ですんで、大体は予想出来ていたのですが、麺の方はまさかラーメンと同じ細麺で来るとは思っていなかったかもです。

いや、この『支那そばや』の麺はかなりの細麺ですので、流石に”つけ麺”の時は変えて来るだろ~みたいな?

だが、しかし!

逆にここまでの細麺で食べさせる”つけ麺”ってのも、相模原では他にないので、ラーメン好きなら興味が沸いて来るじゃない?

気になる味の方ですが、やはりスープはラーメンと同じ感じで鶏ベースと思われ、これは美味しい予感で御座います。

写真で見るとチョイと辛さも予感させますが、ピリ辛と言うほどではなく、必要最低限で”味を締める!”みたいな効果を狙ったと思われ、特に酸味が立ってると言う訳でもないので、恐らく誰でも美味しく味わえる『特製つけ麺』かなと。

と、同時に”つけ麺”のスープとしては脂と言うか油も控え目ですが、かなりの細麺なのでスープの運びも抜群なのは好評価。

さらに細かい事まで言うなら、この『特製つけ麺』の麺は普通よりも、あえて長めな長さになっていて、恐らくそこら辺は「麺の啜り心地」を意識した結果と思われます。

いや、実際にラーメンって麺の太さだけではなく、原材料の小麦粉とか”かんすい”、さらには麺の加水率や長さで色々と表情を変えるので、太いとか細いって単純な理由だけで選り好みするのは、ナンセンスだぞってのはアピールしておきたいですね。

ご馳走さまでした!

『特製つけ麺』総評

そんなこんなで細麺派にはベストな『支那そばや』の『特製つけ麺』と思われ、未食の人には是非とも食べて欲しいですね!

いや、ラーメンの方もイイ感じなのですが、この『特製つけ麺』の味は秀逸でして、いわゆる「つけ麺は絶対食べない派」みたいな人にもワンチャンあるかなと。

コッテリした魚介豚骨が嫌いとか、酸味が苦手とか、辛いのは駄目とか、かなり選択肢を狭める要素ですが、この『特製つけ麺』はその全てをクリアしているので、オススメ出来ると思います。

そんな訳で『支那そばや』の『特製つけ麺』ですので、是非みなさんも食べに行ってみて下さい。

『支那そばや』相模原店

神奈川県相模原市中央区清新7-5-3

営業時間 11:00~14:30 18:00~20:00

(月曜は昼営業のみ)

定休日 火曜日&第1、第3月曜日

『支那そばや』Googleマップで表示

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