ワンチャンですよ!
いや、今回のワンチャンはワンチャンスの方のワンチャンではなく、『ラーメン 中華 王ちゃん』のワンチャンなのですが、あえて言おう!
「住所的には熱海であると!」
マジか~
確かに千歳川を渡っているので静岡県かもですが、感覚的にはメッチャ湯河原だったんですけども?
いや、本当は湯河原にはラーメンを食べに行ったのですが、目的の店が臨時休業だったりして?
勿論、湯河原市民的にラーメン言うたら、かつては小田原系ラーメンの元祖『味の大西 本店』だったのですが、今は写真みたいな感じですからね~
(一応、今でも兄弟仲悪く営業してるらしい)
そして!
昨今では『飯田商店』が湯河原のラーメンと思われているかもですが、ぶっちゃけ湯河原生まれの筆者としてはノンノンノンで御座います。
って事で、今回は真鶴とかを周りながら、それとなく湯河原に向かったのですが、なんと『国味ラーメン』は臨時休業だったんですよね~……
なんかInstagramで告知してたみたいですが、何処の世界に『国味ラーメン』がInstagramをやってると思ってる人間が居ますかね?
ちなみに『国味ラーメン』は『味の大西 本店』で長年ラーメンを作っていた人が独立して始めた店でして、筆者的にはまだコチラの方が『味の大西』のDNAを受け継いでいるかな~って。
(ちょっとスープは青湯じゃないけれども)
そこら辺の話は色々と有りますが、とりあえず結論から言えば『味の大西 本店』の先代がやった「味の大西の看板は血縁者にしか渡さない」ってルールが、結果的に今の『味の大西 本店』の現状と言うか惨状と言うか元凶そのものでして、筆者としても誠に残念で御座います。
結果、バブル期には『味の大西』もわりと関東各地に店があったのですが、さしてラーメンの修行もしてない血縁者が、『味の大西』と言うネームバリューを使って、超強気なラーメン価格に設定し、当たり前ですがバブル崩壊後はほとんどの『味の大西』が閉店する事になりました。
もっとも、今でも『味の大西』って看板では無いものの、『味の大西』のラーメンを継いだラーメン店はあるので、今でもかろうじて小田原系ラーメンってジャンルは残ってるんですけどね~
言うても、そもそも”小田原系ラーメン”なんてワード、筆者が子供の頃に無かったし、ラーメンブームのせいで勝手にそう呼ばれちゃった感しかないです。
そもそも、小田原系ラーメン言うてるけれども『味の大西』本店は湯河原ですからね?
名付けるなら湯河原系ラーメンだろ?
常識的に考えて?
ま、今の『味の大西 本店』の惨状を見ると、結果的には『いしとみ』と『しらとり』がある小田原市な、小田原系ラーメンで良かったかもですが。
そして!
この『王ちゃん』もラーメン的には小田原系ラーメンって呼ばれているので、筆者も食べに行かなきゃな~と思って数年が過ぎた感じで御座います。
いや、自分の中では湯河原っちゅうたら『国味ラーメン』をオープン当初から愛しているので、思えば『王ちゃん』には来た事ない説。
『王ちゃん』のメニュー
え~、メニューの方はこんな感じ。
いや、通常はスマホでも読めるサイズにするのですが、今回は満席だったのでワンショットした撮れなかった為、これでどうにか頑張って文字を読んで欲しいぞと。
ま、パソコンだったら普通に読めるので、スマホも拡大したらどうにかなるっしょ?
卓上調味料は、こんな感じ~
ちなみに『王ちゃん』で一番人気はカツ丼らしいので、カツ丼勢は注目かもですね。
『ワンタンメン』900円
こんな感じで、どうでしょう?
ん~……なかなか美味しそうなビジュアルでは、なかろうか?
もっとも、小田原系ラーメンっぽいかっちゅうたら、やっぱ『王ちゃん』は違う気がするんですよね~
確かに麺こそ湯河原にある”室伏製麺”だとは思うのですが、メンマの感じ、三つ葉なし、スープの色合い等々を考慮すると、小田原系ラーメンではないと思います。
まあ、ココら辺は誰が小田原系ラーメンか否かを決めてるのかってのも謎ですが、あえて言おう!
「コレを小田原系ラーメンと言うのは、小田原系ラーメンが分かってらっしゃらないと!」
誰だよ、この『王ちゃん』を小田原系ラーメンって言ってるのは?
まあね。
ラーメンだけに限らずですが、今は評論家ですら微妙な感じでして、ましてラオタとかブロガーみたいな、やろうと思えば誰でも出来ちゃう感じの人達が発信する情報を、そのまま鵜呑みにしちゃうのも駄目なんですけれども。
最近起きたラーメンの食中毒事件を見れば分かりますが、フランチャイズ的に全国展開してたので、あれと同じラーメンは日本各地にあるものの、どのブロガーやレビュアーも、あの鶏レアチャーシューと称する鶏の生肉を絶賛してますからね~
あんなの、どう見てもレアチャーシューではなく、完全に生肉ですからね?
ま、良くも悪くも”鶏生肉ラーメン”の件はリトマス試験紙みたいな感じでして、あの鶏生肉を絶賛してるか、何かしらの形でマイルドにでも否定しているかで、ブロガーとかレビュアーの格付けが出来るので、本当に信用するに足りる実力があるかどうかは、ワード検索で「鶏そば久遠(同じ鶏生肉ラーメンの店名でも可) ブログ(レビューでも可)」で調べると面白いと思いますよ。
って事で、話が脱線しましたが、そんな感じでブロガーとかレビュアー、なんならラーメン評論家すら100%は信用出来ない時代ですので、この『王ちゃん』に関しても最終的には、読者自信が食べてみないとって話かなと。
あくまでもレビューとか記事ってのは、ひとつのキッカケに過ぎませんからね~
なので、この写真を見て「このラーメン美味しそう!」と直感的に思ったならば、自分の直感を信じて食べに行くのが正解で御座います。
って事で、気になる味の方ですが、あえて言おう!
「ラーメン的に美味しいですと!」
あまり店名を出して言うのもアレですが、明らかに今の『味の大西 本店』よりも美味しいので、そう言う意味では確かに湯河原民的には必食かもです。
いや、筆者が子供の頃とか『味の大西 本店』一強だったので、他のラーメンとか食べた事が無いレベルなんですけれども、この『王ちゃん』だったら全然有りかなと。
ちなみにワンタンの方も写真みたいな感じでして、ワンタンとしては美味しいのですが、やはり小田原系ラーメンのワンタンとは違うぞと。
ま、ここで大事なのは小田原系ラーメンかどうかではなく、ラーメンとして美味しいかどうかなので、この『王ちゃん』の『ワンタンメン』は推せると思います。
ご馳走様でした!
『ワンタンメン』総評
と、言う訳でちょいと並んだ甲斐のある『王ちゃん』でして、人気店なのも納得だなと思った次第。
ん~……こうなって来ると『カツ丼』(1100円)も食べに来なきゃだし、何気に『カツカレー』(1000円)も気になるので、とりあえず再訪確定で御座います。
もっとも、この『王ちゃん』は老夫婦が仲良く営業している感じですので、お歳の方を考慮すると早めに食べに行かなきゃかもですね~
いや、もうとっくに引退しててもおかしくない歳だと思うので、来年行けばいいやとか思っていると食べ損ねる可能性大かなと。
って事で、何はともあれ『王ちゃん』はオススメ出来るので、湯河原ら辺に行ったタイミングでワンチャン食べに行ってみて下さい。
『王ちゃん』営業時間
静岡県熱海市泉39
営業時間 11:30~13:30 16:00~18:30
定休日 水曜日