餃子が食べたい時~
まあ、ちょろっと餃子が食べたい程度であれば、そこら辺の町中華で済ましてみるも一興ですが、あえて言おう!
「自分で作れば格安であると!」
いやいや。
いくら物価高な世の中とは言え、餃子5個で500円は流石に高くないですか?
昔の話をしても仕方ないのですが、最近はわりと餃子って”5個500円”とかザラにある感じでして、5個400円の店を探す事すら至難の業で御座います。
まあね~
手作りですらない冷凍モノ餃子でしたら、もっと安いかもですが、やはり時代は5個500円、400円以下なら神って感じですので、そんな感じの心構えで外食する必要があるのかなと。
うん。
だったら流石に自分で餃子を作った方が良くないですか?
圧倒的にキャベツ推奨!
って事で、今回はキャベツを使った餃子を作って行きますかね~
ちなみに筆者、一時期はメチャメチャ中国料理の店に通っていて、餃子の作り方とかもザックリ教えて貰ってたりして?
で。
その店は白菜9割、キャベツ1割って配合だったのですが、自分的には色々と研究した結果、キャベツ10割に落ち着いた次第。
ここら辺は人それぞれ好みの餃子が違うので、何がベストとは言い難いのですが、とりあえず餃子作りで失敗する時って、往々にして「餡が水分でベチャベチャ」とか「白菜の塩抜きが足りなくて激塩っぱい!」みたいな、白菜の水分が原因の失敗が8割9割ですので、だったらキャベツだけにしとけば良いかな~って。
ちなみに白菜の場合、水分がメチャメチャ出るのは難点ですが、食感が柔らかくなるのと、独自の甘さっぽい何かが出るので、わりと白菜を使うのが主流説まであると思います。
え~、今回はそんな感じですので、材料的には”キャベツ半玉、ニラ1束、ニンニク沢山、豚挽き肉379g、オイスターソース大さじ1、塩少々、味噌大さじ2、化学調味料大さじ1、片栗粉大さじ2”って感じかな?
キャベツの方は縦に千切りして行って、全部を千切りにしたらキャベツを90度回して微塵切りって感じですかね~
大きな芯は最初に取り除きますが、キャベツの葉の軸は微塵切りにして入れちゃいます。
絶対に素手で練るべからず!
で。
キャベツの切り方等々はテキトーで良いのですが、とりあえず餡を練る時は必ずゴムベラ(スパチュラ)でやるか、手袋をしてから練るのが超大事で御座います。
写真みたいな感じで、最初に野菜各種と調味料を入れて良く混ぜてから、豚挽き肉を入れて更に良く混ぜたら良いじゃない。
最初に野菜と調味料を馴染ませておく事で、より味が均一に仕上がるのでオススメで御座います。
で、そこから豚挽き肉を入れて良く練り合わせ、ある程度まで練ったら化学調味料を入れ、片栗粉で調整するパターン。
まあね~
白菜を使わなければ、この時点でかなり水分量は少な目なので、別に片栗粉を入れなくても作れるのですが、やはり化学調味料と片栗粉を入れないと店の味っぽくならない為、そこは入れておいた方が良いかなと。
ちなみに店の場合、もっと片栗粉は大量に入れるのですが、あまり入れると肉の味がボケるので、嵩増しする必要がない家庭用でしたら、片栗粉は最小限で十分ですね~
餡は三日目からが本番説
で。
イイ感じのトコロまで餡を練ったら、小さなボールに移してラップをし、冷蔵庫で2日ないし3日くらいゴロゴロと寝かせます。
いや!
確かに豚挽き肉の賞味期限を見ると、すぐに焼いて食べた方が良さそうなもんですが、餡を作ってすぐ包んで焼いても全然美味しくないぞ~って。
熟成とまでは言いませんが、やはり野菜や肉に調味料が馴染んで一体感が出るのには、ちょいちょい時間が必要ですからね?
なので、素手で餡を練ったりしてると、この熟成期間中に腐敗して食中毒を起こすので、餃子の餡を練る時は素手禁止な訳ですよ!
餃子の羽根は自然の産物である!
って事で、イイ感じになったら餃子の皮で包んでみたら良いじゃない。
餃子の皮の大きさとか、餡の詰め込み加減で変わるものの、今回のレシピだと大体100~120個って感じですかね~
なので、餃子の皮もそのくらいの枚数を買っておいたら良いじゃない?
そして!
「餃子は鉄板で焼かなきゃ駄目!」みたいな事を言う人が居ますが、ぶっちゃけテフロン加工フライパンが最強ですんで、そこら辺は自分の家にある道具で大丈夫だと思いますよ?
なんか鉄フライパンとか専用の鉄鍋の方が、バリッと焼けそうなイメージですが、はっきり言うてソレはただの幻想ですんで、無理して鉄製にこだわるのは無意味だぞと。
ちなみに”餃子の羽根”みたいなのは、昨今は後から小麦粉を溶いた水を流したりする人もいますが、本来は餃子の皮に最初から付いてる”打ち粉”が餃子の羽根になるので、後付けで羽根を付けるのはどうなんでしょうかね~
昨今は餃子の皮作りも進化していて、原価削減の為にどんだけ打ち粉を減らせるかって部分もあり、そのまま焼いても羽根は出来ない説。
なので、写真みたいな感じでバットに小麦粉(強力粉)をちょっと敷いておいて、その上に包んだ餃子を並べるとイイ感じで御座います。
こうして焼くと餃子の皮と言うか下の部分がパリっとするし、余分な小麦粉が流れて羽根が出来るので、一石二鳥なんですよ。
一応は書いておきますと、打ち粉として使うのは小麦粉ならどっちでも良いものの、片栗粉だとバリッとせずにトロミが付いちゃったりするので、そこら辺は間違えない様に!
さらに補足しておくと、餃子って包んでから時間が経つと皮の方がベチャっとして来て、酷い時にはバットに張り付いて破れちゃう事もあるのですが、こうして打ち粉代わりに小麦粉を敷いておくと、そういう悲劇も防げる説。
焼き方としては多めの油をひいてから餃子を並べ、コンロに火を付けてから熱湯を餃子の高さの半分近くまで入れ蓋をして強火、ちょいちょい蓋を外して湯の量を確認しつつ、最後の方は蓋を外した状態で焼き上げます。
いざ実食!
って事で、焼き上がりはこんな感じ~
上記の方法でやると、こんな感じの”羽根付き餃子”になりますよと。
まあ、別に羽根が無くても良いっちゃ良いのですが、こっちの方が餃子をひっくり返すにバラバラにならない説。
ちなみにテフロンフライパンの場合、火を止めてからフライパンに皿を蓋する感じで落として、皿とフライパンを一緒にひっくり返すと失敗しないかな?
ただし、この時に油が大量に残っていると、その油が手にかかって火傷する事もあるので、フライパンに油がほとんど無い事を確認してから、ひっくり返さないと大惨事ですけれども。
ま、わりと油多めで焼いても、ほとんどは写真くらいの感じに着地するので、そんなに警戒する必要は無いかもですが。
って事で、気になる味の方ですが、あえて言おう!
「安定の美味しさですと!」
隠し味の方に味噌を使うのがポイントでして、そこら辺の塩分感も考慮して塩加減を決めなきゃですかね~
まあ、醤油とかを使って食べる為、あくまでも”下味”くらいの塩分感ですので、なんなら塩は省いても可だぞと。
他にも醤油をちょっと入れたり、本場中国の味を求めるならば”紹興酒”を入れるとソレっぽい風味が生まれるので、色々と研究してみたら良いと思います。
手作り餃子 総評
と、言う訳で自分で作れば餃子なんか1個20円もしない説でして、これほど外食と自炊でコストが変わる料理も珍しいかな~って。
いや、よしんば炒飯とかラーメンは、流石に家では色々な制限があるので店で食べたらいいじゃんって思うけれども、餃子って別に店でなければってアドバンテージはない料理ですんで、趣味と思って極めてみたら良いじゃない。
そんな感じで3行でまとめると「素直にテフロン使え!白菜入れるな!隠し味はほどほどに!餡ベラがあるとモチベMAX!」でFAですんで、そこら辺を頭に入れてから餃子を作ってみたら良いと思います。