圧倒的に一本槍!
むしろ他に選択肢はピザ屋しかねぇと言う事実!!
まあ、なんでしょうね?
あっしも出張経験は豊富な方ですが、今回ほど”ノー・プレジャー”な出張もレアですよね。
と、言う訳で状況的には刑務所で服役してるのとさして変わらない感じですが、酒が飲めるだけ刑務所よりはマシかなと思いつつも日々を過ごす訳でして、そんな中で唯一のオアシスとなる『一本槍』はマジにリスペクトで御座います。
こんなフィリピンのクソ田舎でわりと日本っぽい料理を提供してくれる『一本槍』は神でして、足を向けて寝る事は出来ません。
嘘です。
筆者の部屋のベッドの位置と言うか方角からして、毎晩必ず足を向けてスリーピンな訳ですが、気持ち的にはマジ土下座です。
ちなみに『一本槍』のフライ料理はまあまあでして、わりとどれも外さない美味しさはあります。
さらに!
ビールの大ジョッキがP90(90ペソ=200円くらい)ですので、居酒屋的な感じで利用する事も出来るんで、何気に守備範囲は広いんですよね~
ちなみに”モツ煮”みたいなのも意外と味が染みていて、なかなか再現度は高いのでオススメで御座います。
『びっくりカツ丼』P340
ちなみに普通のカツ丼は300ペソ(660円くらい)でして、お値段的には普通かチョイ安くらいのイメージで御座います。
んで。
とりあえずソコソコそれっぽいビジュアルでして、やはり『一本槍』の料理は日本経験者で監修されている説……あると思います。
蓋を開けてみると普通のカツ丼?
やはりタレと言うか割り下が濃い気はするものの、全体的な雰囲気は立派なカツ丼だと思います。
ま、卵があまり半熟だと不安になっちゃう面も無きにしもですが、このくらいならギリOKですかね?
「ってか、どこら辺がビックリなん?」
みたいな瞬間もありますが、流石に筆者もそこそこオッサンですので人生経験が豊富と言うか世の中のセオリーみたいなのは言われなくても分かっている感じでして、この『びっくりカツ丼』的なメニューを、どう引っ張るかで3秒悩んだのですが、あえて言おう!
「薄々、感づいていたと!」
ま、ピュアな子供が食べたのなら”ビックリ!”な要素かもですが、わりと人生の半分を折り返した感のあるオッサン的には「やっぱ、そうですか。」みたいな感じでして、残念ながらサプライズ感は皆無で御座います。
御飯の中に2枚目の豚カツが仕込んであるとか、最初に考えた人はナイスですが21世紀の今となっては……ね。
だが、しかし!
ここは日本では無く遠い南国フィリピンですので、そこはフィリピンなりのサプライズって事で素直に驚くべき案件でしょうか?
気になる味の方ですが豚カツ自体はそれなり美味しいし、米も意外とフィリピンは”ジャポニカ種”的な米もあるので違和感も少な目、むしろ700円くらいで豚カツ2枚がインしたカツ丼を食べられるって事に感動すべきだと思います。
しいて言うなら、豚カツ2枚に対して米的なライスが足りないのでバランスが悪いのは否めませんが、僅か100円プラスで豚カツ2枚になるなら『びっくりカツ丼』1択だと思うので、コレはオススメで御座います。
言うても、こんな僻地に滞在する人ってレアなので、誰に向けて勧めてるんだよ感が半端有りませんが、東南アジアの各地でこうして地味に働いている同胞が居るって事はアピールしておきたいと思います。
『びっくりカツ丼』総評
びっくり感は1㎜くらいですが、味もちょっとタレが濃いけど悪くはないし、豚カツ2枚って事を考えるとコスパにも優れていて、特にディスる要素は皆無かなと。
ま、そもそもフィリピンの物価が安いので、この『びっくりカツ丼』もローカル的には安くは無いのですが、海外の日本料理とか和風の居酒屋って日本と同じ価格(現地的にはメチャ高い)って事を考えると、ローカルの人達もそれなり食べに訪れる『一本槍』はコスパも優れていると思います。
そんな感じで『びっくりカツ丼』は有りか無しかと聞かれたら、個人的には有りだと思うんですけど、どうでしょう?
とりあえず「フィリピンなんか行かねぇし!」みたいな人が多数ですが、ちょっと前までは筆者もそう思っていたので、人生何があるのか分からねぇ感も含めて情報のひとつとして「一本槍のびっくりカツ丼は有り!」みたいなのを知っておいても損はないと思います。
終わり。
『一本槍』@LIMA CITY
Unnamed Road, Malvar, Batangas
営業時間 昼ぐらいから21時まで
定休日 ほぼ無休