上溝団地どうでしょう?
今、団地の高齢化が半端ない感じですが、コチラの”上溝団地”もイイ感じに高齢化しちゃっている感じでして、逆にその”のほほん”とした感じは古き良き昭和感が残っていたりします。
と、言う訳で筆者的には出番が無さそうな地域ですが、とりあえず”カツ丼”の旅って感じで遠征してみた次第でして、あえて言おう!
「これは名店の予感であると!」
美味しい店を探す時に”古い自転車”が現役で使われてたりすると、ひとつの手がかりになるので覚えておいたらいいじゃない。
店内、このテーブルの間隔とか小ささが、微妙に昭和感を醸し出していますね!
『カツ丼・そばセット』500円
如何でしょうか?
ま、ビジュアル的には普通のカツ丼セットですが、このセットが500円となると輝いて来ませんかね?
いやいや、今時はカツ丼単品ですら500円ってまず無いので、このセットがワンコイン、つまり消費税込みで500円とか神価格だと思います。
蕎麦の方はチョイと少な目かもですが、暑い日はカツ丼の前にスルっと食べる蕎麦って美味しいので、セットならこのくらいのボリュームでも問題ないです。
蕎麦湯も出て来るのはコダワリですな。
蕎麦汁の方もなかなかでして、流石に年季が入ってる『末広』かなと。
そして!
筆者的にはメインとなるカツ丼ですが、「蕎麦屋のカツ丼は旨い!」って法則を実証するカツ丼になっています。
若干、肉の方は厚さ的には薄いかな~と思う瞬間もあるのですが、その分”ネギだく”感があってカエシの美味しさがエンジョイ出来るので、カツ丼としては有りだと思います。
勿論、豚カツの方も揚げ置きではないので、味は上々と言っておきましょう。
ちなみに『末広』は米にもコダワリがありまして、全て国内産の”あきたこまち”を使用しているそうです。
ご馳走さまでした!
『カツ丼・そばセット』総評
上溝団地の中にこんな渋い店があるとは想定外でしたが、こういうマニアックな場所まで網羅するのが当サイトの売りですので、我ながらやるじゃない感が満たされた次第です。
そして!
あえてカツ丼の旅なのに豚カツ屋ではなく蕎麦屋を巡るってのも訳が有りまして、豚カツ屋は確かに肉質とか揚げ加減では間違いないのですが、カツ丼の味の決め手となるタレと言うかカエシは、やはり蕎麦屋の方がひと味違うって事が多々あるので、そこら辺の事情を考慮すると美味しいカツ丼を求めるなら蕎麦屋もチェックするのが定石かと存じます。
と、言うか平成最後の2018年、未だに税込み500円でちゃんと手作りしたカツ丼と蕎麦のセットが食べられるとか奇跡でしかない可能性……あると思います。
これは恐らく、今でこそ出前は盛んじゃないかもですが、かつては上溝団地内への出前が盛んだった事に起因するかもですね。
で、団地の住人も高齢化した今、ある意味『末広』も値上げするのは難しいって感じで現在に至るのかなと。
なので店に食べに来てくれる人は「サービスで定価から200円引き」って事なんだと思います。
ここら辺、わりと近くの『若竹』も”店で食べると割引”だったりするシステムなので、昔の出前システムの名残かなと。
そんな感じで全てにおいて昭和感の残る『末広』でして、コスパに関して言えば恐らく相模原ナンバーワンだと思うので、気になる人は食べに行ってみて下さい。
『生蕎麦 末広』営業時間【閉店】
神奈川県相模原市中央区光が丘3-16-17
営業時間 11:00~15:00
定休日 水曜日
『末広』Googleマップで表示