神奈川県を代表する御当地ラーメンを制定したので御報告

神奈川県を代表する御当地ラーメンを制定したので御報告

神奈川県の御当地ラーメン決定戦!

さて。

正直、今回のテーマはどう転んでも炎上する危険性をはらんでいて、出来る事なら触りたくない禁断のテーマですが、あえて言おう!

「いつか決めなきゃ駄目な気がすると!」

先日、相模原に新しくオープンした『ニュータンタンメン本舗』に関連してTwitterを掘っていたところ、わりと「ニュータンタンメンは神奈川を代表するラーメンだから食べてみて!」みたいな発信があったりなかったりして?

おい!

ちょっと待てよ!

よしんば100歩譲って「家系ラーメンは神奈川県を代表するラーメン」ならば知名度も含めて納得しなくも無いのですが、なんでニュータンタンメンが神奈川を勝手に代表しちゃいます?

と、言う訳でこのままでは間違った情報が全世界に拡散される恐れもあるので、例え当サイトが燃え尽きようとも、勝手に「神奈川県の御当地ラーメン」を決定したいと思います。

異議は認めません。

”ニュータンタンメン”

元祖『ニュータンタンメン本舗』がメジャーな感じの”ニュータンタンメン”で御座います。

え~、このラーメンは川崎ら辺で人気があるラーメンでして、実質「川崎市の御当地ラーメン」はニュータンタンメンって事で間違い無いと思います。

また、何気に横浜ら辺にも食い込んでいる感じでして、それなりの根強いファンが存在するのは認める所でしょうか?

ニュータンタンメンのココが凄い!

とりあえず卵感が半端ねぇ!

ニュータンタンメンのココが微妙!

スープがチープ過ぎる。

以上です。

随分あっさりした批評となりますが、まあニュータンタンメンって端的に言えばこんな感じでして、個人的にはさしたるリスペクトも感じられないです。

ってか、そもそもがニュータンタンメンを神奈川県の御当地ラーメンにしようって図々しくないですか?

”家系ラーメン”

ま、言わずと知れた家系ラーメンでして、その知名度&美味しさって事では、まさに神奈川県を代表するラーメンに成り得る素材だと思います。

ちなみに家系ラーメンは『吉村家』を総本山として直系とか色々とありますが、それぞれの系列にファンが居たりして、同じ家系ラーメンでも様々な味がエンジョイ出来るのも魅力かなと。

一応、書いておかないと誤解されるので書いておきますが、筆者的には工場スープの『町田商店』は別ジャンルと捉えているので、そこら辺は抜きにして本物の”家系ラーメン”を評価対象にしたいと思います。

とは言え、やはり家系ラーメンと言ってもブッ濃い店とかライト系とかあって、一概に何処が一番ってのも決められないし、どの店を家系ラーメンの基準にするってのも難しいのですが、とりあえずは元祖って事で『吉村家』の味をイメージして頂ければ幸いで御座います。

家系ラーメンのココが凄い!

なんと言ってもラーメンとしてのインパクト、力強い主張ある味は神奈川県を代表するに値すると思います。

さらに言うなら家系ラーメンも進化していて、昔は当然『吉村家』の味を頂点としていたのですが、今は若い店主が作る家系ラーメンの作り込みが凄くて、本家を越える味ってのもチラホラある可能性……あると思います。

そこら辺も含めて家系ラーメンは層が厚く、まさに全国区に通用するラーメンのひとつである事は間違いないでしょう。

家系ラーメンのココが駄目!

逆に店によって味が全然違うので、ハズレの店を食べた人が「家系ラーメンってこんなもんか~」ってなっちゃうパターンも多々あり、ある程度は家系ラーメンを食べ歩かないと、本当の良さが見えて来ないし、自分の好みの味を出してくれる店も見つからないので、ラーメンに対するパッション(情熱)が薄い人には分かりにくいラーメンかも?

あと昨今では工場系が”横浜家系ラーメン”を名乗っていて、それが全国展開して家系ラーメンを貶めてる説もあり、本当の家系ラーメンの美味しさが正確に伝わっていない説も濃厚。

”ラオシャン系”

「え?ラオシャンってラーメンなの?」みたいな人が続出と言うか、むしろラオシャンってワードすら知られていないレベルですが、平塚とか厚木ら辺に生息する地ラーメンでして、一応は候補に成り得るかなと。

嘘です。

多分にそこまでのチカラはないですし、そういう感じのラーメンじゃないのですが、まあそういうローカルなラーメンもあるんだよって事で。

ラオシャン系のココが凄い!

日本を探してもコレ以上にシンプルなラーメンは無いってくらいに質素。

ラオシャン系のココが微妙!

食べた事がない人には、絶対にラオシャンの美味しさは伝わらないのですが、いかんせん店舗数が少ないので地域限定過ぎてヤバイ。

”小田原系ラーメン”

「え?小田原系ラーメンとか知らないんですけども?」みたいな人が多数と思われ、多分に興味ない人が多いと思うのですが、あえて言おう!

「わりと大昔からあるラーメンですと!」

誰もが知ってるので説明不要だとは思うのですが、小田原系ラーメンとは湯河原にある『味の大西』本店を軸に、その親戚筋が神奈川県の各地に『味の大西』を展開、一時は東京都を飛び越えて千葉ら辺にもあった記憶ですが、いかんせん”ボッタクリ価格”と呼ばれるほどの値付けが災いし、次々と閉店し現在に到る感じ。

こう書くと「完全に駄目じゃん!」と思われるでしょうが、実は『味の大西』で修行した人達が小田原系ラーメンの店を出していて、そっちの方が本家よりも美味しかったりします。

小田原系ラーメンのココが凄い!

小田原系ラーメンを語るのにワンタンを食べないとか話にならない感じでして、とりあえずワンタンの美味しさに着目して欲しいかなと。

さらにスープの方は清湯系の豚骨スープに魔法の粉多め、タレショッパ目でパンチがある味でして、そこに合わせる平打ちの太縮れ麺が最高で御座います。

昨今は化学調味料を嫌う傾向があるのですが、あの”ラーメン二郎”をも余裕で上回る化学調味料をブチ込んで来る感じでして、そこら辺も含めて伝統ある小田原系ラーメンはマジにリスペクトでしょうか?

小田原系ラーメンのココが微妙!

麺は基本、柔らかめに茹でるので麺カタ決め打ち勢には大変不評。

あと普通盛りでも大盛りレベルの麺量ゆえに、初見で大盛りを頼んで「食べきれない!」と逆ギレするレビュアー続出。

”サンマーメン”

いよいよ盛り下がって来た感のある今回の記事……そろそろ着地地点を意識したいと思います。

え~、家系ラーメンや『ラーメンショップ』が出来る遙か昔から横浜ら辺で食べられているのが”サンマーメン”でして、まさに横浜のラーメン文化の中心なんじゃなかろうか?

実際、ラーメン専門店で出ると言うよりは、町の中華料理屋さんで良く食べるサンマーメンでして、知名度も含めて神奈川県内外を問わずにメジャーなラーメンだと思います。

まあ、プロ野球で例えたら知名度的には”イチロー選手”みたいな?

サンマーメンのココが凄い!

ラーメンの上に野菜炒め的な”餡かけ”で蓋がされるので、極寒のロシアでも冷めずに食べれる優れモノ!

と、同時に栄養価の偏りがちなラーメン界隈の中では、かなり野菜も多く摂取出来るラーメンですので、そこら辺も高評価。

若干、色々な店でメニュー化されているので、いまいちサンマーメンが美味しいって思わない人も多いと思うのですが、サンマーメンの有名店で食べてみると、その凄さが実感出来ると思います。

サンマーメンのココが微妙!

猫舌は即死!

神奈川県を代表するラーメン決定!

と、言う訳で多くの人が「はよ結果書けや!」と思っていたであろう感じの中、なんだかんだと引っ張った挙げ句にあえて言おう!

「神奈川県の御当地ラーメンはサンマーメンに決定と!」

やや出来レース感は否めませんが、この戦争に終止符を打つ為にも「神奈川県を代表するラーメンはサンマーメンです!」って事を広める事で、ニュータンタンメン如きが勘違いする事もないでしょうし「家系ラーメンは認めない!」って左翼も納得するんじゃなかろうか?

ま、なんか神奈川県には他にもローカルなラーメンが有りそうですが、とりあえず筆者の記憶にない時点で、それら有象無象が神奈川県を代表する確率は1㎜も無いので御了承下さい。

と、言う訳でかなり強引な結末ですが、とにかく「神奈川県の御当地ラーメンはサンマーメン!」って事に決まったので、今後は「神奈川県って何があるの?」って聞かれたら、とりあえずサンマーメンって答えておいて下さい。

以上です。

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