【銀座】『銭形』元祖・豚の生姜焼き定食を食べてみた【ランチ】

【銀座】『銭形』元祖・豚の生姜焼き定食を食べてみた【ランチ】

生姜焼き定食の元祖を食べに行く!

ま、何気に何処にでもある気がする”豚の生姜焼き”ですが、実はレシピ的に確立されたのは1913年(現在の生姜焼きとはチョット違う)でして、実際に外食メニューとして食べられる様になったのは1951年創業の『銭形』とされています。

もっとも、それ以前にも豚肉に生姜醤油を合わせるって家庭料理はあったかもですが、そもそも豚肉を食べる機会がメチャ少なかった時代、まだ料理として確立されていたかっちゅうたら微妙かなと。

って事で、多分に日本人がちょいちょい豚肉を食べる時代になったのは、冷蔵庫が普及してからと思われます。

ちなみに日本初の国産冷蔵庫は1933年に作られていますが、お値段は当時の給料換算で約1年分と言う価格だったので、実際に普及したのは1950年代頃でしょうか?

そして!

何気に”豚の生姜焼き”って関東発の料理らしく、この『銭形』で提供される様になってから、他の飲食店でもメニュー化された感じでして、めっちゃ庶民的な生姜焼きが”銀座発祥”ってのは地味にカルチャーショックで御座います。

で、なんでも昭和の頃までは関東地方のローカルメニューだったのですが、その後はチェーン店の地方進出により、日本各地に広まったとされている模様。

もっとも、実際にはチェーン店が地方進出する前に、東京で生姜焼きを食べた人達が、故郷に戻った時に自宅で再現したであろう事は容易に想像出来るので、明確な拡散ルートが特定出来るのは、この『銭形』って事で宜しいかと存じます。

って事で『銭形』のランチメニューは、こんな感じで!

ま、今日は『生姜焼き定食』を食べに来ているんで、選択の余地は無いけれども、わりと銀座にしてはリーズナブルな感じかな?

ちなみに『銭形』は”銭形ビル”の5Fですんで、エレベーターでちゃちゃっと上がってみたら良いと思います。

『生姜焼き定食』900円

こんな感じで、どうでしょう?

ん~……なかなかイイ感じのビジュアルでしょうかね?

写真の通り豚肉的にはロース肉が3枚で御座います。

キャベツの方が結構なボリューム感ですんで、まあ全体的にはランチとして丁度良い感じかなと。

個人的にはポテトサラダがある時点で優勝確定ですけども?

サイドの方はまあ、普通に定食っぽい構成ですかね~

とりあえず御飯は普通盛りですがメニューには「ご飯の大盛り、お替わりは無料です。」と書いてあるので、そこら辺のサービスは嬉しいですな!

さてさて。

そんなこんなで、今この世にある生姜焼き定食はココから始まったとの事でして、まさに原点となる『銭形』の『生姜焼き定食』ですが、あえて言おう!

「普通に美味しいですと!」

いや!

そこはもっと感動したとか気の利いたコメントが必要な場面だとは思いますが、多分にこの『生姜焼き定食』も肉の切り方とか味も時代と共に変化したと思われ、そこまで特別な味がするのかっちゅうたら、そんな訳ないでしょうがよって話で御座います。

ま、こういう感想になるであろうと思っていたので、今まで銀座に遠征しようとは思ってなかった訳ですが。

とは言え、なかなか良いロース肉を使っていると思われ、生姜焼きの味としては上々ですので、食べに来て良かったかな~って。

味噌汁の方も安定の美味しさ!

ご馳走さまでした!

『生姜焼き定食』総評

って事で、とりあえず「生姜焼き定食、発祥の店」で食べれたので、個人的には満足で御座います。

いやね。

そもそも生姜焼きってメニュー自体が幅広いと言うか許容範囲も広いですし、基本的に使う調味料は”醤油、酒、みりん、生姜”ですんで、そこまで味に大きな差が付かない説が濃厚かなと。

だが、しかし!

それこそが『生姜焼き定食』の”あるべき姿”だと思うんですよね~

誰もが素早く似た様な味で作れるメニュー、どの店で食べても「生姜焼きの味だな~」みたいな”小並感”こそが、今も人気メニューとして君臨し続けるエレメントであると言っても過言ではないぞと。

と、言う訳でとりあえず”生姜焼きクラスタ”ならば、銀座の『銭形』は必食ですので、是非みなさんも食べに行ってみて下さい。

『和風創作料理 銭形』(ぜにがた)

東京都中央区銀座7-11-10 銭形ビル5F

営業時間 11:30~13:45 17:00~23:00

定休日 日曜祝日

『銭形』Googleマップで表示

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