チャーハン味の焼そばですと?
とりあえず日清食品から”チャーハン味”の『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』が発売され、物議を醸し出している模様。
そもそもが。
チャーハンの味を欲したならチャーハンを食べれば良いだけの話でして、今はコンビニでもそこそこ美味しい冷凍チャーハンが手に入るのに、わざわざ『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』を買う必要があるのかって話ですよ、お客さん!
そして!
「言うほどチャーハンの味じゃないんじゃね?」
みたいな疑問を抱く人が多くいると思うので、ココはひとまず「本当にチャーハンの味がするのか?」を検証したいと思います。
検証方法を考えてみた
ま、凡人であれば『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』を普通に作って、美味しいだの不味いだの言う程度だと思うのですが、それは検証方法としてはベストではありません。
まず「焼そばを食べている」って言う先入観が払拭出来ない限り、どうしても脳内で”チャーハン味の焼そば”を拒否したがるので、客観的な評価は出せないと思います。
と、言う訳で今回は『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』を使ってチャーハンを作る事にします。
何を言ってるのか分からねぇと思うが、俺も何を言ってるのか分からなかっ(略
調理開始!
え~、まずは”粉末ソース”と”調味オイル”を取り出して、今回は使わない焼そばの麺を取り除きます。
こうして見ると思ったよりも具が入っている感じでして、肉的な何かとキャベツ、玉子っぽいのがパッサパサに乾燥した状態で入っている模様。
このまま炒めても硬いままだと思うので、2分くらい適当に湯で戻します。
約2分後、それなり戻った感じでして食べられるくらいに仕上がりました。
そして!
このまま湯切ろうと思ったのですが、なんかイイ感じの香りがするし、イイ感じのスープっぽいのが抽出されたので、コイツを利用しない手はありません。
と、言う訳でフライパンで煮詰める作戦に変更で御座います。
この薄っぺらい肉から出た貴重なエキスを捨てるのは勿体ないですからね!
ある程度、水分が飛んだら”調味オイル”を入れます。
油を入れると何故か水分の蒸発が速くなるので、ここからはマッハで!
こうして見ると結構な量の油が入った感じでして、店で作るチャーハンくらいのオイリーさが予想されますな。
素早く御飯を入れて混ぜます。
ちなみに美味しいチャーハンを作るコツは、やはりある程度は油たっぷりで調理する事ですので、方向性としては間違ってないですね。
ある程度、調味オイルと混ざってパラパラになって来たら、粉末ソースを入れて手早く炒めます。
多分、ここら辺が一番コゲ易いので調理技術が問われますな。
火を止めて完成!
いざ実食!
ま、冷蔵庫に”味覇”を常備しているレベルの筆者ですので、調理的には100%の成功を確信していますが、どうでしょう?
こうして写真で見ると普通にチャーハンじゃないですかね?
ちなみに意識高いデブとしては、家で無駄なカロリーを摂りたくないので麦飯を半分混ぜていますが、ビジュアル的には完璧にチャーハンだと思います。
気になる味の方ですが……まあまあチャーハンかな?
ちょっと塩気も足りないしパンチが無いと言うか化学調味料感も低めなので、美味しいチャーハンとは言い難いのですが、これは何かと聞かれたら100%チャーハンですし、チャーハンの味がしますね。
当初、不安材料視された”具材飢饉”ですが、思ったよりも肉っぽい絵が有りますし玉子感もしっかりチャーハンですな。
「で?」って言うのは無しにして頂くとして、結論が出たので終了したいと思います。
『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』総評
『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』がチャーハンの味を正確に再現しているかどうかの結論ですが、こうして付属の具材と調味料を使ってチャーハンが作れたので、『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』はチャーハンの味であるって事でよろしいかと存じます。
しいて言うなら麺の方にも香辛料やオニオンパウダー、醤油などが含まれているみたいなので、そこら辺も足せばより味のバランスが取れるのかなと。
ま、普通にチャーハンを作った方が美味しく作れるだろうし、コスパ的にも割高ですので『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』を使ってチャーハンを作る意味があるかは謎ですが……。
と、言う訳で『日清焼そばU.F.Oチャーハン味』の存在は賛否が分かれる案件ですが、日清食品はちゃんと「チャーハンの味を再現する事に成功した」って事を報告しておきたいと思います。
そして!
このまま終わろうと思ったのですが恐ろしい事実が発覚したので、あえて言おう!
「かんすい入れた麺使ったらラーメンじゃね?」
チャーハン味とか言う以前に、そもそもが”焼そば”ではない説が浮上した可能性……あると思います。