相模原『六郷』濃厚煮干し豚骨ラーメンどうでしょう?

六郷濃厚煮干し豚骨ラーメン1 相模原
相模原ラーメン&つけ麺
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『六郷』に行く時~

って事で、それとなく『六角堂』グループのサービス券の有効期限が3月末なので、滑り込むパターンで御座います。

(スタンプカードではない方)

煮干しラーメン専門としてリニューアルした『六郷』でして、わりと筆者は早い段階から「イケる!」と思っていたのですが、ようやく最近は人気も定着した感じでして、土日は結構混んでるかもですね~

『六郷』のメニューなど

六郷券売機1

って事で、券売機の方はこんな感じで。

ラーメン的には『濃厚煮干し豚骨』(豚骨&煮干し)と、『煮干し100%』の2択で、後は限定ラーメンが有るとか無いとかって感じでしょうか?

六郷券売機2

ま、最近は何種類ものラーメンをメニュー展開する店が多いと思いますが、美味しいラーメンが1種類あれば十分って説もあるじゃない?

『濃厚煮干し豚骨』800円

六郷濃厚煮干し豚骨ラーメン1

こんな感じで、どうでしょう?

ん~……まあ、大体はいつも通りの『濃厚煮干し豚骨』的なラーメンかな~とは思うのですが、あえて言おう!

六郷濃厚煮干し豚骨ラーメン2

「今日のは流石にレア過ぎると!」

筆者、別にレアチャーシューってジャンルもイケるのですが、猪&豚は”E型肝炎”リスクが高いので、ここまで生だと流石にこのままでは食べれないぞと……

一応、筆者も低温調理は研究したので、そこら辺の温度とか食中毒とかE型肝炎とか寄生虫は調べたのですが、E型肝炎ウイルスに関しては、いわゆる低温調理で美味しいとされる温度帯の60度では、若干足りないぞと。

いわゆる60度を境にしてタンパク質が凝固するので、そこら辺ギリギリを狙うのが低温調理なのですが、E型肝炎ウイルスは63度で30分なので、筆者も鹿や猪、豚肉の低温調理は諦めた次第。

(63度以上では低温調理の意味が無くなるので)

六郷濃厚煮干し豚骨ラーメン3

食中毒的な事は、肉の取り扱いとか衛生面でリカバリー出来る部分も大きいのですが、E型肝炎ウイルスに関しては猪ですと地域差があって5~10%、鹿の方はそれより更に少なく、これも地域差ですが奥多摩ら辺では100頭サンプリングして確かゼロだったはず。

(2003年に鹿肉を食べて発祥した事例が世界初の確認事例)

ここら辺、猟師だったのでメッチャ調べたんですよね~

で、気になる豚肉の方ですがこれも地域差はあるでしょうが、食肉用として出荷された豚生レバーからは1.9%の確立でHEV遺伝子が検出されています。

ちなみに家畜である豚に関しては、実は生後4~5ヶ月の豚からは100%の豚から抗体が検出されていて、つまり全ての豚は必ずHEV遺伝子を持っていた時期があるって事でして、やはり豚舎で飼育されると密度が違うので、全ての豚に蔓延する模様。

六郷濃厚煮干し豚骨ラーメン4

もっとも、実際に豚が出荷される生後六ヶ月頃には、豚さんの方もすでに治っていて現在進行形でHEV遺伝子を持っている豚は、かなり減っているのですが、やはり一部の豚からは糞便と肝臓にHEVがなお残存しているので、それが豚生レバーだと1.9%って数字なのかなと。

まあ、肝臓が一番HEVが残留しやすいとの事でして、ゆえに豚レバーの生食は危ないって話なのですが、知っての通り「生の牛レバーがダメなら生の豚レバー出すか?」みたいな頭のおかしい飲食店も世の中に存在するので、こういう知識は1人1人が持つ事が大事ですよね~

ちなみに「生ハムとか大丈夫なのけ?」みたいな不安があるでしょうが、実は生ハムからの感染事例はゼロでして、そこら辺は塩分による減菌効果、それなり長い月日で熟成するのでウイルスも不活性化されているものと推察されます。

六郷濃厚煮干し豚骨ラーメン5

後は牛肉ですとレアステーキとかローストビーフが有りますが、実は国内の牛は全頭検査しているので大体は安全ですし、基本的に肉は外側から腐れて行くし、雑菌が付くのも外側ですので、塊肉のレアステーキとかローストビーフは大丈夫ですね~

もっとも、そんな牛肉ですら取り扱う側がアホだと、食中毒を引き起こして死者が出るので、結局は牛肉の生食は禁止になっちゃいましたけれども……

ま、実は日本でE型肝炎になる人って、海外で現地の水を飲んで発症するパターンが大半でして、食べ物から感染するケースはレアなのですが、豚の生レバーを食べれば確実に1.9%の確立でガチャるし、豚の生肉も1.9%未満とは言え、それなりの数字でガチャるので、豚の生食はダメ絶対!

って事で、気になる味の方ですが、あえて言おう!

六郷濃厚煮干し豚骨ラーメン6

「ラーメンならスープに浸ければ問題ないと!」

大体、この手のレアチャーシューって薄切りですので、ラーメンが出た瞬間に不安を感じたなら、マッハで麺の下にチャーシューをブチ込んでセルフ加熱しておけば、63度くらいまでは加熱出来ると思うんで、早めの決断が大事で御座います。

六郷濃厚煮干し豚骨ラーメン7

ご馳走さまでした!

『濃厚煮干し豚骨』総評

六郷パーテーション

と、言う訳でラーメンの味に関しては1㎜も語ってない説ですが、流石にコレはラーメンの味云々以前の問題でして、今一度”レアチャーシューの基準”を良く考えて欲しいと思いますね~

まあ、普通の人は低温調理された肉を見て、安全なのかどうなのかって判断出来ないと思われ、そこら辺は店側がしっかりやらないとって話ですし?

一応書いておきますが、今は日本で生食出来るのは馬肉と一部の鶏肉のみ(普通にスーパーで売ってる鶏肉は絶対ダメ!)でして、あとは全部NGになっているんで覚えておきましょう!

って事で、わりと低温調理されたレアチャーシューは流行っているものの、とりあえず”63度の状態で30分加熱!”は最低ラインですし、普通に保健所案件ですので全てのラーメン屋さんは良く考えた方が良いぞと。

六郷卓上調味料

ちなみにラーメン的には美味しく頂けた『濃厚煮干し豚骨』ですし、レアチャーシューもスープにブッ込んで事無きを得たので個人的には満足で御座います。

って事で、何気に煮干し系なら『六郷』はイケてると思うので、是非みなさんも食べに行ってみて下さい。

『煮干豚骨らーめん専門店 六郷』

神奈川県相模原市中央区清新7-1-1

営業時間 11:30~15:00 18:00~23:00

定休日 月曜日

『六郷』Googleマップで表示

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