「結局、ペペロンチーノ最強じゃね?」
まあ、たまにはブログ的なライトなメニューはどうでしょう?
ペペロンチーノと言えばオシャンティーなイメージですが、何気に貧乏人最後の砦とも呼べるメニューである事実……知っておくべきでしょうか?
まあ、究極的な貧乏だと他にもメニューはありそうですが、そこまででは無いけれども金はないとか、冷蔵庫に食材が無いとか、そういう事態は生きていれば何回かは、むしろチョイチョイ起こり得るんじゃなかろうか?
そんな時、とりあえずペペロンチーノを作れると微妙に幸せになれると言うか、目の前の”金欠、貧乏、不幸”みたいなマイナスイメージ3点セットを払拭し、一発逆転出来るのでオススメで御座います。
とりあえず美味しく作ろうか?
まず、この様な窮地に陥ると大抵の人はもっと楽なメニュー、例えば”うどん”や”そうめん”を茹でて終了する可能性もありますし、ついついパスタもレトルトのソースを使いそうな感じですが、あえて言おう!
「逆境こそチャンスであると!」
まあ、嘘ですけどね!
様々なチャンスを逃した結果、金が無い状態に陥っている可能性が高いので、そこでチャンスとか片腹痛い案件でしょうか?
とは言え、この状況を利用して「ペペロンチーノが作れる男」(女でも可)とかにステップアップする事は出来るので、とりあえず頑張る方向でお願いします。
ちなみに、ココまで追い詰められても頑張れない人はどうにもクズい可能性は否めないので、今一度「人生とは?」みたいな原点で論文でも書いてみて下さい。
とは言え、ちょいちょい料理は面倒ってのも分からないでもないので、今回はちょいと楽する方向でどうでしょう?
「ニンニクと唐辛子は漬けてヨシ!」
まず冷蔵庫に食材が無いとか金が無いと騒いでいる人種の場合、ニンニクもチューブタイプや業務用の微塵切りボトルを使いそうですが、そこは頑張ってスーパーでニンニクを買って下さい。
ここを妥協すると、すでに「美味しいペペロンチーノを作る」と言う目的は永遠に達成されないので、最悪”中国産”でも良いからニンニクだけは買いましょう。
唐辛子もちゃんとしたのを買っても良いのですが、筆者も最終的にはスーパーで売っている”輪切り唐辛子”みたいなのに落ち着きました。
まず、種とか取るの面倒ですし、輪切り唐辛子でもそこまで味に大差がないからです。(食感は違うけども)
しかし!
腹が減る度にニンニクを刻むのも面倒ですので、とりあえず3回分とか一週間で使い切りそうな量を、まとめて微塵切りにしてオリーブオイルに浸けておきましょう。
ちゃんとオリーブオイルに沈んでいれば、痛んだりしないのでなんなら冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。
そして!
実は市販の輪切り唐辛子は歯応えもゴムみたいだし、乾燥していて”焦げやすい”みたいなデメリットがあるのですが、オリーブオイルに浸けておくとウェッティーになるので、調理中に焦げにくくなります。
基本、ペペロンチーノ作りで失敗するとすれば、ニンニクを焦がすとか唐辛子を焦がすくらいなので、オリーブオイルに浸けておくことで失敗しにくくなり、手間も省けると言う一石二鳥の技で御座います。
わりとアバウトに作って良し!
なんかパスタは湯を大量に使って茹でろとかありますが、まあそこら辺はアバウトで良いです。それぞれの環境、ポリシーに則って茹でて頂いて構いません。
と、言う訳でパスタを茹でる湯が沸くちょっと前くらいから、ソースの方に取り掛かる感じでしょうか?
フライパンに火を付ける前に、ニンニクとオリーブオイルを入れておきます。
低い温度からスタートした方がニンニクの風味がオリーブオイルに移るそうです。(と、本で読んだ)
ちなみに、このくらいのタイミングでパスタを茹で始めると、出来上がりが丁度良い感じでしょうか?(茹で時間8~9分として)
火加減も弱火でじっくり香りを立てる感じで、ちょいと温度が上がって来たくらいで唐辛子も入れましょう!
ちなみにニンニクよりも唐辛子の方が焦げるの早いので、同時に入れるとニンニクが美味しくなる前に、先に唐辛子が焦げ始めるので要注意です。
だんだんニンニクに美味しそうな色が付いて来るので、「焦げるかな?」みたいな一歩手前で”パスタの茹で汁”を入れましょう。量は適当ですが、まあ80ccくらいっすかね?
このタイミングで強火にします。
ちなみに筆者、わりと原理主義者なのでペペロンチーノにはベーコンも野菜も入れたらコロス派なのですが、隠し味に”アンチョビペースト”を加えるのは許可しています。
あまり”乳化”(水と油が混ざった状態)とか意識しないのですが、強火でやっておけば勝手に混ざるし、乳化を意識するならフライパンを揺すれば良いだけなので、好みでどうぞ。
ここでパスタが茹で上がる前に、完全に水分が飛んじゃったら水をちょいと足してみて下さい。(茹で汁を入れすぎると塩っぱくなるので)
で、パスタが茹で上がったらフライパンに入れて、手早く和えます。
フライパンにはペペロンチーノのソースがちょいちょいあるのですが、パスタを入れると一気に水分が無くなるってか、ソースが吸われるので意外と汁だくにはなりません。
イイ感じにパスタがソースを吸ったら完成です。乳化したとは言え、流石にオリーブオイルはそんなに吸われないので、ちょいちょいテカテカしてますが、こんなもんですかね?
「盛り付けません、勝つまでは!」
ま、盛り付けたい人は盛ってみたらいいじゃない。あっしは一秒でも早く食べたいので、盛り付けない派です。
『ペペロンチーノ』総評
と、言う訳でとりあえずパスタ料理の登竜門としてペペロンチーノがある訳ですが、ペペロンチーノが作れる様になるとオイル系のパスタは作れると思うんで、早い段階でマスターした方が良いと思います。
特に!
クソ貧乏な学生達は自炊の第一歩、かつ最後の生命線として作れる様になる事を激しく推奨したい筆者で御座います。
ま、とりあえず具無しで美味しく作れる様になったら、ベーコンでもキノコでも好きなの入れた良いと思います。
でも、最初から具材を入れると、そっちの食材が持つ味に頼ってしまうので、まずは具無しの基本となるペペロンチーノが美味しく作れる様になってから、アレンジすると上達が早いと思うんで、試してガッテン!