鳥中華ですよ!
まあ、普通の人は鳥中華と言われてもピンと来ないかもですが、”マツコの知らない世界”でお土産のラーメンが紹介されたので、名前くらいは知っているんじゃなかろうか?
一応は3行で「鳥中華とは?」みたいなのを解説しますと、ずばり「賄いから誕生した蕎麦屋の隠れメニュー」って感じでして、わりと昔からあるっぽい模様。
まあね~
山形県は蕎麦とかも美味しくて、この『水車生そば』も創業は1861年との事でして老舗にも程があるレベルで御座います。
ま、一応は豆知識みたいなのを書いておきますと、とりあえず”老舗”を名乗るには、最低でも100年は続いていないとダメって暗黙のルールが江戸っ子的にはあるのですが、まあ昨今は色々な業種が増えて来ていて、100年前には存在しなかった業種とかもあるので、今現在はわりと「その業界では古くからやっている」みたいなユルユルな規格で使われているかもですね~
まあ、文章を書く側としては、とりあえず老舗って入れとけ感があるし、筆者も困った時は入れる方向なので、もはや100年ルールを守ってる物書きは居ないと思います。
『水車生そば』のメニュー
って事で、メニューの方はこんな感じで御座います。
いや、この『水車生そば』は蕎麦ガチ勢ですんで、基本的には蕎麦を食べてナンボですからね?
ん~……流石に”将棋の町、天童”とは言うても、この『将棋ざるそば』(960円)はやり過ぎ説。
まあ、そこは普通に『元祖板そば』(1650円)を食べるよね~
一応は書いておきますと、筆者もこの『水車生そば』には何度か食べに来ているので、蕎麦の方もしっかり食べてたりして?
なので、蕎麦の美味しさもオススメ出来るのですが、まあ観光客的には話のネタになる『元祖鳥中華』を食べたいかもですな!
もっとも、筆者レベルで毎年のように来ていると、もはや観光客感覚は無いけれども。
アルコールとかもあるので、温泉上がりにワンチャンってのも良きですね~
『元祖鳥中華』830円
こんな感じで、どうでしょう?
ん~……相変わらず渋いビジュアルかもでして、1861年創業は伊達じゃないですね~
ちなみに『水車生そば』ってわりと夜遅くまで営業しているので、何気に飲んだ後でもワンチャンあったりするので、この『元祖鳥中華』もちょこちょこ食べてるかもです。
さてさて。
そんな感じで『水車生そば』の『元祖鳥中華』でして、筆者的にはお馴染みなのですが、一応は解説しておきます?
ってか、そこを説明してナンボの記事なので、まずは『水車生そば』公式サイトから誕生秘話を引用してみますか~
今から約50年ほど前のことになります。
「鳥中華」は、もともと自分たちのまかない食として、蕎麦に使う和風だしと鶏肉を使って食べていたラーメンをたまたま近所の温泉街の酌婦さんが見つけて、「美味しそうだ、食べてみたい!」 という話になり、 口コミで一部の人にだけ提供していた裏メニューなのです。 本当は江戸時代から受け継いだ蕎麦だけを 出したかったのですが… ちょうどその頃、鳥中華を取材させて欲しいという話があり、それならメニューに載せなくてはということになり、いつのまにか大ヒット作に!
との事です。
この『水車生そば』の歴史からすると、わりと最近に思えてしまうかもですが、50年前っちゅうたら筆者も生まれてないレベルでして、この『元祖鳥中華』も歴史ある感じかな~って。
いや、この天童市周辺、確かに蕎麦的な出汁に中華麺を合わせるスタイルがあるけれども、そこら辺の発祥は『水車生そば』ら辺からかもでして、なかなか独特の麺文化を育んでいる説。
って事で、気になる味の方ですが、あえて言おう!
「相変わらずの美味しさですと!」
ベースが蕎麦的な和風出汁ですんで、天かす的なアイテムこそあるものの、ラーメンほどに油っぽく無いのもナイスかな~って。
いや、確かにコッテリコテコテなド豚骨ラーメンも好きかもですが、そこら辺の対局にある淡麗系ってヤツの当たり外れ率を考慮すると、こういう和風な蕎麦系テイストの方が安定する気がしますね~
麺の方も美味しい感じでして、そこら辺も山形県はレベルが高いと思います。
まあね~
昔々から粉を捏ねまくっているので、うどんや蕎麦で育んだ製麺技術を用いれば、ラーメンの麺を作る事など造作も無いって事かもですな!
ご馳走様でした!
『元祖鳥中華』総評
と、言う訳で相変わらずの美味しさだった『元祖鳥中華』でして、これはオススメの一品で御座います。
いや、世の中の元祖を名乗る食べ物、往々にして怪しい部分もあったりするし、元祖同士で争ったりもするのですが、この”鳥中華”って料理に関しては、まあ『水車生そば』が元祖って事で誰も異論は無いんじゃなかろうか?
確かに家で作って食べた事があるとかって話なら、50年以上前にもあったかもですが、こうして鶏肉も使って商品化したモノとなると無さそうですからね~
って事で、蕎麦も美味しい『水車生そば』ですが、やはり観光客的にはコッチだと思うので、是非みなさんも天童市ら辺に行った時にでも食べてみて下さい。
『水車生そば』営業時間
山形県天童市鎌田本町1-3-26
営業時間 11:00~23:00
定休日 元旦