”地下鉄に乗るっアニメ上映会@東京”にコネを利用して潜入してみた@魚雷映蔵&GK京都&賀茂川

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『地下鉄に乗るっ』アニメ上映会@東京

それとなくイラストレーターの”賀茂川”氏が、自身の代表作でもある『地下鉄に乗るっ』のトークイベントに出ると言う事で、BANちょ氏より勅命が下り筆者が取材に行く事になりました。

と、言う訳でTwitterで賀茂川氏にダイレクトメールを送ったところ

「マジで? いや、別にかまへんけども」(賀茂川氏談)

みたいな煮え切らない対応……そう言われると俄然行きたくなる筆者ですので、半ば強引に取材のアポイントメントを取って貰いました。

ちなみに今回、賀茂川氏は顔出しNGとの事でして、その理由を尋ねたところ

「サザエさんってあるやん? あの原作者の長谷川町子って画像とか出ぇへんやんか? ああいうの目指してんねん。」(賀茂川氏談)

まさに、どうでもいい感が半端ない理由な気がしますが、とりあえずは本人の意思を尊重してみようと思い

「んじゃ、なんかスタンプ書いてよ。それ貼っておくから。」(YELLOW談)

「アイコンあるから、それ使ってええよ。」(賀茂川氏談)

との事でして、あわよくば新しいキャラを書かせようと思ったのですが、賀茂川氏のアバウトな性格により却下された次第で御座います。

まあ、僕はどっちでも構わないんですけどね!

『HARAJUKU STROBECAFE』

と、言う訳で2017年8月5日、原宿にある『ストロボカフェ』に行ってみた次第です。

この日は『地下鉄に乗るっ』のポスター等も物販で販売されていて、なかなか関東では入手出来る機会もないので、かなりの勢いで売れていました。

ちなみにTOKYOの人間は『地下鉄に乗るっ』と言われてもピンと来ないかもなので、それとなくPRしておきますと

「京都市交通局の地下鉄に乗ろうキャンペーン」

みたいな感じでして、地下鉄、市バス応援キャラクター”太秦 萌””松賀 咲””小野 ミサ”の仲良しの幼なじみ3人と、萌の姉”太秦 麗”、小野ミサの兄”小野 陵”、その親友の”十条 タケル”らが活躍しています。(その後もキャラクターは増えている模様)

と、言う訳でこの日の司会進行は”太秦 麗”のCVを勤める”竹村かな”さん、”都くん”のCVを勤める”大久保照子”さんの二人で御座います。

最近の声優さんは美人さんである可能性……あると思います。

ちなみに立ち位置の関係上大久保照子さんの手にあるバインダーにより、竹村かなさんの写真が全て被ってしまった件……報告しておきます。

祝『地下鉄に乗るっ』映像化!

厳密にはすでにCM等で映像化はされているのですが、今回はクラウドファンディングで目標金額100万円で融資を募り、短編アニメを制作する事になりました。

結果、なんと目標金額の10倍を上回り、1千万円を越える資金の調達に成功……どんだけ人気なのかって話でしょうか?

と、言う訳で京都を中心に関西ではすでに知名度もグイっと上がっている感じでして、その勢いで東京に乗り込んで来た感じで御座います。

なお、この日は写真や動画はNGですが、トークショーの内容や質問等をTwitterで拡散して欲しいとの事ですので、あえて言おう!

「会場、電波入らない可能性……」

あまり質問が殺到しなかったのは、純粋に電波入らない人が多数居たからかなと思われます。

結果として京都市営地下鉄のマスコットキャラ的な”都くん”の声を担当する大久保照子さんが、Twitterで拾うのは『地下鉄に乗るっ』のアニメ化を手掛けた、『魚雷映蔵』の代表取締役兼、プロデューサーの”佐野リヨウタ”氏の発言をピックアップするカオスな事態に……。

「修正に熱が入る名倉さんをたしなめる磯貝さんの重要性の話、尊い。」(佐野リヨウタ氏談)

「伊勢京香お姉さんのショートカットも尊い。」(佐野リヨウタ氏談)

「【業務連絡】巻きでお願いします。」(佐野リヨウタ氏談)

何故なのか?

賀茂川先生の絵はアニメとして最悪?

いきなりの爆弾発言で会場を凍り付かせた佐野リヨウタ氏ですが、その内容を聞いてみれば納得しちゃう感じでした。

「賀茂川先生の絵はほんの少し違っただけで別物になってしまい、アニメーションとして作ると制作側の苦労が絶えない!」(佐野リヨウタ談)

わずかなテイストの違いで”賀茂川らしさ”みたいなのが失われてしまうので、その画風をトレース出来る様になるまでに、多大な時間と労力を要したとの事です。

確かに賀茂川氏のイラストは、あまりキャラを立てる感じではなく、小技の集大成から生まれる自然な持ち味でして、それを他者が再現するのは逆に難しい可能性……あると思います。

この日は賀茂川氏の絵に関して徹底的に討論されましたが、確かに細かい部分を何点か省いただけで、まったくもって別の絵になってしまう感じでしたね。とは言うものの、

「足の”ふくらはぎ”のピークはココ!」

みたいな修正指示とか、まったくもって賀茂川氏本人以外には違いが分からず、逆に『地下鉄に乗るっ』に対する過剰な情熱の一端を垣間見る事が出来ました。

また、表には出て来ない『地下鉄に乗るっ』の設定資料とか、微妙に見応えがあった感じでしょうか?

通常、PRコンテンツでここまで設定を詰める事はないのですが、クリエイター陣の情熱と言うかコダワリの結果、ベースとなる設定からきっちりまとめた感がありました。

すべては、この二人から始まった!

この日は『地下鉄に乗るっ』のコンペに応募しようと言う企画を始めた、デザイン事務所『株式会社GK京都』の二人もトークショーに参加していました。

元GK京都の”磯貝直紀”さんと現GK京都の”名倉剛志”さんです。

ここら辺、全部書くと誌面が足りないので現況を報告しておきますと、調整役の磯貝氏が退職した事で、賀茂川氏と名倉氏のやりとりにギスギス感が発生しているとの事。賀茂川氏いわく

「磯貝さんが退職する時にイラスト書いたんですけど、それにまで名倉さんがダメ出しするんですよ! 普通、善意で書いたノーギャラの作品にケチ付けます?w」(賀茂川談)

「磯貝さんを男前に書き過ぎているので、磯貝さんの写真を賀茂川先生に大量に送りました!w」(名倉氏談)

以前はこの様な無駄なやりとりは磯貝氏が上手く調整していたらしいのですが、今は尖った二人が直で意見をぶつけ合うので、なかなか仕事が捗らない模様……。

やはりクリエイター同士だと互いに折れない部分もあるので、ワンクッション入れる必要はあるんじゃないかなと思います。

最後は主題歌を歌う”大木ハルミ”さんも登場!

2部には”大木ハルミ”さんのライブもあり、1部の最後の挨拶ではスペシャルゲストとして”大木ハルミ”さんも登場しました!

まあ、何はともあれ『地下鉄に乗るっ』の裏話も沢山聞けたし、大抵のトークショーで裏話をやると身内ネタになり伝わりにくいのですが、みなさん素人とは思えない表現力だったので会場のみなさんにも、面白さが伝わっていたと思います。

また、制作サイドとしては『地下鉄に乗るっ』の設定資料集の発売等も乗り気だったので、きっかけ次第で実現するんじゃないでしょうか?

とりあえず『地下鉄に乗るっ』のコンテンツはこれからも大事に育てて行くそうですので、今後の展開に期待してみましょう。

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