相原ら辺ってどうでしょう?
町田と言えば駅周辺こそ飲食店が多い印象ですが、ちょっと外れの田舎緑豊かな地域になると、ほとんど選択肢が無い可能性……あると思います。
と、言う訳で町田駅周辺を中心に記事も構成されている訳ですが、そろそろ駅周辺は書き尽くした感もあり、鶴川ら辺も攻めているのですが、あえて言おう!
「相原ら辺ってどうよ?」
一応は町田市ですので記事的には有りですが、いかんせん人口も多くなさそうだし、そんなに人の行き来も無さそうだし、記事の需要があるのかないのか微妙なラインだと思うんですよね。
そんな感じで軽くスルーして八王子に遠征していた訳ですが、どうしても気になる店があったので行ってみた次第です。
とんかつ『ひろまつ』……その圧倒的なログハウス感ある建物は豚カツうんぬんよりも、とりあえず店の内装を見てみたい可能性……あると思います。
『特上ロースかつ定食』1540円
本当は『リブ・ロースかつ定食』を食べたかったのですが、この日は限定2枚のみとの事でして、オープン前に仕掛けるも撃沈した筆者で御座います……。
で、他のメニューはまったく考えていなかったので悩んでいた所、店主から「特上ロースかつ定食で脂の多い所なら同じ枝肉なので味も近いですよ!」とのアドバイスを頂いたので、『特上ロースかつ定食』にしてみました。
ちなみに『ひろまつ』は豚カツが厚いので揚げるのに時間が掛かる為、最初に「時間が掛かりますが、大丈夫でしょうか?」みたいな事を聞かれます。
ま、豚カツも分厚いのは30分以上揚げる事を知っているので、筆者的にはまったくノー・プロブレムで御座います。
結果、こんな感じでどうでしょう?
なんともボリューム感のある定食って感じでして、ご飯の盛りっぷりといい、豚カツのボリューム感といい文句なしのビジュアルです。
茶碗はそこまで大きくないので、デカ盛りって訳ではありませんが、成人男子にとっても十分なのは伝わるでしょうか?
そして!
この豚カツの質量……かなりキテますね!
さらに脂の多い部位をチョイスして頂いたので、これまた筆者好みで御座います。
美味しい豚肉の脂身は独自の旨さと言うか”甘み”があるので、そこら辺をエンジョイするなら、この端っこの部分が一番良かったりします。
で、写真の方を良くみて頂くと分かると思うんですが、何か気付きませんかね?
ここら辺とか?
勿論、肉の厚みとか繊維の感じもなんですけれども、もっと大事な部分があるので、あえて言おう!
「衣がめっちゃライトに仕上がっていると!」
通常、この厚さの豚カツですと長時間揚げる事になるので、そこそこガッチリした厚さの衣になるのですが、『ひろまつ』のはかなり薄いんですよね。
しかも、パン粉の細かいの使っていて、綺麗なキツネ色に揚げられています。
ここら辺の難しさ、揚げ物をやる人じゃないと分からないかもですが、これがプロの仕事って事だと分かって頂ければ幸いです。
さらに言うならパン粉をあえて細かいのを使っているのか、もしくは指定して挽いて貰っているのかは謎ですが、パン粉に対するコダワリも豚カツの味に直結しています。
ま、確かに「いかにも生パン粉っぽい奴」で揚げると、衣の食感を出しやすいのですが、同時に油も多く吸ってしまうんですよね。
で、どう頑張ってもパン粉は油を吸ってしまうので、下手をすると豚肉の美味しい脂の味をスポイルしてしまう可能性……あると思います。
勿論、このボリュームの豚カツですので、衣が厚かったりパン粉が荒くて油を多く吸ってしまうと、やはり全体的に食感が重くなってしまう事でしょう。
そこまで考えての”極薄の衣&細かいパン粉”って事だでして、あくまでも豚肉の美味しさを引き立てる為の豚カツと言う調理法ってコダワリかなと。
結果……まあ、美味しいでしょ。
これは恐らく地域ナンバーワンの豚カツではなかろうか?
ご馳走さまでした!
『特上ロースかつ定食』総評
まあ、控え目に言って神だと思います。
恐らく店主はかなりの肉好き、むしろ肉マニアでして、仕入れる豚肉もかなり厳選していると思います。
さらに豚肉の美味しさを引き出す為に調理法も色々と考えられていて、結果として誠に美味しい豚カツに仕上がっていますね。
「豚肉を一番美味しく食べる調理法」って事ですと、いくつか意見は出ると思いますが、筆者的には豚カツこそ豚肉を一番美味しく食べる方法かなと考えていて、そんな豚カツの中でも『ひろまつ』はかなりの上位、ほぼ一番と言っても過言ではない位置になるでしょうか?
ま、ラーメンの場合は個人の嗜好に左右される食べ物ですので、大きく意見が分かれて当然なのですが、こと豚カツに関しては多少の好みの差はあれど、そこまで大きく変わらないので、筆者の意見も参考になるかなと。
ちなみに『ひろまつ』はかなりボリューム感がある、と言うか”豚カツにした時に一番美味しい厚さ”を意識していると思うので、こんな感じになっていますが、何気に『姫・ロースかつ定食』みたいな”特上肉を少量美味しく食べたい人向け”みたいなメニューもあるので、誰もが美味しい豚カツをエンジョイ出来ると思います。
あと大事な事なので書いておきますけれども、『ひろまつ』の豚カツは調理に時間が掛かるので、行くのであれば90分くらいは食事に時間を取れる時しか無理と思われ、特に先客が入っていてそれを調理してから自分のターンとなると、1時間近く待つ可能性もあるので、とにかく心と時間に余裕を持って訪れて欲しいと思います。
ぶっちゃけ昼に1時間しかランチタイムを作れない人は、ノーチャンスですので御了承下さい。
と、言う訳で久し振りに逆の意味で紹介したくない店『ひろまつ』ですが、遅かれ早かれネットで情報で出てしまう時代ですし、こういう名店を紹介してナンボな当サイトですので、こんな感じ。
そんな感じで豚カツが好きな人は時間を作って、『ひろまつ』の美味しい豚カツを食べてみて下さい。
ちなみにロケーション的には微妙な場所ですが、駐車場はあるので問題ない事も補足しておきましょう。
とんかつ『ひろまつ』@相原町
東京都町田市相原町3268-1
営業時間 11:36~13:30L.O 17:33~19:30L.O
定休日 月曜日