【実食レビュー】2018『大つけ麺博』第1陣絶賛開催中ですと?【ラーメン日本一決定戦!!】

【実食レビュー】2018『大つけ麺博』第1陣絶賛開催中ですと?【ラーメン日本一決定戦!!】

2018『大つけ麺博』開幕!

今年も新宿大久保公園で開催される『大つけ麺博』の季節がやって参りました。

と、言う訳で開幕から行く感じでして、まずはオープニングセレモニーなどなど。

だが、しかし!

今回は記事の尺も長いのでオープニングセレモニーと言う名の小芝居はカットする感じで御座います。

しいて言うなら”勝俣州和さん&塩地美澄さん”によるキレのあるMC、”HEY!たくちゃん”「今回は銀行からラーメンの材料代500万円を借りた」「日本一にならなかったらヤヴァイ!」みたいな事情を報告しておきましょう。

とりあえず……開場一時間前にオープニングセレモニーをやったが為に、あれこれバタバタした感がありまして、主催者の井上氏自らトラックを動かす感じで御座います。

『大つけ麺博』10周年特別企画「ラーメン日本一決定戦!!」

新宿歌舞伎町 大久保公園

大久保公園Googleマップで表示

開催期間 10月4日(木)~10月31日(水)

11:00~21:00(店舗入れ替え日は15時まで)

『大つけ麺博』公式サイト

電子マネーを活用せよ!

今回、入り口に券売機5台奥に1台の6台体制、さらに各種電子マネー対応ですので、ほぼほぼ券売機での行列は解消されるかなと。

そして!

ローソンチケットで前売り券を買うと、1杯850円が800円、つまり50円引きになるので一番”お得”な感じになっています。

あと大事な事なので書いておきますが、今回は”10周年特別企画 日本一決定戦!”って事でして、各種チケットの半券やスタンプと”食べ終わった容器”みたいなのがセットで初めて投票コインをGET出来るので、必ず半券などを捨てない様にして欲しいと思います。

あとは……なんでしょ?

SNS映えする写真が撮れるブース

おっと、大事な事を忘れる所だったのですが、ここ最近はいつもある『SNS映えする写真が撮れるブース』ですが、さらに改良が加えられました。

え~、どこら辺が変わったのかを説明しないとピンと来ないかもなので、あえて言おう!

「ライトが2方向からになったと!」

「で?」って言うのは無しにして頂くとして、とりあえず有りのままに書きますと

「ラーメンの背後から光りを当てる事で湯気が映ります!」(井上氏談)

との事です。

コツとしては正面上斜め45度の角度で撮影すると映えるとの事……。

ま、湯気感はさておきシズル感と立体感が出るので、映えりたい人はコチラのブースを積極的に利用してみて欲しいと思います。【PR】

『鬼そば藤谷』(東京都)

さあ、今年も『大つけ麺博』って事でして、あの『鬼そば藤谷』が一番輝く季節の到来で御座います。

ま、何せここ数年は”驚異の原価率100%超え”のラーメンを振る舞う感じでして、恐らく『大つけ麺博』に対するモチベーションはナンバーワンではないかなと。

ちなみに今年のメニューは『黒毛和牛と国産極上チャーシューのズワイ蟹味噌らぁ麺 ~日本代表旨味祭~』みたいなスゲー長い商品名でして、まあ読んだままの感じのラーメンとなっております。

『鬼そば藤谷』と言えば、何気にラーメンの巨匠”佐野 実”氏のDNAを受け継いでいて、ラーメンに関してはガチ勢だったりもします。

気になる原価率の方ですが今年は”102%”との事でして、銀行からの融資をそのまま鍋にブチ込むらしいです。

そんな悲喜こもごもな『黒毛和牛と国産極上チャーシューのズワイ蟹味噌らぁ麺 ~日本代表旨(略』ですが、流石に年々完成度が高まっている可能性……あると思います。

ま、今年も鍋をコッソリ見る筆者ですが、まあコレは確かに銀行からの融資がないと無理な感じでして、かなりの蟹感だった事を報告しておきましょう。

とは言え、スープの方は蟹の出汁も蟹味噌感もって欲張りな感じですが、なんだかんだと味噌ラーメンに着地していて、誠に美味しゅう御座います。

ちなみに北海道的な要素も盛り込んでいるので、今回は特に麺にコダワリを感じましたね。

(北海道に行って業者さんと小麦粉から選定した特注麺らしいです)

あとチャーシューと言うか肉がヤベェので、トッピングとか有りだと思います。

ま、確実に去年よりも美味しくなっていた『黒毛和牛と国産極上(略』でして、何気に第一陣は3連休に絡んでいる事を考慮すると、日本一もワンチャンあるんじゃなかろうか?

『麺屋 サマー太陽』(沖縄県)

『大つけ麺博』も10周年と言う事ですが、その勢いと情熱は未だに衰えず走り続ける感じでして年々、より多くのラーメン屋さんが参加を希望しています。

と、言う訳でついに『大つけ麺博』史上、最南端?からの出店と思われる『麺処 サマー太陽』で御座います。

いやいや、沖縄と言うか宮古島からの参加とかスゲーの一言に尽きますが、それゆえ中途半端な気持ちではなく、超本気で上陸して来た可能性……あると思います。

ちなみに今回のメニューは『カオソーイ』って感じでして、「沖縄何処行った?」感は否めませんが、それだけ自信のあるメニューって事かなと。

一応、『大つけ麺博』のパンフレットによりますと、「ココナッツミルクの甘みとタイの本格スパイスの辛さ、酸味や香りを丸鶏スープでまとめたスープ」との事でして、かなり本格的なタイ風味を予想させるスペックです。

確かに『大つけ麺博』で優勝を狙うならば王道の味と言うか、”誰もが好むラーメン”にまとめるってのがセオリーだと思うのですが、それをあえて『カオソーイ』で勝負する『麺処 サマー太陽』の心意気、リスペクトしかありません。

ぶっちゃけ、ココナッツミルクとかパクチーな時点で好き嫌いが分かれ過ぎるラーメンなのですが、筆者みたいに『大つけ麺博』で連食する人にとっては、同じ様なラーメンばかり食べるのはシンドイ感じでして、こういうマニアックな一杯は誠に有り難い存在なのです。

んで。

気になる味の方ですが、確実にこの『麺処 サマー太陽』の周囲だけタイでして、筆者的には懐かしい香りがしています。

ま、なんと言ってもパクチー感からしてタイですが、スープの方は見た目ほど辛くなく、むしろココナッツミルク感と相殺されるので、辛さは完全に忘れても大丈夫かなと。

なお、レモンが付属しているので絞るタイミングに悩んじゃう感じですが、タイ帰りの筆者に言わせて頂くと、そこは開幕から全絞りでガッツ石松(OK牧場)だと思います。

そして!

麺の方は意外にも全粒粉入りの強い奴でして、かなり個性的なスープにもマッチしています。

しいて言うなら、やはり全体的に沖縄と言うか宮古島感が低めですので、あえて補足しますと鶏チャーシューが”沖縄県産やんばる鶏の味噌チャーシュー”って事ですので、そこら辺を胸に刻んで食べた方が良いと思います。

正直、パクチーで好き嫌いが分かれるし、ココナッツミルク感でも好き嫌いが分かれますが、呼び込みの女子が可愛いのでトータルで考えるとプラマイゼロだと筆者は睨んでいます。

『ぶぶか』(東京都)

え~、今回の『大つけ麺博』はネット予選みたいな投票もあったりして、今まで『大つけ麺博』に出店してきたレギュラーっぽい店だけではなく、初出場の店が多いって所にも注目して欲しいと思います。

そして!

その中には”まさかの大御所”みたいなレジェンドが入っている点は、特にアピールしたい筆者です。

と、言う訳で『大つけ麺博』の主催者である井上氏の「駄目もとでお願いしてみたシリーズ」のひとつでもある『ぶぶか』でして、言わずと知れた”油そばの巨匠”は注目だと思います。

「巨匠とか言い過ぎだろがw」と思うでしょうが、なんと今回は『大つけ麺博』に参加すると言う事で、すでに引退した『ぶぶか』創業当時の店主が店に立ちます。

まじか!

みたいな衝撃を受けるのは油そば界隈の人達だけかもですが、あの『ぶぶか』の創業当時の味が再現されるとなれば、恐らく気になる人は多いと思うんですよね。

ちなみに実食した結果、麺とか「お?」って思ったのですが、どうやら麺だけは今回の為に特注し、全粒粉入りの香りが良い奴にしたとの事です。

って事でして、ほぼ創業当時の味のタレで『大つけ麺博』だけの麺を味わえるので、これは食べる1択で良いと思いますね。

しいて言うなら『大つけ麺博』は天候と言うか気象条件によって出るラーメンが変わる感じでして、やはり寒いと味噌ラーメンが出るし、暑いと”つけ麺””油そば”が売れるので、今後の天候は気になるところでしょうか?

自家製中華そば『麺の虜 牛の虜』(山梨県)

昨今、様々なラーメンが出て来てラーメン界隈も流行があったりなかったりします。

んで。

煮干しとかスゲー流行った感があるのですが、あえて言おう!

「牛骨の時代も来るんじゃね?」

いや、昔々は牛骨ラーメンも伸びて来た時代があったのですが、丁度その頃に”狂牛病騒動”が発生し、一気に全滅した経緯だあったりなかったりするのです。

もっとも、昨今の若い人は「狂牛病?」みたいな感じだと思うので、そこら辺の事はググってどうぞなのですが、そんな牛骨を使ったラーメンがココ最近はキテるんじゃないかなと。

ちなみに牛骨、特徴としては豚骨や鶏ガラにはない”独自のまろやかさ”と香りがウリでして、まあ分かりやすく言うと焼肉屋さんとかで頂く”牛のテールスープ”みたいな感じを想像して頂けると分かりやすいかなと。

しかし!

この『麺の虜 牛の虜』はスープがかなり濃度が高いっぽい感じでして、筆者もここまで濃厚な奴は見た事がない可能性……あると思います。

いや……厳密にはココまで美味しい牛骨スープは未体験でして、これは絶対に食べるべき一杯かなと。

ですので、あまり牛骨100%のラーメンってないので、ラーメン好きなら必食ですし、特に女子が好きな傾向の味だと思うのでワンチャンあるんじゃなかろうか?

『だし廊』(宮城県)

今回、『大つけ麺博』にしては珍しくメニューと言うかラーメンの傾向がバラバラでして、ある意味イイ感じに連食出来る気がします。

と、言う訳で『だし廊』は4種類の貝出汁と自家製の”魚醤ダレ”で勝負する『貝だし魚醤そば』で御座います。

え~、昨今は様々なラーメンが溢れている訳ですが、特に女子層にも人気があるのは”貝出汁”ってジャンルかなと思う筆者でして、女子勢も少なくない『大つけ麺博』では注目を浴びるんじゃないかなと。

ビジュアルの方も映える感じでして、彩り的にもナイスだと思います。

気になる味の方ですが……結構、ムール貝の風味が強いかな?

日本人ですとアサリとかは味噌汁でも馴染みがあるので抵抗はないのですが、意外とムール貝って縁がない人は全然食べないので、そこら辺で賛否が分かれるラーメンでしょうか?

もっともムール貝が好きな筆者的にはウェルカムな感じでして、結構好きなラーメンでした。

第一陣、結構コッテリと言うか重いって訳じゃないけれども”濃いラーメン”が多いので、中休みとかでワンクッション欲しい時に食べる人が多いかなと。

ご馳走さまでした!

『大つけ麺博』第1陣総評

総評と言っても、まだ5杯しか食べていないのですが、あえて言おう!

「第一陣はかなり個性的であると!」

やはりラーメンイベントって人気の味と言うか定番のラーメンって固定されがちなのですが、今回は一般のWEB投票を行った結果、かなりランダムと言うかシャッフルされた感じでして、筆者的には凄い新鮮な『大つけ麺博』って印象でした。

ここら辺、初参加の店が多いってのもありますが、やはり連食するならラーメンのジャンルも多い方が嬉しいかなって思う瞬間もあるので、そう言った意味では『大つけ麺博』の第一陣はイチオシで御座います。

ちなみに今回、筆者が食べたラーメンとラーメンミュージシャン”井出隊長”の番組で紹介されたラーメンが丸被りな感じですが、特に打ち合わせとかお願いされた訳ではないので、そこら辺の店がやはりマニア目線では気になるラインなのかなと。

(大つけ麺博の取材、いつも自由行動ですのでw)

と、言う訳で残りの4店もメチャ気になる筆者でして、悩んだり後悔するくらいなら食べに行った方がベターですので、なんとか時間を作って制覇してみたいですな。

ちなみに今年はちゃんと開幕から特保なドリンクもバッチリ用意されているので、なにとぞ持ち込みだけはご勘弁!

(っていうか、禁止です)

あ、あと『大つけ麺博』の天敵と言えば”雨”なんですが、そこら辺は10年間の積み重ねで対策もバッチリですし、雨だと行列も半分以下になるので逆にチャンスである可能性……あると思います。

そんな感じで『大つけ麺博』の第一陣、とりあえず5杯食べて来ましたが、やはり会場の熱気と言うかモチベーションが熱く、ラーメン好きなら行くべき案件だと思うので、是非みなさんも食べに行ってみて下さい。

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