『カフェ中野屋』が閉店ですと?2019年は人気店がいきなり閉店するパターンが多くなる

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飲食業界、人足りない説急浮上!

町田の人気ラーメン店『胡心房』が一時閉店してから、かなりの月日が流れました。

最初は人手不足との事でして”アルバイト募集”みたいな貼り紙もあった気がするのですが、今では働く人を募集している気配さえありません。

町田でも悪くないロケーショの1階、自社ビルで無ければ家賃も相当な金額と思われ、これだけ長期間営業していないと流石の人気店『胡心房』も、もう再開出来る資金的な余裕が無いんじゃないかなと……。

(あくまで筆者の個人的な感想です)

そして!

町田で一番人気、もとい一番行列の出来る店『カフェ中野屋』も、人手不足で閉店してしまいました……。

ま、こちらの場合はパフェを作っていた人が辞めちゃって、替わりの人を探していた時期もあったのですが、やはり今までのクオリティーを維持するのは無理と判断、諦めて閉店したって感じではありますが。

まあ、ある意味”後継者を育てなかったから”って事にもなりますが、確かに後継者不足と言うか人材不足な面も有りますが、あの創作パフェを作れる天才は早々現れる訳がないので、技術を伝える云々ってか、シェフに辞められちゃったらお手上げかなと。

ですので、厳密には『胡心房』と『カフェ中野屋』では、同じ”人手不足で閉店”とは言え、その中身も意味もまったく違うんですけどね。

他にも横浜の方のラーメン屋さん『ファットン』とかも人気店ですが、コチラも人手不足で一時閉店(人材が確保出来たら再オープンする予定)との事でして、まあ飲食店、特にラーメン屋さんにおける人材不足は深刻な問題になっています。

さらに!

完全閉店には至ってないものの、人手が足りずに営業時間が変わったり、予定していたメニューが出せなかったりみたいな店はかなり多く、みなさんが思っている以上に”人気のラーメン店でも人手不足は深刻である”って事をアピールしておきたいと思います。

人は何故ラーメン屋で働かないのか?

筆者もラーメンとか超好きなので、一瞬だけ「ラーメン屋さんになろうかな?」みたいな気の迷いが生じた瞬間も無きにしも非ずですが、あえて言おう!

「ラーメン屋、めっちゃ大変やでと!」

ラーメン屋さんで働いた事が無い筆者が言うのもアレですが、工場で作ったスープを解凍して盛り付けるだけのチェーン店は別にして、普通のラーメン屋さんは仕事が多すぎる可能性……あると思います。

ま、ここら辺は他の職種も似た様なもんでして、焼き鳥屋さんとか簡単そうに見えますが、実際には肉を下処理して串打ちしてる時間とかメッチャ長かったりするんですよ。

特にラーメン屋さんの場合はホールと厨房が完全に分かれている店は希でして、ラーメンを作りながら接客したりとメチャ忙しいイメージで御座います。

飲食店は長時間労働である

例えばラーメン屋さんでアルバイトする場合、昼の11時半からオープン、閉店時間を21時とすると前後30分の出勤、退勤としても計10.5時間労働となります。

勿論、今は”中休み”みたいな感じで営業時間的には昔より短くなってはいますが、実際には昼に貯まった洗い物をやったり、夕方からの営業に備えて準備したりで拘束時間は変わらないでしょう。

それに退勤時間も店内の清掃等を考慮すると、閉店して30分では帰れないと思われ、10.5時間ってのは”最短労働時間”と考えるべきかもです。

しかも!

自分が店長だったりしたら更に勤務時間は長くなると思われ、ぶっちゃけかなりモチベーションが高くない限り、ラーメン屋で働くのは大変過ぎる可能性……あると思います。

「やり甲斐搾取、駄目絶対!」

ま、確かにラーメン屋さんって人気が爆発すれば一攫千金も夢ではない業種でして、飲食店の中では夢のある方だとは思います。

だが、しかし!

確かに技術を学んで「将来の自分の夢と言うか生活に役立つなら」って思わなくも無い……と、筆者も多少は思います。

とは言え、普通にアルバイトするだけならば他にもっと楽な職種が沢山あるので、「生涯ラーメンに携わって生きて行こう!」みたいなプロ志望でも無い限り、様々な職業が選択出来る都市部において、給料を貰う為の仕事にしてはハードルが高いのかな~みたいな?

ってか、筆者とかが社会に出た頃はまだ週休2日とか無かった時代、セクハラもパワハラも存在せず、根性論だけでなんとかする時代でして、そんな時代を過ごした筆者が「ラーメン屋さんは大変そうだな~」って思うくらいですから、昨今の若人がラーメン屋で働こうって思う確率は、さらに一段低くなる可能性……あると思います。

今後のラーメン業界の課題

と、言う訳で人手不足が慢性的なラーメン業界ですが、少子化がガンガンに進む昨今、飲食業界以外も慢性的に人手不足になるのは当たり前でして、新社会人の数が毎年減る訳ですから、今ある会社の数を維持出来る訳が無く、人手不足で倒産する中小企業がどんどん出るのは当たり前かなと。

(そもそも人口が減るなら会社の数も減るのは当然)

と、同時に少子高齢化が進んで行くので、ラーメン屋さんに訪れる新規の顧客(の絶対数、分母)も減る訳ですし、年金貰ってラーメンと言うか外食する老人も多くは無いので、今後はますます飲食業界は大変で御座います。

(そもそも年金自体がカットされてく方向)

そんな中、ラーメン屋として営業する為には、ある意味他のバイトよりも高時給に設定したりしなきゃ駄目かもでして、悩ましい業種だと思います。

それに時給を高くすれば確かに人は来るかもですが、時給に釣られて来る人が必ずしもモチベーションが高いとは限らず、ちゃんと働いてくれるかは神のみぞ知るって感じかなと。

そもそも、結婚しない人が増えて少子高齢化が進み、日本の人口が減り始めた時点で今の社会規模は理論上維持出来ない訳でして、ラーメン屋さんが頑張ったら解決出来る問題では無いのは否めませんが。

そう言えば去年、一昨年と老舗と言うか人気店が後継者不足で閉店とか多かった様な?

みたいなタイミングが始まったと同時に、今度は新社会人(新規労働者)不足みたいな感じの危機が去年の夏くらいから始まった気がする筆者です……。

そんな感じで2019年早々、町田の『カフェ中野屋』閉店ショックと同時に、飲食業界色々と終わりの始まりが来た気がする筆者でして、今までみたいな「イマイチな店が潰れる」だけでは無く、「人気店ですら人手不足でいきなり閉店!」みたいなパターンも今後は増えて来ると思うので、「とりあえず気になる店には今すぐ行っておけ!」をキャッチフレーズに、今年も頑張ろうと思った次第です。

終わり。

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