ケチャップを作りたいと思った日
外食ばかりしている風な筆者ですが、ぶっちゃけバリバリのバリで自炊派でして、それなり一通りは作れるので、ジジイになってもボケない限りは食事に困らない自信が有ります。
んで。
パスタも一通り練習したので”トマトソース”とかは自分で作っちゃうレベルですが、あえて言おう!
「なんとなくケチャップが作りたいと!」
まあ、前にバンコクで食べたハンバーガーに添えられていた”ケチャップの美味しさ”に衝撃を受けた感じでして、ケチャップも本気で作ったらメチャ美味しい可能性があると思った次第です。
ケチャップの材料を揃える
わりと初心者ですと「自分で作るならトマトもコダワルでしょ!」みたいな人が多いと思いますが、ぶっちゃけ業務用と言うかプロも普通にトマトの缶詰を使うので、そこは缶詰1択で宜しいかと存じます。
ちなみにトマト缶って大雑把に2種類でして、カットされているダイスの奴と、ホール(丸ごと)の2択なのですが、あえて言おう!
「実はトマトの種類も違うからねと!」
カットしてる、してないの2択では無く、実はトマトの種類が違うのでそこら辺だけは知っておいて欲しいと思います。
ですのでコダワリと言うか、店と同じ味を求めるならホールのトマト缶(細長いトマトの絵の奴)が正解となります。
と、言いながらも筆者はダイスカットなトマト缶愛好家ですので、今回もコチラのトマト缶で勝負します!
で、後はタマネギとかニンニクとか色々なパターンがあるのですが、今回は初めてですのでタマネギだけにしてみました。
往々にしてマズ飯のプロフェッショナルは、最初からあれこれ入れたがるモノですが、最初から色々と入れると失敗した時に、「何が良くて何が悪かったのか?」の原因究明が困難になるので、最初は極力シンプルなレシピで作り、馴れて来たら色々とチョイ足しするのが正解で御座います。
ケチャップ作りとは?
それなり調べてみたものの、なんだかんだと「トマトを煮詰める」のが肝と言うか、ほぼソレだけがメインっぽいので、ちゃっちゃと煮詰めます。
だが、しかし!
パスタとかで使うトマトソースなら、使う時に再び火にかけて煮詰めるので楽チンなのですが、ケチャップの場合はポテトフライとかでダイレクトに使うパターンがあるので、かなり水分を飛ばさないと駄目な可能性……あると思います。
結果……スゲー時間掛かるよねw
トマトの色が変わるまで強火、その後は中火よりチョイ弱くって感じなのですが、気が付いたら小一時間はコンロの前に立ってたりして……。
で、ケチャップっぽい濃度と言うか固さまで煮詰めたら、味見して塩気を調整して火を止めて”バルサミコ酢”で酸味を整えます。
ま、トマトだけの酸味ですと加熱中に飛んじゃうので、トマトソースと同じ様に火を止めてからバルサミコ酢で調整するのが肝かなと。
今回、手抜きでそのままですが、よりケチャップらしい滑らかさを欲するならムーランで濾して完成となります。
『自家製ケチャップ』総評
ん~……なんでしょう?
もっと盛り上がる要素があると思ったのですが、ぶっちゃけ工程的にはトマトソース作りと大差なく、さして新しい感動は訪れなかった事を報告しておきましょう。
味的には……まあ……普通?
二時間もかけて頑張った結果が「普通」とか身も蓋もない結果ですが、いつも作っているトマトソースからセロリとニンジンを抜いただけですので、味に関しても特に感動する要素は無いぞと。
つまり!
材料を切ったりする所からトマトを煮詰める所までやると、2時間チョイは必要になるので、ぶっちゃけケチャップを自作するメリットは無い可能性!
いや、トマトソースならそこまで煮詰めなくて良いので、もう20分くらい早く完成するんですけどね。
と、言う訳で結論を言いますと「自分で作る手間を考えたら、チョット高級な瓶入りケチャップを買うのが吉!」となります。
現場からは以上です。