カレーに”ちくわぶ”入れたら絶対美味いと思った日
”ちくわぶ”は下茹でせよ!
で、本日のメインな食材”ちくわぶ”様で御座います。
まあ、どう考えても”おでんの具”な感じですが、子供の頃から「カレーに”ちくわぶ”を入れたい!」みたいな願望があったものの、何気にYELLOW家では却下され、月日は流れて今に至る感じですが、あえて言おう!
「ちくわぶは下茹で必須であると!」
何せ小麦粉のカタマリみたいなヤツなんで、しっかり80度以上で煮ておかないと、粉っぽさが残るんですよね~
ってか、世間には”ちくわぶ否定派”が結構な数で存在してますが、その人達は下茹での必要性すら知らないレベルですので、その程度の知識で”ちくわぶ”を全否定するとか笑止千万で御座います。
ちなみに”おでん”は確かに煮込みますが、出汁の関係もあって温度はそこまで上げないので、おでんに使う場合でも下茹で必須な事を布教しておきたいと思います。
(おでんをグツグツ煮ると”練り物”の風味が全滅しますよ!)
当然、今回のカレーも”鶏ハム的食感”を意識しているので、低温(60~65度)で仕上げるイメージですので、下茹でしておくのは言うまでも有りません。
って事で、ひとまず温度を70度近くまで上げて”保温調理”します。
え~、また大事な事なので一応は書いておきますが、わりと煮る系の料理って「長時間煮た方が美味しい!」みたいな間違った認識があるので要注意ですね~
具材に寄りけりですが、やはり煮ると具材から味は抜けていくので、「それぞれの食材のピークに合わせた適切な煮込み時間」が肝で御座います。
で、更に言うと味が染みるのは加熱している時ではなく、冷めてく時に味が染みるので、長時間の煮っぱなしはNGだぞと。
なので”おでん”とかも”温める(沸騰させない)→冷ます→温める”の方が味は染みるので覚えておいたら良いじゃない。
いざ実食!
って事で、一晩置いたらこんな感じ。
保温調理は40度を切ると雑菌が繁殖する温度帯になるので、一時間くらい保温したら蓋を外して冷ましておくのは言うまでもないぞと。
ん~……このくらいだと、まだまだ舞茸の香りも出てますね~
ま、食べる為にココから再び70度くらいまで加熱して保温調理を1時間かけますけども。
70度まで加熱すると、大体の食材は65度とか最低でも60度、すなわちタンパク質が凝固して雑菌が死滅し始める温度になるので、ここら辺を狙います。
で、その前に辛さをプラスする為に”チリペッパー”、カレーの香りを更にプラスする為に”ガラムマサラ”を加えてから加熱しましょう。
ちなみにカレーって辛さの調整はチリペッパーですんで、ここら辺のアイテムも常備しておいて良いかなと。
って事で、保温調理後で御座います。
ま、大体は予想通りの仕上がりかな?
玉ネギとニンジンも形を残しておく事で”食べ応え”が出て来るので、このくらいで丁度良いかなと。
いや、いくらダイエットでも液体だけだと腹持ちが悪いので、こういう工夫は大事ですよね~
って事で、気になる味の方ですが、あえて言おう!
「ちくわぶ最強であると!」
今回のテーマはダイエットメニュー的な要素もあるので、米とかナンは無しって硬派な仕様ですが、替わりに”ちくわぶ”があるので必要十分かなと。
さらにストイックに行くなら”ちくわぶ”も抜いて良いのですが、一応は筆者も脳味噌を使う職業ですので、炭水化物ゼロでは仕事に影響するので、このくらいは必要じゃない?
ん~……スープカレー的な要素が強いので、ちくわぶの有り難みが半端ねぇ感じでして、これはオススメ出来る具材かなと。
鶏肉の方も塩漬けしておいたので、柔らかく仕上がっていますね~
今回、塩味は全て鶏腿肉に擦り込んだ岩塩のみでキメてますが、そこは塩漬け歴とかベーコン歴とか燻製歴が長い筆者ですので、微調整無しで決まった感じ。
ご馳走さまでした!
”ちくわぶカレー”総評
「どんだけ手間を掛けるんだよ!」って話ですが、本当に美味しく作ろうと思えば、このくらいの時間と手間は必須かなと。
むしろ?
ネットに氾濫する”簡単、お手軽レシピ”ってのが本当に美味しいのかどうかっちゅう話でして、大抵は手抜きと言うか妥協の産物でしかなく、「それで美味しいと言うのなら美味しいのだろう、お前にとってはな」って話でしかないぞと。
ま、ダイエット的なのって固形物が多いと基本的にはカロリーも上がる訳でして、そうなるとスープ状の食べ物が最強かな~って思うのですが、やはりスープ系は味が薄いと言うか質素になりがちですので、カレー粉で補強するのはオススメで御座います。
カレー風味ですと食べた感も大きいですし、砂糖とかゼロで済みますし、カレー粉自体はカロリーも低めで油もゼロに近いし、塩分控え目でも味が決まるし、辛さを増せば食べただけで一時的に代謝を上げられるので、理論上はカレー最強説かな~って。
今回は実験で”ちくわぶ”を入れましたが、これを入れないとダイエット的にはナイスなメニューと思われるし、鶏の胸肉やササミを茹でて食べるよか1000倍は美味しいので、これなら長続きするじゃない?
そんな感じで、何はともあれ「カレーに”ちくわぶ”は美味しい!」って事を布教しておきたいので、気になる人は作ってみて下さい。