生姜焼きを作る時~
そろそろ正月を意識するタイミングでして、多分に年末年始は「家でゆっくりしようかな~」みたいな人が、多い予感で御座います。
ま、何せ今はこんな状況ですんで飲食店も例年よりも、年末年始の休業を多めに設定していると思われ、そもそも外食しようと思っても選択肢が少ないぞと。
って感じで、多分に正月は家で過ごそうって人も少なくないと思われ、そこら辺を意識して当サイトも料理ネタを用意しておこうかなと。
そんなこんなで本日のテーマは”生姜焼き”で御座います。
ま、わりと生姜焼きって色々な作り方と言うかパターンがあるのですが、今回は「ジンジャーエールを使った生姜焼き」にチャレンジしようかなと。
ジンジャーエールを使うメリット
基本、料理のアレンジと言うかレシピの場合、あまりオリジナリティーが高いのは嫌いと言うか、やはりオーソドックスな調理法こそ至高にして究極かなと。
そもそも料理において一番大事なのは「美味しさ」でして、全ての料理は1㎜でも美味しくなる為に様々な工夫をしてる訳ですよ。
だが、しかし!
世の中には「簡単、お手軽に料理したい!」みたいな派閥も存在するので、そこら辺をターゲットにした調理方法があっても許される環境で御座います。
ぶっちゃけ、ココら辺のライトユーザー層は「楽して金儲けしたい」みたいな派閥と同じでして、根本的に思想からして間違っているのですが、そうは言うても人間誰もが「楽したい」って気持ちはあるので、わりとインターネットでは”簡単お手軽レシピ”(言うほど美味くない)が主流かなと。
って事で、ジンジャーエールを使うメリットがあるとすれば、やはり「生姜を擦らないで済む!」の一点かなと。
ちなみに今回、あえて”生姜焼き用”として売られているスライスではなく、ブロックを使ったのは単純にコチラの方が値段が安いからで御座います。
包丁で切るだけの手間でコストが下がるんで、やはり一家に一丁”牛刀”は必須かなと。
一晩漬けてみた!
そんな感じで、スライスした豚ロースをジンジャーエールに漬けて、一晩ほど冷蔵庫で寝かしてみました。
いや、流石にちょっとやそっとではジンジャーエールの風味も移らないかなと。
あと、肉を液体に浸けておくと肉の風味も多少は抜けちゃいますが、同時に余分な血も抜けるメリットはありますね~
ただし、わりと世間一般では「炭酸で肉が軟らかくなる!」みたいな都市伝説がありますが、個人的にソレは期待していないぞと。
そんなんで本当に肉が劇的に軟らかくなるなら、全ての店が炭酸水で肉を処理してると思われ、プロがやってない時点で効果は”お察し”で御座います。
勿論、液体に漬け込む事で肉が水っぽくなると言うか水分量が増えるので、焼いた時にパサパサになりにくいメリットはあると思いますが。
テフロンフライパンでヨシ!
「鉄のフライパンこそ至高!」とする人達も居ますが、それら大半は「手段が目的になっている」説があり、実際には料理によって道具を使い分けるのがベストで御座います。
って事で、今回はテフロンのフライパンで調理します。
いや、やはりジンジャーエールの糖分は焦げ付きやすいだろうし、最後の醤油も結構な勢いで焦げるのでテフロンの方が正解かなと。
鉄フライパンの焦げはそのままフライパンに残ってしまいますが、テフロンだと焦げの風味も落としてソースと言うかタレに戻せるので。
そして!
漬け込みで使ったジンジャーエールをタレの一部として投入したのですが、やはり一晩漬けたので豚肉の肉汁と言うか血とかのドリップが出た感じでして、かなりのアクが発生しました……
ま、まあ想定の範囲内ですが、思ったよりも灰汁が出ますな!
流石にこのままではシンドイので、フライパンを綺麗にしてから酒と醤油で仕上げます。
いざ実食!
って事で、とりあえず”オン・ザ・ライス”的な感じで食べますかね?
いや、基本的にも米もそんなに家では食べないので、チェコ軍のメスキットで炊いて、そのまま食べるパターンですが、あえて言おう!
「思ったよりも生姜焼きであると!」
本当は生姜も別に足そうかな~って思っていたのですが、それではジンジャーエールを使った意味が無くなってしまうので、ウィルキンソンを信じてジンジャーエールのみで生姜感を演出したのですが、思ったよりも生姜味でした。
ただ、やはり生の生姜には流石に勝てないので、ジンジャーエールを使うのは家に生姜が無い時の方が意味あるかなと。
そして!
本当は2食分の予定だったのですが、思ったよりも美味しかったのでお替わりして、一度に豚ロース374gを食べた可能性……あると思います!
ご馳走さまでした!
ジンジャーエール生姜焼き 総評
個人的にはいつも生の生姜を買って作っているので、ソレよりも美味しくなったとは思えませんが、予想していたよりも美味しく出来たかな~って。
あと肉をジンジャーエールに漬けておいたので、バリっと焼ける感じではないものの、肉も多少はパサつかない様な気がしないでもないです。
もっとも、そこら辺は”焼き方ひとつ”で調整出来るので、ジンジャーエールに漬け込んだメリットとは言い難いかも?
そんな感じで、思ったよりもジンジャーエールで生姜焼き感を演出出来る事が分かったので、気になる人は試してみて下さい。