日清『行列の出来る店のラーメン 最強のラーメン背脂豚骨醤油』レビュー

日清『行列の出来る店のラーメン 最強のラーメン背脂豚骨醤油』レビュー

最強のラーメンですと?

日清「最強のラーメン」パッケージ1

え~、あの”NISSIN”から『最強のラーメン 背脂豚骨醤油』とか言うラーメンが発売されていたので、それとなく買ってみた次第。

思えば昔々は”シマダヤ”の麺しか選択肢が無かったかもですが、日清から発売された”行列のできる店のラーメン”シリーズ辺りから、冷蔵ラーメンもバリエーションが増えたかもですし、味の方もどんどん美味しくなった気がします。

実際、筆者も冷蔵のラーメンを食べて「美味しいな~」って思えたのは、この”行列のできる店のラーメン”シリーズくらいからですし?

ま、今でこそ有名店とコラボした冷蔵ラーメンもあるくらいで、なんだかんだと味的には即席ラーメンやカップラーメンよりも、生麺な分だけアドバンテージがあると思われ、なんならどこぞの業務用スープを温めるだけの店で食べるラーメンと、クオリティー的には同じかな~って。

日清「最強のラーメン」パッケージ2

ちなみに『最強のラーメン 背脂豚骨醤油』って商品名なものの、特に『ラーメン二郎』的な単語もG系って表現も避けている感じでして、流石はコンプライアンスが分かってらっしゃる日清かなと思った次第。

(ガッシリ強ごし麺……は、ギリセーフ!)

もっともパッケージのデザインと言うか、商品名を囲う文字のフォントは”エヴァンゲリオン”っぽくもあり、チョイチョイ何かを匂わせる的なグレーゾーン感は否めませんけども。

言うても、盛り付け写真のモヤシ感とか、チャーシューと言うよりは”ブタ”みたいな感じの豚肉も含めて、明らかに『ラーメン二郎』に寄せてる感は否めないですよね~

総重量609gですと?

日清「最強のラーメン」総重量

って事で、なんとなく面白そうだな~と思って手に取ってみたトコロ、なかなかの重量感だったので、家に帰って重さを調べてみた次第。

パッケージ込みで609gですんで、中身は……2人前で570gって事かな?

日清「最強のラーメン」カロリー

ま、そこら辺の事はパッケージの裏に「1人前(285g)当たり」と書いてあるので、その通りの重量感だと思います。

いや、この”行列のできる店のラーメン”シリーズは、一通り食べているし豚骨醤油とか好きなんですけれども、ここまでの重さでは無かったぞと。

って事で、パッケージに書いてある「麺大盛200g/食」ってのも、そのままの数字を受け取って良いと思われます。

最強こってりラーメン

そして!

全体的には『ラーメン二郎』をパクった風に思われるかもですが、実はオリジナル要素も入っていて、麺の方には”小麦ブラン”(小麦の外側?)的なのも配合してたりして?

ま、いわゆる全粒粉を混ぜた茶色っぽい、粒々の入ってる風な麺を想像して頂ければ、大体は正解で御座います。

まあ、極太麺でそれっぽい麺の代表格と言えば『中華蕎麦 とみ田』の麺かな?

さらに言うと、実は最近の筋肉界隈において「バルクアップで全粒粉を摂るのは意外と有り!」みたいな風潮もあるんですよね~

なので、今まではNGとされて来た炭水化物的なパスタとかも、全粒粉パスタなら悪くはないって流れも出て来たので、この麺にはちょっと注目したい感じで御座います。

日清「最強のラーメン」麺湯で前

ちなみに極太麺なので茹で時間は6分との事。

確かにコレ系では長めの茹で時間ですが、例えばG系の『麺屋 歩夢』の麺ですと、家で茹でると8分では若干足りず、10分くらい茹でる事になるので、あくまでもインスタント的な冷蔵麺にしてはってレベルかなと。

”後がけ背脂入り特製油”ですと?

日清「最強のラーメン」中身

って事で、麺を茹でてく訳ですが、何気にスープの袋がふたつあるのは特徴的かな?

もっとも、片方は”後がけ背脂入り特製油”との事でして、湯煎して温めて仕上げに使うっぽいですね~

(鍋で直に温めると袋が破裂するので要注意!)

日清「最強のラーメン」スープ

まあ、液体スープの方は……普通かな?

厳密には普通のコレ系の液体スープよりもラード的な油が少な目かもでして、多分に油的な成分はほとんど”後がけ背脂入り特製油”側に入れてるのかなと。

いざ実食!

日清「最強のラーメン」1

こんな感じで、どうでしょう?

いや!

まあ、この写真を見てみなさんが思う事はたったひとつ、多分に「モヤシ入れないんか~い!」みたいな突っ込みだと思うのですが、あえて言おう!

八景の白い悪魔(うずら)

「ツウはウズラを愛でると聞いておりますと!」

『ラーメン二郎』と言うかG系って聞くと山盛りモヤシとニンニクなイメージですが、それはまだまだG系が良く分かってらっしゃらないと言わざるを得ないですね~

コッチ系のプロが本当に震えるのはウズラの卵でして、モヤシは無くてもウズラは必須で御座います。

日清「最強のラーメン」アブラ

ま、それは嘘ですが初見で美味しさの程度も分からないラーメンに、チャーシューやらモヤシをトッピングするリスクは犯せないんで、初見は素ラーメンで食べるのが正解かなと。

だって、さして美味しくも無かったらモヤシとかブタのトッピングも無駄ですし?

って事で、気になる味の方ですが、あえて言おう!

日清「最強のラーメン」2

「それなり美味しい気がすると!」

若干、”後がけ背脂入り特製油”の背脂感が少ないのはダメだと思いますが、スープ的には結構寄せつつある気が1㎜くらいは雰囲気的に漂いつつある未来を予見させるポテンシャルを感じなくもない気がするレベルの味わいでして、端的に言うと『ラーメン豚山』くらいの味わいには達してるかなと。

しいて言うなら、一応はニンニク風味も成分表的には入ってるはずなのですが、まったくニンニクのLIVE感はないので、何かしらのニンニク的要素と言うかエレメントはアドした方が良いと思います。

日清「最強のラーメン」ニンニク

幸いにも筆者は冷蔵庫に餃子用の”業務用刻みニンニク”を常備しているので、とりあえずソレをブチ込んでみたのですが、やはり入れた後の方がソレっぽさが増して美味しいですね!

麺の方、流石にG系の店で食べる麺と比べると貧弱ですが、確かに冷蔵麺としては今までで一番の太麺かもでして、まあまあ合格だと思います。

日清「最強のラーメン」ウズラ

勿論、ウズラとの相性も抜群なので、これならマニアも納得出来るんじゃなかろうか?

ご馳走さまでした!

『最強のラーメン 背脂豚骨醤油』総評

日清「最強のラーメン」成分表

って事で、思ってたよりも完成度……と言うか満足度の高かった『最強のラーメン 背脂豚骨醤油』でして、コレくらいならブタやモヤシを用意しても無駄ではないと思った次第。

ちなみにG系好きな筆者の目線で言うと、やはり”背脂感”が足りないと言うか、もうラードみたいなイメージではなく、ちゃんとした背脂100%をブチ込んで欲しい感は有りますね~

原材料的には背脂もラードと言うか動物油脂も同じかもですが、やはりコレ系の脂って油じゃなくて背脂在りきですんで、現状だと背脂感が無さ過ぎます。

日清「最強のラーメン」作り方

あと、スープの方は独自にチューニングしたと言うか、わりと普通の人にも食べやすい方向に振ったのかな~って感じですので、G系好きならチョット濃い目に作った方がソレっぽさを味わえるぞと。

麺の方、かなりの出来映えと評価したいのですが、やはりG系って考えると加水率が高いので、そこら辺はやはり店の味には遠いかなと。

ですんで、今回は2人前を一度に茹でて食べてみたいのですが、やはりG系の店の”茹で前400g”ってほどのボリューム感は無いかもでして、まあ2人前食べて『ラーメン二郎』の小(茹で前320~350g)に相当するかどうかってボリュームかもです。

とは言え、今だと緊急事態宣言のせいで20時以降は食べれる店もまず無いですし、そう言った意味では冷蔵庫に入れておいても良いかな~って思うので、是非みなさんも『最強のラーメン 背脂豚骨醤油』を食べてみて下さい。

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