鶏の腿肉どうでしょう?
え~、なんとなく『松屋』の”シュクメルリ鍋”みたいなのを再現しようと思って材料を揃えてみたものの、余裕でサツマイモを買い忘れた感じですので、あえて言おう!
「その時点でヤル気ゼロであると!」
なかなか料理のモチベーションって繊細な感じですので、一発で材料を買い揃える事に失敗した時点で、もうダメかな~って。
って事で、ニンニクはまあ別に良いとしても、賞味期限的に”鶏の腿肉”とか短めですんで、なんとなく焼いて食べようかなと。
いや!
鶏の唐揚げを作る手もあるのですが、揚げ物用の油をもう何年も買ってないので、これまた買いだしからスタートってのは、無理ゲーで御座います。
鶏の皮をパリパリに焼きたい!
いや、個人的にはそこまでパリパリに焼きたい訳ではないのですが、Googleの検索ワードにイイ感じに「鶏肉の皮をパリパリに焼く方法」みたいなのが出て来たんで、多分にインターネット検索的には需要があるのかなと。
って事で、あまり凝った料理をするのもメンドーなので、今回はこのテーマでいっかな~って。
ちなみに味付けすら面倒なので、今回は黒胡椒と硫黄っぽい香りのする岩塩で仕上げる事にします。
あと鶏の腿肉って微妙に厚さがランダムですので、厚い部分は包丁で開いてなるべく均一にしておきましょう!
あ、ちなみに「包丁で開くとは?」みたいな人は、まあ何もしないで結構です。
細かいスジとか脂肪をトリミングしても良いのですが、そこまでスジが残ってなければ気にしないでも大丈夫。
食べれば栄養ですからね~
鶏肉は皮から焼け!
ま、鶏肉に限らずですけれども、普通は肉でも魚でも皮のある方から焼きましょう!
テフロンだと油を引かなくても焼けますが、まあ鶏肉の皮から脂が出て来るまで時間もかかるんで、軽く油を引いておくのが吉で御座います。
って事で、まずはオリーブオイルを少々。
で、後は火を付けて鶏肉を焼くのみですが、あえて言おう!
「ここでプレスするのがポイントであると!」
まあ、本来はベーコンプレスみたいな鉄の塊が調理道具として存在するのですが、滅多に出番のない道具ですんで、ヤカンに水を入れて重しとして使ってみたら良いと思います。
普通にフライパンとかを置いただけだと、ちょっと重さが足りないのでヤカンとか鍋に水を入れて重くしたら良いじゃない。
火加減ですが、鶏肉って意外と火が通らないので弱火と中火の中間くらいでジックリスタートしたら良いと思います。
フライパンの様子に刮目せよ!
火が通ったかどうかは温度計が一番ですが、そこまで頑張る人は希だと思うので、普通は経験と言うか勘ですかね?
大体は音とか蒸気、肉汁の流れ加減とか様々なエレメントで予想するので、とりあえずフライパンの中での変化を見逃さない様に注目してみたら良いと思います。
ま、とりあえず今回は鶏肉の皮とかから鶏の脂が溶け出して、それらが温度を上げて皮を揚げ焼く音を立て、鶏肉から流れ落ちる肉汁的なのが油に落ちてパチパチ飛ばし始めたら、そろそろかな~って。
で、鶏肉をひっくり返して再びヤカンの出番です。
皮の方は滅多な事では焦げませんが、肉の側は焼きすぎると焦げるしパッサパサになるので、フィーリング的には”皮7で肉は3”くらいの焼き時間ですかね~
そんな感じで焼けて来たら火を中火から強火の中間くらいにして温度を上げ、焼き目を入れて行きま~す!
ま、フライパンの中には鶏肉から出た脂が沢山あるので、それで揚げ焼く感じやるとパリっと仕上がるかと。
最後に返して皮目を再び揚げ焼いて完成とす!
いざ実食!
って事で、こんな感じで御座います。
もっと皮をパリパリにする事も、最後の調整で可なのですが、実際に食べて美味しいのはこのくらいですかね~
皮の端っこがパリっとするくらいが丁度良いかと。
気になる味の方ですが……まあ、普通に美味しいかな?
普通にと言うか、多分にそこら辺で食べるチキンソテーよか美味しいと思いますが、塩胡椒して焼いただけなので、そこまで美味しいを連呼すると嘘くさくなるので!
「ヤカンを重しにすると何か変わるのけ?」みたいな疑問があるかもですが、結局は鶏の皮をパリパリに焼くのって、どんだけフライパンに鶏肉の皮を密着させられるかですんで、効果は抜群で御座います。
あと肉って焼くと縮むし鶏皮も結構縮むのですが、上からガッツリ抑えこんでいるので、何もせずに焼くよりも肉が縮んでないかな?
なので、普通に焼くと食べる時に鶏の皮と肉が、ナイフを入れてる時に分離しちゃいがちですが、ヤカンを乗せて焼くとビシっと皮も付いたままですんで、そこら辺も地味なメリットかなと。
ご馳走さまでした!
鶏の腿肉ステーキ 総評
って事で、ヤカンを洗う手間は増えますが、確実に鶏肉を皮ごと焼くなら乗せておけって感じでFAで御座います。
まあ、なんならオーブンで焼くとか炭火で焼くって手法も有りですが、一番手軽なのはフライパンですんで、ヤカンを洗う手間くらいは頑張りましょうよって事で!
そんな感じで、ちょっとでも美味しく鶏肉のステーキを作ろうと思ったら、やはり重しを乗せた方がベターなので、何かしらの機会にワンチャン試してみて下さい。