パンカツカレーを食す!
基本、豚カツのオマージュなので、逆に豚カツベースの料理ならパンカツにも可能なはず!
と、言う訳でみんな大好きカツカレーをパンカツで再現してみました。
その名もズバリ”パンカツカレー”で御座います。
「これは勝つる!!!」(カツだけに)
前回はキャベツが相棒だったので成績不振に終わりましたが、今回はカレーとがっちりタッグを組んだので負ける気がしません!
なぜなら、最悪でも”カレーパンの味”になるはずなので、もはや勝利はプルーフされています。
ま、念には念をで味を確認する為に作りますけどね。
ん~……コレはギリOKかな? でも、もしかしてパンカツが無くても大丈夫かな? むしろ、パンカツ邪魔(略
普通にカレーライスとして美味しいと思いますが、わざわざパンカツを作る手間を考えたら、チキンカツとか豚カツ作って乗せた方がベターです。
ってか、最初から豚カツを食べさせる事が出来ないなら、ニワトリでも絞めてチキンカツ作れば良かったんじゃないですかね?
パンカツサンドを食す!
パンにパン粉を付けて揚げ焼いたパンカツを、パンで挟んで食べると言う史上最高に無意味、まったくもって作るのも食べるのも気が乗らない、ある意味究極のメニューがコチラになります。
「パン+パンカツ+パン=PPKP」
もはや勝てる気がしないので、今回は普通にカツサンドのオプションパーツとなる”チーズ”様に登場して頂きます。
パンにバターを塗るとラードの風味が負けるので、あえてマヨネーズだけで勝負しました。
パンの具にパン、もといパンカツを使うとか正気の沙汰ではありません。
え? 何この”食パン3枚重ねただけ”みたいなビジュアルは? これほど努力と結果が伴わないメニューとか他にあるんですかね?
結果、全裸で目を閉じて食べたなら……クリームコロッケパン?みたいな?
めちゃめちゃ作るのが大変だったわりには、何も報われない微妙な感想に至りました。
あっ! でもココら辺とかソレっぽいグラフィックじゃないですかね?
ま、味は普通に食パンのままなんですけどね……。
パンカツ丼を作ってみた!
よしんば、100歩譲って今までのメニューは”美味しくならない可能性”は覚悟していましたが、今回は下手すると”不味くなる可能性”が濃厚であると思われ、今まで以上にヤル気が出て来ない筆者で御座います。
多分、ネタ選定の時点で間違えてしまっった事は途中から気が付いていたのですが、ここまで来たら”パンカツ料理”を極めるのがスジだと思います。
中途半端からは何も生まれませんからね!
”麺つゆの素”みたいなチープなアイテムは、まだまだ冬なので備蓄しておらず、日本酒と黒みりん、醤油で作って行きます。
通常のカツ丼であれば余裕ですが、パンカツですのでパンがベチャベチャになる最悪の事態だけは避けたいですね。
結果、ちょっと煮詰め過ぎて卵の半熟加減にムラが出ましたが、まあ低いモチベで作ったわりには普通かなと思います。
とりあえず味の方ですけど、これはこれで美味しいと思ってしまう瞬間もありますが、「ああ、やっぱりパンなんだ……」みたいなガッカリ感が後出しで来るので、結果的には残念な味としか表現出来ません。
でも、まあウケ狙いで出されてもギリ食べられる味なので、最善は尽くしたのではないでしょうか?
むしろ、パンさえ無ければ玉子丼として(略
まだだ!まだ終わらんよ!
このままではパンカツの名誉に傷が付くし、筆者的にも手間暇かけたわりにはネタ的にも微妙で、読んでも面白くない可能性は否めないし、誰もパンカツを食べたいと思わない最悪の事態に陥っている自信があります。
と、言う訳でパンも余っていたので、とりあえず戦後でも手に入ったであろう食材、卵を使ってみる事にします。
そもそもが、豚カツも小麦粉を使ったバッター液ではなく、生卵を使ったバージョンの方が一般的ですので、ココで卵を使っても問題ない、むしろ正解かと存じます。
ついでに”サトウキビ”を使ったキビ糖も入れましょう。パンに卵液を染み込ませるつもりで、しばらく放置しま~す。
あとは普通にパン粉を付けて、ラードを使って揚げ焼きます。
多分、バターを使ったら10倍美味しくなると思うのですが、ラードを使わないとパンカツじゃないと思うのでラードを使います。
ちなみに読者のみなさんは、「もっとパリっと黄金色に焼けよ、下手くそが!」と思っているでしょうが、ベースがパンですのでラードを入れても入れても、スポンジの様にパンがラードを吸収してしまうので、なかなかパン粉を全体的に焼き揚げるのは難しいです。
ってか、ぶっちゃけ側面は全然、焼けないですし……。で、このアドバイスって何かの参考になります?
結果、こんな感じです。
どうしてもパン粉が焦げやすいので、ちょっと焦げちゃった感はありますが、まあまあの出来でしょうか?
気になる味の方ですが……凄く、美味しいです!
なんでしょう?
たった一個の卵と砂糖少々で、まるで別な料理に生まれ変わったみたいな、誰もが感動する美味しいパンカツに生まれ変わりました。
多分、これなら名前を欧米っぽいネーミングにして、小洒落たカフェやホテルのモーニングメニューに組み込んだら、きっと世界的にブレイクすると思います。
ちなみにソースの酸味が甘い卵液の美味しさを引き立てていて、”フレンチトーストにソースが意外とマッチする”と言う新しい発見に至りました。
正直、パンカツってどうよ?
まず、八王子市民のソウルフードは絶対に『タンタン』や『吾衛門』に代表される”八王子ラーメン”ですし、わざわざC級と名乗って、どうにかこうにかしよって魂胆が微妙な案件だと思います。
確かに、不味くはないけれども美味しくはない、食パンがベースなので豚カツよりも安いなど、一長一短と言うかプラマイゼロみたいな感じでして、人が作ってくれるなら食べてもいいけど、揚げ物ばりの凄い手間をかけて自作するには、最も不向きなメニューとの結論に至りました。
確かに筆者も誰かがパンカツ、もしくはパンカツ料理を作って食べさせてくれるなら、なんなら新垣結衣が「一緒にパンカツを食べたい!」って言うなら毎日でも食べますが、自分の為にパンカツを作るには、確実にモチベーション不足である可能性は否めません。
と、言う訳でパンカツ料理を作ってみたら凄い盛り上がるかなと夢見た訳ですが、結果は凄い盛り下がる感じで終了しました。ごめんなさい。
でも、とりあえずベストは尽くしたので悔いはないし、もしも世の中に”パンカツブーム”が訪れたとしても、絶対に踊らされない自信が生まれたので、挑戦してみて良かったなと思います。
以上です。