料理の世界に近道無し!
「フライパンひとつで簡単と言ったな?あれは嘘だ。」
いや、まあ別に嘘でも無いんですけれども、こういうキャッチーなタイトルを付けないと全然読まれない”料理レシピ”のジャンルってどうなんでしょうかね?
そもそも、そんな簡単に美味しく作れるなら料理人は苦労しない訳でして、往々にして「簡単!美味しい!」が付いてるレシピは妥協の産物でしかなく、言う程には美味しくない可能性……あると思います!
大体ね。
まず、その”簡単 美味しい”みたいな検索ワードを使うのは止めた方がいいし、そういう毒にも薬にもならないレシピで、美味くも不味くもない料理を作るよりは、それなりの手間と苦労はあるけれども、ガツンと美味しい料理を目指した方がベターで御座います。
いうなれば「簡単、手軽に東大合格!」みたいなインチキアドバイスを真に受けて、受験に挑めばどうなるかっちゅう話でして、世の中そんなに甘くないって事は、ある程度の大人になれば分かっているのに、料理に関しては楽をしようって人が多過ぎるんじゃなかろうか?
ピラフと炒飯の違いとは?
ってか、まずは「ピラフとはなんぞや?」って話からしないと、ピラフを作る事すら許さない感じですが、まあ記事の尺の関係もあるんで、そこら辺は各自ググって頂く方向で!
ま、超簡単に省略して説明しますと、「ピラフは米を炒めてからスープ的な液体で炊く」と思って頂ければ幸いで御座います。
なので炊飯済みの御飯を使ったらソレはピラフでは無いので、覚えておきましょう!
ピラフの作り方
ま、材料は割と適当で良いのですが、大体は肉っぽい何かとか貝類、なんなら魚も可でして、そこに香味野菜(セロリ、ニンジン、タマネギ)辺りを加えつつ、マッシュルームとか入れるとモアベターって感じかな?
ちなみに今回のセンターは、前に作った自家製ソーセージの残りで御座います。
で、すでに尺の関係で写真的には調理が始まってる感じですが、それら材料を切って炒めて、米をブッ込んで更に炒めましょう。
材料の方は肉とかは別にして、とりあえず香味野菜は米粒を意識した大きさに微塵切りにするのがセオリー。
マッシュルームもそれに合わせても良いのですが、筆者はスライス派で御座います。
味付け的には塩のみがベターかな?
まあ、ピラフの肝をざっくり言うと、これら素材を炒めて、それらの旨味をスープにし、そのスープで米を煮ると言うか炊きあげる感じかな?
なのでコンソメとかスープの素は使いません!
ま、もしも使いたいなら顆粒のガラスープを少々くらいにしないと、味がクドくなるので気を付けましょう。
なんで米を炒めるのか?
全体的に具材がイイ感じに炒まったら、香り付けの”追いバター”をかまして、研いだ米をブチ込みます。
(米を浸水させておかないのが本場らしいですよ?)
正直、料理の世界は科学の世界なのですが、筆者も米を炒める行程の意味はヨ~ワカランですw
しいて言うなら、その前の段階の具材はしっかり炒めないと味に深みが出ないんで、そこら辺は大事なポイントかな~とは思いますが。
で。
米がうっすら透明っぽくなり始めたら米の1.4倍くらい水を入れて煮て行きます。
入れた水が沸騰したら弱火にしましょう!
日本だと米は”炊く”ってイメージですが、わりと世界的には”煮る派”が多いですかね~
なので「蓋を取ったら圧力が!」みたいな事を言う人もおらず、わりとテキトーに米を煮てる感じかも。
ま、とりあえず蓋をする前に上と下を返して、米全体がウェッティーになる様にしておきましょう。
(これをやらないとムラが出てしまうので要注意!)
なお、あまり米をイジると米が割れたり粘りが出てしまうので、必要最低限しか触らないのが肝で御座います。
さらに!
ここから蓋をして10分煮る為に、あまり水分が少なくても困るので、そこら辺の水量をイイ感じに微調整しておきましょう。
普段から鍋で炊飯してる人には余裕ですが、炊飯器に頼りっぱなしの人だと難しいかな?
10分後
おもむろに10分後くらいに蓋を取ります。
ま、ここで炊きあがってればベストですが、まだ微妙に水分があるので、再び米の上下をヘラで返して煮詰めます。
写真くらの水分量なら、すぐに飛んじゃいますかね~
で、こんくらいになったら火を止めて完成……と。
そして!
理論上はココで完成してるはずですが、希に「あれ?米が固いかな?」ってパターンもあるので軽く味見して、固かったら再び蓋をして放置し、蒸らしておきましょう。
ピラフ 総評
ま、今回はシンプルに作ったんでセロリ無しですが、やはりセロリがあると風味も豊かですんで、いつもは入れる派。
あと、炊き上がり直後はやはり水分感があるのですが、保存容器に入れて自然に冷ますとイイ感じにパラッとして来るので、そこら辺を電子レンジで温めて食べた方が美味しい説もありますね~
ちなみにパエリアも作り方的には大体同じ雰囲気ですので、とりあえずピラフが作れる様になるとパエリアも難しくはないぞと。
と、言う訳でガチに作るとチョイチョイ手間過ぎる”ピラフ”ですが、とりあえずピラフを作れる人と作れない人では、圧倒的に料理スキルの壁が発生すると思うんで、何回か作ってマスターしてみたら良いと思います!