カレーに”ちくわぶ”入れたら絶対美味いと思った日

カレーに”ちくわぶ”入れたら絶対美味いと思った日

カレーを作る時~

なんか連休の半分は雨っぽい予報だった為、雨の日にロケに行くのも面倒なので「たまにはカレーでも作るかな?」みたいな気分になった次第。

まあね。

すでにカレーはマスターしたので、特に今更カレー作りでどうこうは無いのですが、せっかくなので「ダイエット向きのカレー」でも作ってみますかね?

ダイエットで成功するだの失敗するだのって様々な要因は有りますが、最終的には”摂取カロリー”が一番大事なファクターかなと。

勿論、”消費カロリー”とか基礎代謝みたいな要素も大事ですんで、そこら辺も語らないとですが、そこまで語るとカレーの話になるまで3日くらいの時間が必要ですので、細かい事は”山本義徳”先生のYouTubeでも観ておいたらいいじゃない。

肉の選定!

まあ、肉無しでもカレーは成立するのですが、やはり男子の場合は筋肉を付けてダイエットするのが一番の近道ですので、タンパク質的な要素って意味でも肉は欲しいトコロで御座います。

って事で、ダイエットにオススメな肉って事なら”鶏の胸肉”が値段も含めてベストですが、なんかスーパーに行ったら鶏の胸肉が三枚で1050gで829円だったので、今回は”国産若鶏モモ正肉”を使う事にしましょう。

基本、手羽元とか安いし骨付きの方が肉も軟らかく仕上がるのですが、せっかくの特売なので鶏腿肉も有りかな~って。

って事で、鶏の腿肉を3日間塩漬けにします。

「え?そこから?」みたいな御意見、御感想ごもっともですが、あえて言おう!

「美味しい料理に近道なしと!」

わりとネットだと”簡単美味しい!”みたいなワードが必須ですが、筆者はそういうレシピを認めてないと言うか、結局はガチに作り込んだ料理には味で勝てないので、そこら辺の手間と時間は惜しまないスタイル。

食材を無駄なく使いませう!

ダイエットだと鶏肉の皮とか容赦なく捨てられちゃう感じですが、それは料理をする人的にはどうかな~って。

って事で、今回は鶏の皮もそのまま材料にする方向。

ま、カレーって油をほぼ使わないでも作れるのですが、やはり本場ではガッツリ、それはそれはガッツリと油を使う事も考慮すると、それなり油ってのは大事なファクターと思われ、入れた方が美味しくなる事は間違いないです。

なので、塩漬けした鶏肉の皮側を焼いて鶏の脂を抽出してみた次第。

流石に1㎏の腿肉ですので、それなり脂を抽出する事には成功したのですが、これだとスパイスを炒めるには足りないのでオリーブオイルもちょいと足してみますかね~

そして!

今回はAmazonで買った”ヒマラヤンロックソルト”みたいな岩塩を使って、鶏の腿肉を塩漬けしたのですが、なんか塩が真っ黒になったのですが……

多分に塩の中の鉄っぽい要素が原因と思われ、塩漬けするなら海の塩の方がベターかもですね~

ま、普通に食べるけどな!

ちなみに今回、カレーに使うのは『ギャバン 純カレー』みたいなカレー粉と、クミンシードのホールで御座います。

え~、一応は大事な事なので書いておきますが、市販のカレールーって肉の脂みたいなのが結構入っていて、それが旨味にもなっているものの、やはりカロリーは高くなっているので個人的には”カレー粉”推奨ですね!

家にカレーを作るだけのスパイスが揃っているなら、ソレらで作るも一興ですが、筆者も自炊する機会がなかなか作れないので、今は『ギャバン 純カレー』が楽チンかなと。

で、クミンシードだけは値段も安いので、ギャバンのヤツを買ってストックして有ります。

いわゆる「カレーっぽい味」ってのはクミンによる部分が大きいので、ココはホール(粒々)でストックしておいた方がベター。

野菜は沢山入れるじゃない?

って事で、油を使ってクミンシードを炒めて香りを引き出しつつ、イイ感じになったら潰したニンニク(丸々1個分)をブチ込みます。

ま、ココら辺は入れた方が健康に良いかな~って思うし、単純に出汁も出るんで入れる1択で御座います。

で、溶かす用の玉ネギを1個分、薄くスライスして炒めておきます。

今回、ダイエットって意味もあるので小麦粉は使わないので、その分だけ野菜を多めに入れてカレーに”とろみ”を出す方向。

言うても、玉ネギくらいだとサラサラですけどね~

ニンジン(2本)は具として形を残したいので、適当な大きさで切ってブチ込む感じ。

そこそこ炒めたらカレー粉を入れて、さらに炒めましょう!

ま、ぶっちゃけ炒めないで煮るだけでもカレーにはなるのですが、なんとなく気分で軽く炒める派で御座います。

カレー粉を入れてからは焦げやすいので「もう焦げて全滅する!」と思った瞬間に、トマト感を1缶ブチ込みます。

トマト缶を使う理由は単純にスープの旨味を底上げする効果と、やっぱ入れた方が健康に良いかな~って。

あと酸性度は上がるので保存期間が延長されるとか、鍋底についた焦げ的な旨味も溶かしてくれるのでオススメ!

で、このままでもカレー的には丁度良いのですが、今回はダイエット的な意味もあるのでイイ感じまで水を入れて増量します。

ま、カレーと言うよりはカレー味のスープと思えば良いのかな?

肉が黒いのだがw

皮目だけ焼いたので鶏肉は生のままですが……やっぱ部分的に黒いなw

ちなみに鶏肉を塩漬けする意味ですが、まあ一時期流行った”鶏ハム”と同じ効果を狙ったと言っておきましょう。

アクもちょっと出て来ますが、こんくらいなら灰汁取りは必要ありません!

黒っぽいアクはNGですが、白いアクは必死に取る必要無いので覚えておいたらいいじゃない。

で、後は具としての玉ネギ(2個分)と、出汁用の舞茸を入れる感じ。

いつもはブラウンマッシュルームを入れるのですが、なんかホワイトマッシュルームしか売ってなかったので、とりあえずって事で舞茸!

キノコ系は出汁が出るし、食物繊維的にも栄養的にもナイスなので、入れておいた方がベターですね~

”ちくわぶ”は下茹でせよ!

で、本日のメインな食材”ちくわぶ”様で御座います。

まあ、どう考えても”おでんの具”な感じですが、子供の頃から「カレーに”ちくわぶ”を入れたい!」みたいな願望があったものの、何気にYELLOW家では却下され、月日は流れて今に至る感じですが、あえて言おう!

「ちくわぶは下茹で必須であると!」

何せ小麦粉のカタマリみたいなヤツなんで、しっかり80度以上で煮ておかないと、粉っぽさが残るんですよね~

ってか、世間には”ちくわぶ否定派”が結構な数で存在してますが、その人達は下茹での必要性すら知らないレベルですので、その程度の知識で”ちくわぶ”を全否定するとか笑止千万で御座います。

ちなみに”おでん”は確かに煮込みますが、出汁の関係もあって温度はそこまで上げないので、おでんに使う場合でも下茹で必須な事を布教しておきたいと思います。

(おでんをグツグツ煮ると”練り物”の風味が全滅しますよ!)

当然、今回のカレーも”鶏ハム的食感”を意識しているので、低温(60~65度)で仕上げるイメージですので、下茹でしておくのは言うまでも有りません。

って事で、ひとまず温度を70度近くまで上げて”保温調理”します。

え~、また大事な事なので一応は書いておきますが、わりと煮る系の料理って「長時間煮た方が美味しい!」みたいな間違った認識があるので要注意ですね~

具材に寄りけりですが、やはり煮ると具材から味は抜けていくので、「それぞれの食材のピークに合わせた適切な煮込み時間」が肝で御座います。

で、更に言うと味が染みるのは加熱している時ではなく、冷めてく時に味が染みるので、長時間の煮っぱなしはNGだぞと。

なので”おでん”とかも”温める(沸騰させない)→冷ます→温める”の方が味は染みるので覚えておいたら良いじゃない。

いざ実食!

って事で、一晩置いたらこんな感じ。

保温調理は40度を切ると雑菌が繁殖する温度帯になるので、一時間くらい保温したら蓋を外して冷ましておくのは言うまでもないぞと。

ん~……このくらいだと、まだまだ舞茸の香りも出てますね~

ま、食べる為にココから再び70度くらいまで加熱して保温調理を1時間かけますけども。

70度まで加熱すると、大体の食材は65度とか最低でも60度、すなわちタンパク質が凝固して雑菌が死滅し始める温度になるので、ここら辺を狙います。

で、その前に辛さをプラスする為に”チリペッパー”、カレーの香りを更にプラスする為に”ガラムマサラ”を加えてから加熱しましょう。

ちなみにカレーって辛さの調整はチリペッパーですんで、ここら辺のアイテムも常備しておいて良いかなと。

って事で、保温調理後で御座います。

ま、大体は予想通りの仕上がりかな?

玉ネギとニンジンも形を残しておく事で”食べ応え”が出て来るので、このくらいで丁度良いかなと。

いや、いくらダイエットでも液体だけだと腹持ちが悪いので、こういう工夫は大事ですよね~

って事で、気になる味の方ですが、あえて言おう!

「ちくわぶ最強であると!」

今回のテーマはダイエットメニュー的な要素もあるので、米とかナンは無しって硬派な仕様ですが、替わりに”ちくわぶ”があるので必要十分かなと。

さらにストイックに行くなら”ちくわぶ”も抜いて良いのですが、一応は筆者も脳味噌を使う職業ですので、炭水化物ゼロでは仕事に影響するので、このくらいは必要じゃない?

ん~……スープカレー的な要素が強いので、ちくわぶの有り難みが半端ねぇ感じでして、これはオススメ出来る具材かなと。

鶏肉の方も塩漬けしておいたので、柔らかく仕上がっていますね~

今回、塩味は全て鶏腿肉に擦り込んだ岩塩のみでキメてますが、そこは塩漬け歴とかベーコン歴とか燻製歴が長い筆者ですので、微調整無しで決まった感じ。

ご馳走さまでした!

”ちくわぶカレー”総評

「どんだけ手間を掛けるんだよ!」って話ですが、本当に美味しく作ろうと思えば、このくらいの時間と手間は必須かなと。

むしろ?

ネットに氾濫する”簡単、お手軽レシピ”ってのが本当に美味しいのかどうかっちゅう話でして、大抵は手抜きと言うか妥協の産物でしかなく、「それで美味しいと言うのなら美味しいのだろう、お前にとってはな」って話でしかないぞと。

ま、ダイエット的なのって固形物が多いと基本的にはカロリーも上がる訳でして、そうなるとスープ状の食べ物が最強かな~って思うのですが、やはりスープ系は味が薄いと言うか質素になりがちですので、カレー粉で補強するのはオススメで御座います。

カレー風味ですと食べた感も大きいですし、砂糖とかゼロで済みますし、カレー粉自体はカロリーも低めで油もゼロに近いし、塩分控え目でも味が決まるし、辛さを増せば食べただけで一時的に代謝を上げられるので、理論上はカレー最強説かな~って。

今回は実験で”ちくわぶ”を入れましたが、これを入れないとダイエット的にはナイスなメニューと思われるし、鶏の胸肉やササミを茹でて食べるよか1000倍は美味しいので、これなら長続きするじゃない?

そんな感じで、何はともあれ「カレーに”ちくわぶ”は美味しい!」って事を布教しておきたいので、気になる人は作ってみて下さい。

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