『ラオシャン』って知ってます?
神奈川県にはちょいちょい”ご当地ラーメン”があるのですが、みなさん全部言えますかね?
ま、多分に筆者も良く覚えていないのでアレですが、まずは基本の”サンマーメン”、知名度で言えばナンバーワンの”家系ラーメン”、川崎市民のソウルフード”タンタンメン”、湯河原発祥なのに何故か”小田原系ラーメン”、そして平塚ら辺の”タンメン”で御座います。
ん~……後は何かあったかね?
多分、存在したとしても最近出来た風なB級グルメ的なラーメンでしょうし、そこら辺は論外でしょうか?
少なくとも”ご当地ラーメン”を名乗るなら最低でも30年、普通は50年くらい続いていないとですよね~
そして!
一番地味に面倒なのが「神奈川県のご当地ラーメン、名前似ている問題」で御座います。
タンメン(野菜炒めが乗る町中華な方)と平塚のタンメンは同じ発音ですし、川崎のタンタンメンは担々麺と同じ発音、なので他の地域の人間と会話をすると、時として噛み合わないって事も少なくないので、ややこしいんですよ。
ちなみに今回のテーマは平塚ら辺発祥の『厚木ラオシャン』でタンメンとなります。
この店も昔から続く名店でして、厚木ら辺の人なら必ず食べた事があるんじゃないでしょうかね?
『厚木ラオシャン』のメニューなど
と、言う訳で『厚木ラオシャン』のメニューは、こんな感じで!
ん~……今となってはこうして筆でバシッと書いてある硬派な店って貴重かも?
ま、大体は”タンメン”的なのをベースに、トッピングって感じですかね~
勿論、餃子的なアイテムもオススメで御座います。
筆者も餃子を食べた事は有りますが、ニラとニンニクが効いていて、なかなか美味しいので食べてみたら良いじゃない。
『タンメン』500円
こんな感じで、どうでしょう?
いや!
確かに平塚タンメンを知らぬ人にとっては「え?何か入れ忘れていませんか?」みたいに思うでしょうが、あえて言おう!
「これが平塚市民のソウルフードであると!」
と、自信満々に紹介しても、やはり食べた事が無い人にはピンと来ないと思うのですが……どうでしょうかね?
伝わりますかね?
平塚市民の熱いパッションが?
ちなみに『厚木ラオシャン』で人気なのは『ワカメタンメン』(570円)か『月見ワカメタンメン』(640円)と思われ、わりと平塚タンメンにはワカメ必須と言われていますが、そこは軽くスルーする方向で!
さて。
そんなこんなで記事の尺を稼いでみたものの、写真通りに具材は微塵切りの生玉ネギ少々でして、もはや語る要素は無いので後は食べるのみですが、あえて言おう!
「不思議とオツな味がすると!」
いや!
これも多分に平塚タンメンを食べた事が無い人には、1㎜も響かないんじゃないかな~とは思うのですが、なかなかクセになる味なんですよね~
まあ、ラーメンと言うよりはって部分も有りますが、この不思議な味が好きって人が多いのも、なんとなく納得出来る味わいかなと。
麺の方、やはりラーメンと言うよりは”そうめん”とか”にゅうめん”に近い気がしますが、そこら辺も含めて『厚木ラオシャン』のタンメンだぞと。
ご馳走さまでした!
『タンメン』総評
と、言う訳で久し振りに行ったら、オバチャンも元気だった感じでして、こういう情緒ある店ってのは貴重だな~って。
まあ、しかし。
この『厚木ラオシャン』のタンメンと言うか、平塚タンメン的なのの魅力を文章で伝えるのって難しい感じでして、果たして伝わっているのかどうか?
いや、多分に「普通の塩ラーメン?」とか思ってる人が大半と思われるので補足しますと、スープは清湯的な豚骨ベース、そこにタレ、酢、刻み玉ネギに白ワインって感じらしく、普通のラーメンとは大きく違うのですよ。
ま、何はともあれこの平塚タンメン的なラーメンに関しては、食べてみない事にはって感じですので、まだ食べた事が無い人は今すぐ『厚木ラオシャン』に行ってみて下さい。
『厚木ラオシャン』
神奈川県厚木市旭町3-2-5
営業時間 9:00~22:00
定休日 水曜日