明らかにパクった商品ってどうよ?
昨今、レトルト食品や生麺タイプのラーメンも色々と美味しい商品がある感じでして、昔々に比べたらかなり選択肢が増えたな~って思います。
特に生麺タイプのラーメンはグイグイ美味しくなっているし、有名店とのコラボラーメンとか、もはや下手な店でラーメンを食べるよりも確実に美味しかったりします。
もっとも値段も300円前後ですので、コストパフォーマンス的には作る手間を考えるとそうでも無いものの、家で美味しいラーメンが食べられるのはナイスかなと。
と、言う訳で筆者も定期的にスーパーをパトロールする感じでして、ジュース類の買い出しがてら近所のスーパーに行ってみたのですが、あえて言おう!
「こってりジャンキー……だと?」
ちょっとムカつく顔した豚さんのイラスト、商品名等々は完全オリジナルですが盛り付けした写真は、どこかの店の完全オリジナルメニューの雰囲気が漂っています。
ま、料理の世界ってよほど独創的な盛り付けに関する”著作権”は認められる事もあるのですが、味に関しては限りなく自由でして、どこぞのメニューにクリソツな、なんなら”そのまま”を出しても違法性は有りません。
そもそも『立川マシマシ』の”マシライス”はレシピ自体が公式サイトにより公開されているオープンレシピですので、こんな形で商品化されても文句は言えないかもですね。
ちなみに”マシライス”の公式レシピはこんな感じ。
豚挽肉 2kg
ごま油 150cc
刻みにんにく 50g
タカノツメ 50g
醤油 800cc
ハイミー 50g
砂糖 250g
豚マシ用チャーシューで出来た背脂
『こってりジャンキー』(300円前後)はこんな感じ。
熱量 281kcal(ソース1袋105gあたり)
豚肉、醤油、豚脂肪、砂糖、ごま油、にんにく、赤唐辛子、香辛料、卵白末、増粘剤(加工デンプン)、調味料(アミノ酸等)、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に卵、乳成分、小麦、ごま、大豆、豚肉を含む)
だそうです。
赤字の部分が「マシライスとほぼ被る原材料」でして、まあ多かれ少なかれ”マシライス”を意識してるのは間違いないでしょうか?
と、言うか冷凍庫にはビリヤニしかないので、新しく白米を炊いておきましょうかね。
あまりアレンジすると『こってりジャンキー』のレビューにならないので、シンプルに生卵と言うか黄卵のトッピングだけにしておきます。
とは言え、昔買った”エッグセパレーター”が見当たらないし、ペットボトルで吸うのは微妙ですので3秒考えた結果こうなりました。
天才か?
結果、まったくもって普通の人、凡才だったのは否めず、黄身と白身のセパレート化は失敗に終わりました。
(新しい卵なので白身が落ちなかった件)
だが、しかし!
ふつうに小鉢の壁と鍋用の穴あきレンゲを使って、最終的には黄卵のみを取り出す事に成功した事を報告しておきましょう。
料理は結果オーライですので、なんら問題はない!
ま、ちょいと古い卵ならこの方法でもイケるかもですが、ライフハックには程遠い結果だった事を報告しておきましょう。
ちなみに余った白身は勿体ないので、もう1個卵を使って焼いてみた。
ま、食べれば栄養って奴ですよ。
『こってりジャンキー』を食す!
ま、レトルト食品的な何かですので鍋で温めるだけで完成でして、特に調理工程を語る事も出来ないので、マッハで実食となります。
105gのパックが2個で2人前って感じになっていて、それなり使い勝手が良いかも?
ちなみに筆者、カレーが好き過ぎて最終的にはカレー専用のステンレス皿を購入した感じでして、コイツがあるとレトルトカレーでもテンション上がるのでオススメで御座います。
他にもナポリタンとかでも出番があるので、持っていて損は無いっす。
大事な事なんで書いておきますが、上記のカレー皿みたいに”フチの折り返しが無いタイプ”が洗いやすいのでオススメ!
さて。
いささかパッケージ写真と比べると”挽肉感”が寂しい様な気がしないでも無いのですが、このくらいは誤差の範囲なんでしょうかね?
ん~……とりあえず1人前を入れてみたものの、やはりボリュームが足りないような気がしますね。
ってか、こうなるであろうと思って2人前温めておいた訳ですが!
ま、ビジュアル的に2人前分で作ると、パッケージの写真っぽい負に気になるかなと。
ん~……やっぱ黄卵があるとよりソレっぽいですな!
背脂(アブラの塊)は少ないのですが、ラード的な何かは多いので、全体としてオイリーな仕上がりですね~
気になる味の方ですが、メッチャ濃いです。
どのくらい味が濃いかと言うと、このくらいの割合で食べても味が濃いくらいでして、ある意味”マシライス”を忠実に再現してるかなと。
しいて言うなら、本物よりは甘さと言うか砂糖控え目でしょうかね?
味のバランスとしては『こってりジャンキー』の方が万人向けで御座います。
だが、しかし!
やはり挽肉感が低いのと、アブラも背脂は少なめで普通のラードが主体と思われ、やはり本家には適わないって結論に至りました。
そして!
やはり味付けがメッチャ濃いので、個人的には好きな味ではないぞと。
(だったら買うな説もある)
ご馳走さまでした!
『こってりジャンキー』総評
まあ、ソレっぽい何かとしては有りだと思うのですが、やはり”マシライス”には及ばなかったって事でFAで御座います。
もっとも、本家みたいな味付けですとソレはソレで万人向けの味では無いので、色々と改良して着地したのが、この味なのかな~って。
そんな感じで、やはり最終的には『立川マシマシ』に行って”マシライス”を食べるのが正解ですが、「マシライスってどんな感じだろう?」みたいなライトユーザー層への入り口としては有りだと思うので、気になる人は買って試してみたら良いと思います。