コーデュラな感じのライディングパンツ
爆発的に売れた『ワークマン』の”イージス”から始まった、ワークマンの方向転換でして、ここ数年は「バイクを乗る人に特化した製品」やアウトドア向け製品の開発が進んでいる感じですが、あえて言おう!
「ついにライディングパンツ発売ですと!」
その名も『CORDURA EURO ライディングパンツ』でして、筆者も『ワークマン』の冬物商品発表会に行った時から、超注目していたんですよね~
で。
ずっと欲しい欲しいと思って週に何度も相模原ら辺の『ワークマン』をパトロールしていたのですが、なかなか入荷しないし予約や取り寄せ、取り置きも不可だったので、ひたすら地味にパトロールを続けていた訳ですよ。
そして!
ついに本日、どうにか1着手に入れたので、早速レビューする感じ。
『CORDURA EURO ライディングパンツ』
え~、コチラのライディングパンツはなんと税込み3900円、3900円で御座います。
もう、この時点で相当に買う勢いなのですが、あえて言おう!
「今回はマジにダサくないと!」
いや、いつも微妙なダサさを残しているのが『ワークマン』っぽいな~とは思っていたのですが、この『CORDURA EURO ライディングパンツ』に関してはダサいと思える部分がひとつも無い感じで御座います。
ん~……こういうので良いんだよね~
なんか『イージス』シリーズもそこまでダサくは無いと思うのですが、やっぱ”イージス”みたいなロゴをデカデカとプリントしちゃったりして、ぶっちゃけ『ワークマン』に対する愛社精神とかが皆無な、一般のユーザーと言うか購入者から見ると、まだまだそこまでのブランドでは無いので、見える場所に大きなロゴを入れるのは如何なモノかなと。
と、言う訳でコチラの『CORDURA EURO ライディングパンツ』は、パッと見た感じは『ワークマン』らしさが無いのですが、逆にソレがオシャレ感をUPしているのは否めないし、黒一色で統一されているのも素敵かなと。
ファスナーは信頼のYKK!
今回の『CORDURA EURO ライディングパンツ』は多分に『CORDURA EURO ウォームパンツ』(3900円)の兄弟みたいな感じですが、共通部分はほとんど見当たらなくって、ほぼオリジナルな製品で御座います。
ま、ぶっちゃけ”限定生産”って事になっていますが、来年に向けての試作品に近い感じと思われ、ゆえに販売数もメチャ少ないぞ~って感じでしょうか?
と、言う訳で今回は『ワークマン』らしからぬと言うか、かなりポケットを減らした感じでして、現状ですと正面側左右に4ヶ所、背面に左右2ヶ所で御座います。
で。
肝となるのが、それらポケットにはほぼほぼファスナーやフラップが無く、ポケットの中のモノが落ちやすい可能性……あると思います。
(左側の膝上ポケットだけベルクロ仕様)
まあ、ここら辺はデザイン性と言うか”ライディングパンツ”としての、雰囲気とシルエットを崩したくなかったからと思われ、まあ一般的なバイク用のライディングパンツ自体もポケットなどは小さい為、そういうモノだと思って諦めるしか無い訳ですが。
とは言え、一応はそれぞれのポケットにスマートフォンがすっぽり入るサイズ感でして、細身なデザインなので厚みのあるモノは入りませんが、一般的なデニムとかと思えば収納力は問題無いかな?
むしろ、そこまで収納力を求めるならば、ちょっとライダーズパンツと違って来てしまいますが、やはり『CORDURA EURO ウォームパンツ』の方を買ってみたら良いじゃない。
そして!
そうなると特に語る部分が無いかもですが、あえて言おう!
「メインファスナーはYKK製であると!」
何せ重要かつデリケートな部分のファスナーですので、そこはもう”YKK”1択でしょうがよって話ですよね~
ま、安物はここら辺がショボかったりして、結果的に使い勝手の悪いパンツに成りがちですが、そこら辺は『ワークマン』様は分かってらっしゃるので、絶対に妥協しない感じ。
プロテクション性能は無い!
一応はソレっぽいデザインでして、一応は膝の部分にウレタンが入っているのですが一応は芸風なので、あえて言おう!
「プロテクション性能は期待するなと!」
膝の上の方はオープンでポケットみたいになっていて、そこから簡単にウレタンが取り出せるのですが、厚さ3㎜くらいとペラペラですので、防御力は期待出来ないと思います。
逆に?
自分で厚さ10㎜くらいのウレタンを買って来て入れる事は簡単に出来るので、多少の歩き心地を犠牲にすれば装甲の強化は可能かな?
ま、ノーマルでも膝の部分は”CORDURA”製のナイロンですので、カーゴパンツやデニムを履いてコケた時よりは、擦り傷防止くらいにはなるかもですが。
ってか、ここら辺はガチのライディングパンツには勝てないと言うか、そもそもそこまでのプロテクション性能は求めていないので、まあ通勤とかチョイ乗りで履いたら便利かな~くらいのニュアンスで宜しいかと。
防風ラミネート採用!
ってか、レザーで出来たガチなライディングパンツを履いた事がある人なら周知の事実ですが、何気に真冬のレザーって激寒い感じでして、保温云々と言うよりはレザー自体がメッチャ冷たくなる為、基本的には鬼寒いのですが、あえて言おう!
「防風ラミネート採用であると!」
と、言う訳で布で作ったら良いじゃないか説もありますが、そうすると今度は布地の隙間と言うか目から風が入って寒い為、あまり普及していないのですが、この『CORDURA EURO ライディングパンツ』は表面のストレッチ素材(布)の裏に”暴風ラミネート”(ビニール素材的な)を採用し、更に肌側となる裏面には”起毛フリース素材”を採用しています。
つまり、一言で言えば温かいって事ですな!
そんな感じでコンセプト的には防御力よりも防寒性能を高めた感じの『CORDURA EURO ライディングパンツ』でして、これからの季節に活躍しそうな予感で御座います。
背中側がちょっと高くなっているので、そこら辺もバイク乗りには有り難いじゃない。
裾上げ調整ベルトって必要なのけ?
え~、バイクに乗る時って基本的に膝を曲げるので、普通のデニムとかだと足首周りが寒いのですが、この『CORDURA EURO ライディングパンツ』はバイク用に設計されているので、裾の部分が長めに仕上がっています。
ゆえに、バイクから降りた時用に”裾上げ調整ベルト”みたいなのが、パンツの両サイドにあるのですが、あえて言おう!
「多分、コレは使わないと!」
ファッション的な視点から見ても、この『CORDURA EURO ライディングパンツ』を履く時は何かしらのブーツですので、あまり裾を引きずるって事もないかな~って思うんですよね!
しかも『CORDURA EURO ライディングパンツ』はブーツを脱ぐのが楽な様に、裾ら辺にベルクロで調整出来る様になっている為、ここをちゃんとアジャストしておけばブーツを履いてる限りは、裾を引きずる事にはならないかと。
『CORDURA EURO ライディングパンツ』総評
と、言う訳で一通り『CORDURA EURO ライディングパンツ』をチェックしてみたのですが、まだまだコイツを履くには暑い感じですので、実際に出番があるのは2週間くらい先ですかね?
ま、最終的には新型イージスと共に実際に『CORDURA EURO ライディングパンツ』を履いて、ちょいと走りに行こうとは思うのですが、まだまだ昼間は28度とかになるので、常用するには暑すぎます。
とりあえず家で試着した感じですと、ストレッチ素材のおかげで圧迫感も無く、ライディングパンツ風にしては動き易いかな?
あと『CORDURA EURO ライディングパンツ』も細身なシルエットですので、基本的には普段履いているパンツのワンサイズ上を買うのが定石と思われ、なんなら試着必須かもです。
そんな感じで入手困難な『CORDURA EURO ライディングパンツ』ですが、とりあえず各店舗に1サイズ1着づつくらいは入荷しそうな雰囲気ですので、是非みなさんも近所の『ワークマン』に通って、この『CORDURA EURO ライディングパンツ』を入手してみて下さい。