今、秋葉原が危ない!
みたいな危機感を煽るタイトルを付けるのがWEBメディアでのセオリーですが、あえて言おう!
「いや、マジに早く行けって!!」
東京オリンピックが近づくにつれ、あれこれ再開発的なのが都内で進んでいます。
再開発と言う事は古い建物を撤去して、新しい建物と言うかビルをオッ建てる訳でして、買収された古い建物のオーナーは家賃を値上げしたり更新料を値上げして、入っている店舗を追い出す訳ですな。
後は家賃の安かったガード下とかが、老朽化による補強工事とかで閉店のパターン……。
と、言う訳で飲食店の全盛期ってか、個人店が主流だった昭和初期とかにオープンした店が入っていた建物は、建物の老朽化とかアスベスト問題とかを理由に建て替えが進んでいる訳です。
で、そこで働いていた人達も世代交代していなければ、かなりの高齢な訳でして、体力的にもシンドイし新しくなったビルの高額な家賃は払えない、と言うか移転してまで続ける体力も資金もないので、この機会に店を閉めてしまうパターンで御座います。
つまり!
去年辺りから加速した”古き良き名店達の閉店ラッシュ”は、まだまだ序の口って事でして、秋葉原もその例外では御座いませんので、ダッシュでGOです!
『あきば食堂』
カツカレーがイチオシ!
店の”おっちゃん”は流石に昔の秋葉原にも詳しいので、店が暇な時は色々と話してくれる。
コスパにも優れているのでランチの選択肢としてはかなり有効。
『すえひろ』
ハンバーグ定食がイチオシ!
何気に地元で働く人達に人気の店でランチはいつも混んでいるが、やはり跡取りは居ないっぽいので、早めに食べに行って欲しいと思います。
定食はボリュームあるのでコスパも高いし、料理も美味しいので是非!
『キッチン竹乃子』
春巻きと生姜焼きは必食!
こちらは跡取りがいるので大丈夫だとは思うのですが、建物はちょいちょい古いので建て替えのタイミングが来たら謎ですので、1度は行ってみて欲しい店。
と、言うか昭和通りの向こう側はナイスな店が多いので、本当に美味しい定食が食べたければ足を伸ばす必要はあると思います。
『村役場』【閉店】
ジャンボステーキ定食がステキ!
跡取りが居なさそうなのも危機ですが、秋葉原のグルメスポットでもある”第2東ビル”自体が古いビルなので、今そこにある危機です。
今でも昭和レトロ全開の居酒屋で人気ですが、何気にランチ営業が神ですので賢く利用して欲しいと思います。
(閉店しました)
『町役場』
件のカツ丼
さりげなくデカ盛り定食がちょいちょいある『町役場』こそ、秋葉原のパワースポットだと思います。
とは言え、コチラも跡継ぎは居ないでしょうしビルも古いので、一刻を争う案件である事も報告しておきましょう。
とにかくランチの定食はコスパも含めて鬼ですので、秋葉原に通うなら必食の店だと思います。
『南部や』【閉店】
旬の魚を使った刺身!
働いている方達全員、めっちゃベテランですので何かのタイミングで終わってしまう危険性をはらんでいます。
もっとも今現在はみなさん楽しく営業してらっしゃるので、モチベ的には大丈夫でしょうが、やはりビルの立て替えによる”売却→更新料&家賃値上げ→立ち退き”のコンボは返せないと思うので、早めに飲みに行った方が良いと思います。
(閉店しました)
『い志山』【閉店】
カツカレー
娘さんっぽい方が切り盛りされているので大丈夫かなとも思うのですが、調理している大将は結構良い歳ですので、何かのきっかけで分からない『い志山』で御座います。
秋葉原のカツカレークラスタには推しの店がそれぞれあるとは思いますが、コチラを食べてなかったらイカンと思うので、是非食べに行ってみて下さい。
(閉店しました)
『とんかつ赤城』【閉店】
カツ丼
秋葉原のカツ丼を語るなら絶対に外せない『とんかつ赤城』です。
と、言うか本当に秋葉原を愛しているならチェーン店で喰ってないで、こういう個人店を積極的に利用して欲しいと切に願う筆者で御座います。
(閉店しました)
『フレンド』【閉店】
カツカレーとか
まさに今、マッハで行くべき店は『フレンド』である事は間違いないでしょうか?
何せ建物がメッチャ古いので、いつ売却されてもおかしく無いと思います。
と、同時に昭和初期の華美な内装の面影を残す、貴重な文化遺産でもあるので見学がてら食べに行きましょう!
(閉店しました)
たまには後書き
最後に断っておきますが、別に廃業しそうな店を選んでいる訳ではなく、あくまでも店主が高齢とか”跡取りがいないっぽい店”かつ、秋葉原らしい店をチョイスさせて頂いています。
つまり筆者的にはこれらの店には末永く続いて欲しいと思っていますし、チェーン店は爆発しろって方向性は変わりません。
確かに居酒屋とファミレス、個人の定食屋さんは関係なさそうな感じですが、人が外食に使う予算はそれぞれ限られているし、一人当たりMAXでも一日三食である事を考えると、クソ安いだけが取り柄のチェーン店で外食すれば、その分だけ他のチェーン店や個人店の売り上げが落ちる訳です。
で、チェーン店であればそれぞれの店が薄利多売だったり、社員やバイトの給料をさりげなくちょっとづつ安くすれば黒字化は出来る余地は有りますが、個人店の場合は他で補填出来ないのでマッハで潰れてしまう可能性……あると思います。
もっともチェーン店ですら薄利多売競争が激化し過ぎて赤字化してる所もあるんですが、そこは自業自得と言うか自らが招いた結果ですし、どうせ最終的には破産してチャラにしつつ、他に買収された形にして会社と看板変えて新規で出店するだけですので、ぶっちゃけチェーン店自体の数が減っている様には見えません。
つまり、この流れで行くと個人店がどんどん減って、外観も内観も似た風な良く言えば”どこで食べても同じ味”なチェーン店ばかりが生き残る状態が加速するのは、間違い無いと思います。
と、言う訳で今年に入って秋葉原の飲食界隈が激変している感じですが、それはまだまだ序の口……と言う認識をすべきかなと。
って事ですので、早い話が秋葉原に通ってるなら、たまには違う店とか行ってみたら良いと思うし、「どこから先に攻略すべきか?」みたいな優先順位を考えれば、答えは見えて来ると思うので、後悔しない様に行動してみたらいいじゃない。